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心が暖かくなる話

街で見た聞いた、「心が暖かくなる話」。
さあ、肩の力を抜いてみませんか?
            by 千葉正孝

第344章「聖火」の話

2008-04-25 | かなしい
朝6時前
羽田に降り立ったオリンピックの聖火
何もなければ大歓迎
何となく難しい立場の今日の聖火

その昔、何があっても平和の象徴
わけ隔てなく歓迎されるはずだった聖火
とても寂しそう

オリンピックの精神は何処!

〔おまけ〕
古代オリンピックでは争いを中断して競技をしたとか。今は国威発揚や政治活動の道具になってしまったんでしょうか。
私がこの眼で見たのは東京オリンピックの聖火です。在学中の高校の前の道を陸上部のキャプテンがトーチを高くかかげ走って行きました。全校生徒は道の両側に並び、あっけなく通り過ぎたなどと話しながら、残った薄煙を見つめ教室にもどりました。警備の人や警官はあまりいなかったような、のんびりとした時代でした。そうそう、高校のOBが馬術競技に出場していました。遠い昔のできごとです。
札幌オリンピックの時は学生で北海道にいたのに何も覚えていません。よほど大学が楽しかったのか・・・???

第340章「五月病」の話

2008-04-12 | かなしい
今年は、はや五月病の発症が見られるらしい
入社式、希望を持って社会人になったはず

社会が悪い?
教育が悪い?
親が悪い?
本人が・・・?

自らと社会のギャップに気づくのが早すぎた春?

〔おまけ〕
専門家によると、「新入社員が心身の不調を来す時期が早くなり、入社直後に出社できなくなる人もいる。」とか。頑張りすぎに注意!気楽にね。

第323章「かわいそうな餃子」の話

2008-02-03 | かなしい
「冷凍餃子」「農薬中毒」
日本中が大騒ぎ

日を追うごと
「冷凍食品」「中国産」にまで対象が広がり
自主回収、取扱い自粛、メニューからの削除、生産休止

ほんの一握りの不心得者のために
廃棄処分を待つ冷凍餃子

泣いている、ただおいしいと言われたかった餃子たち!

〔おまけ〕
安心や安全には手間やコストがかかることを忘れてしまった便利な社会です。
そして、ある一点だけを取り上げて煽るマスコミが存在します。
冷静に、そして自己責任を忘れないようにしたいものです。

第318章「商魂」の話

2008-01-19 | かなしい
1月17日、阪神淡路大震災から13年
その朝、ニュースで地震を知り仕事場へ

関西地区の事業所とは連絡が取れず
しばらくして、京都の工場長から電話
「工場の外に出て、公衆電話
 工場内一部破損、操業にはあまり影響なし
 兵庫・大阪在住従業員の安否は確認中。」

交通手段もなく、電話であれこれ連絡を取り合うばかり

そんな中、あるコンビニチェーンの名古屋地区から電話
「京都工場からの商品到着が遅れているが、いつ届く?」

交通マヒだよ、配送車は渋滞の真ん中だよ、ニュース見てるのか

ああ、商魂!

〔おまけ〕
工場の被害は軽微でも、交通マヒで従業員の出社や商品配送に影響があり、数日間は商品供給に影響が出ました。工場復旧や従業員の交通手段の確保、回復直後には被災地への救援用商品の提供やら、関西地区の従業員のみなさんは大奮闘でした。
それにつけても、あのコンビニチェーンの「供給義務があるのだから商品を持って来い、できなければ売価保証しろ。」の発言はチョットね。

第308章「園児」の話

2007-12-22 | かなしい
仕事場の前の公園

毎日12時30分になると
すぐそばの学校の食堂に早変わり
コンビニの、スーパーの、お弁当屋さんの
思い思いの昼食を広げる

同時に立ち並ぶオレンジ色のジャンパーを着た一団
背中には、「○○GAKUEN STAFF」
手にはほうきとちりとり
学生たちが弁当容器や吸殻を散らかすので
配置された学校の職員たち

学生のマナーは園児なみ!

〔おまけ〕
この大学・専門学校は、校舎が全部公道に面しています。夕方の講議終了時になると、今度は各校舎前にオレンジ色が立ち並びます。嘆かわしい限りです。

第299章「新築」の話

2007-11-24 | かなしい
看板やネオンに明かりがともる
仕事場からの帰り道

ジュンク堂池袋本店に行こうと近道
パーク通り商店街のアーチをくぐると
新築の家が5・6軒
屋根型、平型、囲い型、好みの間取り

そう、銀行の軒下の段ボールハウス
毎日新築し、ご近所同士で談笑中
それぞれの人生
寒さがつのる

間もなく師走!

〔おまけ〕
段ボールハウスのどこかに、「ダイワハウス」の文字があるCMなんて、絶対できませんよね。
温かい家族と暖かい家に帰ることができ、つまらない駄洒落の言える自分は、ミシュランの三ツ星に行けなくとも幸せ。

第284章「合格」の話

2007-09-16 | かなしい
13日、第2回新司法試験の合格発表

5月19日の朝
仕事場に行く途中
サンシャインシティーの設けられた一次試験会場に急ぐ人たち
あれ以来、気になって

一次試験受験者 4,607名
一次試験合格者 3,479名(合格率75.52%)
最終合格者   1,851名(最終合格率40.18%)

