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心が暖かくなる話

街で見た聞いた、「心が暖かくなる話」。
さあ、肩の力を抜いてみませんか?
            by 千葉正孝

第383章「新年」の話

2009-01-08 | きいて
1月5日
御用始

わが仕事場では
9時、代表の年頭の挨拶
厳しい中でも雇用確保を宣言
その為には
生き残る為には
全員でコスト削減に仁取り組もう
賃金シェアリングも覚悟しようの激

紙コップのお酒で乾杯

9時15分、早くも通常業務に突入

後輩たちに、仕事と生活を確保する為、何ができるかな!

〔おまけ〕
「雇用確保」の声が流れたとたん、有期契約社員や派遣社員のみんなの顔がほころんだように見えました。その後の仕事場に活気があったのは、お正月だけのせいではないようです。

第380章「誕生日」の話

2008-12-04 | きいて
誕生日

何回目かな
だんだんうれしくなくなって来たな
でも、家に帰ったら何かいいことあるかな

飲み会の誘惑を蹴り
自分でバースデイケーキを買うのもおかしいからやめ
急いで帰った我が家

外灯は点いていたが
鍵がかかり誰もいない

ケーキかプレゼントを
買いに行っているのかな
しょうがないな
夕飯を作っといてやるか
急ごしらえのおでんができたころ

娘が帰宅
「そうだ、誕生日オメデト!」
『それだけ?』
「それだけ!」

息子が帰宅
「あっ、おでん、食べる!」
『・・・。』
「・・・。」

妻が帰宅、何かの会合に行っていたみたい
「あっ、おでん、食べてきたけど食べようかな!」
『・・・。』
「・・・。」

こうして、誕生日は普通の日に!

〔おまけ〕
翌日、帰宅したらケーキが買ってありました。

第378章「かまど」の話

2008-11-24 | きいて
年に一度の防災訓練

消防車とはしご車が着き
オレンジ色の消防隊員も揃う

普段御無沙汰の防災委員
罪滅ぼしに早めのスタンバイ

集まり始める町内会の面々
連休の中日で心細い出席率

持ち場はかまど
お釜で湯をわかし
アルファ米の炊き込みご飯

若手がかまどに火を

新聞紙を入れ、火をつけて
薪をどんどん重ね
煙がもうもうと立ち上る

見ていられない
新聞紙は丸めて
薪は細いものから
互い違いに重ねて
新聞紙であおいで
太い薪をくべて

しばし

ゴーッと音をたてて
蓋の間から湯気が

伊達に食ったわけじゃないよ、年の功!

〔おまけ〕
キャンプとか野外炊飯とか、便利な携帯燃料や器具で育った人達は、かまどや薪は苦手なようです。
さて、連休最終日ですが、これから九州に出張です。

第374章「もう一つの田舎」の話

2008-10-22 | きいて
10月12日は中学の同窓会
それも「還暦祝い」

父の転勤で転校し、卒業した海辺の中学校
卒業の夏にはまた転勤で、ほんの少ししか住まなかったのに
いまだに郵送される市の便り
いつもなつかしく読んでいます

亡くなったばかりの父が一番の働き盛りのころ
行きたいけれど、思い出が濃すぎて涙を流しそうで
行きたいけれど、長のご無沙汰が気恥ずかしくて
同窓会は欠席

いつも遠くから見守っています

みんな、みんな、いつまでも元気で!

〔おまけ〕
すぐに転勤だろうと、私は家を離れ遠くの高校へ入学しました。下宿生活です。高1の夏休みになり、家から来た葉書の住所を頼りに電車に揺られ新しい帰省先を探しに行きました。すると、塀の上に見覚えのある猫が「ニャー!」、「あっ、ここが新しい家だ。」、表札を確認し「ただいま!」と玄関を開けた思い出があります。
今年も、商工観光課からグランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで開催される「ふるさとのつどい」の案内が送られて来ました。

第372章「けじめ」の話

2008-09-29 | きいて
亡父の49日法要、納骨

お坊さんに言わせると
今日から仏様になるそうだ
阿弥陀様とご先祖に迎えられ
今度は、立派な仏になるための勉強が始まるとのこと

このことは今日からは
亡父は「命の抜けた物体」から「命ある精神」に変わると言うことなのか?

だから、残された者たちも
いつまでも悲しまず
日常を取りもどせと言うことなのか?

そろそろ、動き出そう、「けじめ」をつけて!

〔おまけ〕
理屈は通っていそうでも、見方を変えるとおかしいかな?嘘も方便と言う言葉もありますね。
でも、今はお坊さんの言うことを信じようかなと思います。いや、拠り所にして前に進まなくちゃ。

第367章「触発」の話

2008-08-04 | きいて
大昔、多感なとき
現代ロシア文学に魅せられて
ソルジェニーツィンのイワンデニーソビッチの一日を読む

同じ思いの仲間となぜか同人誌
誌名は「パラーシャ」
ロシア語で「糞つぼ」「肥溜め」
語感の良さと言葉の意味の違いに大満足

でも、その思いは続かず
創刊号は廃刊号

ガリ版刷りの思いでは、まだ家のどこかにあるはず

アレクサンドル・ソルジェニーツィン逝く!

