「東日本大震災」の発生から今日で9年。
「阪神・淡路大震災」で被災者の「心のケア」のパイオニアとして奮闘しつづけた精神科医の「安克昌」さんの著書「心の傷を癒すということ」を読んでいます。
NHKの土曜ドラマで放映されたのがきっかけで「安克昌」さんのことを知りすぐに本を購入しようとしたのですが売れ切れとのことで、昨日やっと届いたのです。
ドラマをご覧になった方やすでに本を読まれた方も多いと思いますので私の拙い感想などは省きますが、お兄様の安俊弘さんも原子力工学の専門家として「東日本大震災」で起きた福島事故後の対策と「脱原発」に向けた「出口戦略」について関わった方だということを知りました。
「東日本大震災」から9年を経っても未だに心の傷を癒すことが出来ずに苦しんでいらっしゃる方が沢山いらっしゃるのではないでしょうか・・・
そしてまた、今回私はこの本を読んでNHK大阪放送局が「どようないきさつでこのドラマを制作したのか」ということも知りました。
ニュース報道など、NHKもいろいろと批判されるべき点はあるかもしれませんが、でもこのような「安先生のご家族やご友人の方々からも繊細に何度も何度も聞き取りや調査をし、とても丁寧に作られているドラマ」は民放テレビではあまり見られないと思うし、やはりNHKだから出来るのだと思うので、これからも頑張って「心の傷を癒すようなドラマ」を作って欲しいと願っています。
この本に出会えて本当に良かったと思っています。