頑張って合格したのに
レベル低下が危惧されて

先日の鳩山法務大臣(私見と前置きして)の発言

「毎年3,000人増えるのは多すぎる!」

〔おまけ〕
昨年の第1回試験の時には、合格者ゼロの大学がありました。今回はかろうじてゼロは免れたものの、法科大学院の生き残りも熾烈になるんでしょうね。
一次試験の話は「第251章『新司法試験』の話(2007.5.19)」で。

第238章「大勝軒 その後」

2007-04-01 | かなしい
3月20日閉店の東池袋大勝軒
連日、従業員によって
什器の撤収や清掃が行われ
何にもなくなってしまった店内

29日の昼休み
昼食を食べに出て
仕事場にもどる途中
いつも通りのTシャツ、ジーンズ、白長靴、タオルの鉢巻
最後の片づけをする従業員

それを見守る、杖をついた山岸さん

思わず「寂しいね!」と声をかけた

「すみませんね!」と山岸さん

いつも通りの満面の笑み

仕事場にもどったら、大勝軒の「特製もりそば」を食べてきたような気持ちに!

第234章「大勝軒最後の日」の話

2007-03-21 | かなしい
1961年(昭和36年)開店の東池袋大勝軒
45年間暖簾を守った山岸一雄さん
再開発の進展に伴い、昨日で暖簾を下ろす

昨日の朝は開店前にすでに100人以上の行列
先頭の人は前夜の22時から

道の向こうから今年完成のエアライズタワー(42階)が見下ろし
そして、大勝軒のあたりには4年後新たに53階建のビルが建つ

池袋も、どんどん特徴のない街になるのかな!

〔おまけ〕
エアライズタワーについては「第220章『また一つ』の話(2007.2.4)」を読んでください。
東池袋大勝軒は、仕事場から一番近いラーメン屋でしたが、行列に恐れをなし一度も食べないまま閉店してしまいました。その代わり、暖簾分けした店で一番近い南池袋大勝軒に良く行きます。麺の量はここもハンパではありません。

第218章「みんなで渡れば・・・」の話

2007-01-31 | かなしい
不二家、賞味期限偽証発覚
明るみに出て、企業姿勢が批判される中
新聞社会面下段広告の異常
毎日の様に、「お詫びとお知らせ」
賞味期限表示の誤り、賞味期限切れ原料使用、原材料の誤表示
「今後はこの様なことのない様、チェック体制を再構築し・・・」

問題多発で
消費者の感覚麻痺の間隙を狙って
「今の時期、ウミを全部出してしまえ」、「みんなで渡れば怖くない」

けしからんと思いつつ、自己責任の我が家の冷蔵庫に賞味期限切れは?

自戒!

第187章「時間がない」の話

2006-11-04 | かなしい
高校生のころ
65分授業を1日5校時、土曜日は2校時
合計すると週に実質1,755分=65分×(5校時×5日+2校時)

今の母校
45分授業を1日7校時
合計すると週に実質1,575分=45分×7校時×5日

昔に比べて週180分少ないのは明白、年間では・・・
ゆとり教育、学習指導要領
期待される結果は大学合格率
たてまえと運用
そして、母校も履修単位不足校に名を連ね

誰が悪いのかな?不要な教養ってあるのかな!

第172章「80歳の少年」の話

2006-09-23 | かなしい
70歳まで仕事をし
これからは好きなことをしようと
パソコンでグラフィックを勉強し
孫たちの写真をデジカメで撮っては
取り込んで加工

9月15日、その義父が亡くなった

入院中も
次はセラミックのことを勉強したいと
参考書を買ってこさせ
いつまでも挑戦していた義父

お棺の中に参考書を入れてあげた

今頃、勉強しているかな、80歳の少年!

〔おまけ〕
義父のお別れの会から一夜明けた20日、生前から用意していたと言う墓所へ義母を連れて行きました。墓石には「Going My Way」と刻むことにしました。

第168章「冥王星の冥き途」の話

2006-08-27 | かなしい
とうとう出た結論
「冥王星は惑星ではない、新分類の矮惑星とする。」

1930年、米国人によって発見され
ギリシャ神話の冥界の王にちなみプルートと命名

発見当時から、他の8つの惑星とは違うと指摘
最近、冥王星のような天体が相次いで発見され
今回の国際天文学連合の総会提案
一つ目は、米国の顔をたて、3つ加えて「惑星は12個」の案
二つ目は、冷静に見て「古典的惑星は8個」、その他は違うの案

科学者らしい結論、教科書の訂正が大変!

〔おまけ〕
プルートはミッキーマウスの飼い犬の名前と同じなので、米国での反発が大きいとか。
科学の世界にも、国家の影がちらつく昨今、適切な結論だと思います。もし、宇宙を作った神様がいるとしたら、「科学の力で解決しなければならないもっと大事なことがあるのになあ。」と苦笑しているかも知れません。

第159章「路線価と花火」の話

2006-08-08 | かなしい
今年の路線価が発表され
標準宅地の全国平均が14年ぶりに上昇

良く見ると
都会は上昇、地方は下落
地方でも、広域合併の中心地は下げ止まり、周辺は下落

今がシーズンの花火大会
スポンサーの減少で、大会の縮小・中止
それも路線価の上げ下げに微妙に符合

路線価を維持し、花火を打ち上げた街
路線価が下落し、花火も上げられない街

「格差」は日本の隅々まで!

〔おまけ〕
市町村合併で中心地になれなかった街はドンドン寂れて行くのでしょう。行事も花火も中心地で合同で行われる所も多いようです。おらが街の・・・が何もなくなったら、街への愛着も薄れてしまうことでしょう。