〔おまけ〕
結婚したばかりのとき、「パラーシャ」を妻に見せたことがあります。自分の青春はこれだったと。
今、思い返すと、家族と故郷を思う青年の心が書きたかったのかな?

第366章「国際親善」の話

2008-07-31 | きいて
帰り道、バス、始発の駅前

手にメモと千円札を持った女性
後ろ乗りの乗車口でまごついている
バスカード挿入口、整理券発行機、PASMOのタッチパネルに千円札を

突然、「両替ハ運転席アルヨ!」とそばに座って見ていた乗客
「アリガトゴゼマシタ。」とその隣に座った中国人風の女性
乗客の注目を浴びたまま、バスは発車

「運転手さん、この人○△で下りたいんだって。」
「はい、△○と言うバス停ならありますが。」
「良カッタアルナ、△○デ降リルアルヨ。」
「アリガトゴゼマス。」

身近に見た国際親善!

〔おまけ〕
この女性は降りるとき、両替の仕方を間違えてしまい、運転手は会話マニュアルのファイルを引っ張り出して説明し、最後に「OK」と一言。後ろに並んだ人たちはニコニコしながら黙って見つめていました。
親切な乗客の妙な言葉(テレビや映画の中国人役が話すお決まりの日本語)がこう言う場で使われ、とても不思議な気分になりました。
北京オリンピックでも、逆の体験談がたくさんあるといいですね。

第365章「草むしり」の話

2008-07-21 | きいて
大昔、サンフランシスコ
ゴールデンゲートブリッジ

「この橋は、1年かけて塗り替えます。」
と聞き
『終わった次の日がまたスタート?』
とエンドレスな仕事をする人に同情したような

わが家の小さな庭
休みのたびに、草むしりに挑戦
暑い、蚊が出る
タオルを頭に巻き、蚊取り線香を足下に

取りきれずにまた来週

ご苦労さんのビールだけは着実に消化!

〔おまけ〕
いつもきれいな庭にしておきたい気持ちと、秋になれば枯れることがわかっている気持ちが交差し、なかなかはかどりません。以前は、きれいな芝生だったのに・・・。

第363章「日常」の話

2008-07-10 | きいて
アレッ、いつもと違う?
警備の警官の姿がない

「警官」の存在が
あたりまえの「景観」になりかかった
サミット警備

公園のトイレも
公共施設のゴミ箱も
地下鉄の自販機も

封印が解かれて戻った、「日常」!

〔おまけ〕
あの、動員されて警備に当たった警官はどこに戻ったのでしょうか?
夏休みになり、家族揃って洞爺湖に行き、「ここで開催されたサミットのために苦労したんだ。」と家族に語りかける警官が何人いるのかな?と思ってしまいました。

第360章「静寂」の話

2008-06-24 | きいて
病気見舞いと、地震見舞いで田舎へ

茶色ににごった川の水
災害派遣の幕を張った自衛隊車両

それさえなければ
15キロ先には避難所が
30キロ先には震源が
存在するなんてウソのよう

恐怖のあと、静寂がここに!

〔おまけ〕
田舎にいる間、時々余震がありました。みんな、少々の揺れでは驚かなくなっていました。

第357章「安心料」の話

2008-06-10 | きいて
仕事場

午前中の外出
午後の仕事に気になる資料
カバンの中へ

帰宅時
明日の仕事に気になる資料
カバンの中へ

でも、めったに読んだことがない

これって、安心料!

〔おまけ〕
昔からのクセです。
今日、6月10日は結婚記念日です。「出会えてありがとう。」「いつも一緒でありがとう。」「これからもよろしく!」なんて恥ずかしくて言えないけれど!

第354章「愛着」の話

2008-05-24 | きいて
厚さ23ミリ

何だと思います?

私の携帯電話の厚み

ワイシャツの胸ポケットがダラーッと下がり
ジンーンズの尻ポケットには窮屈
でも、掌になじむ大きさと重さ
そして、安心できる厚み

「物持ちがいいですね!」
「骨董品ですよ!」

まだ、使ったことのない機能
キズだらけの外観
NOVA最後の機種

なぜか、買い換えられない

これって、「愛着」!

〔おまけ〕
冷静に考えると、「愛着」もあるかも知れませんが、最近の進みすぎた新機種をはたして使いこなせるのか?という「臆病」な気持ちの方が強いのかも知れません。かといって、らくらくホンみたいな機種は見栄を張るわけではありませんがいやですし・・・。複雑。

第351章「菜園」の話

2008-05-17 | きいて
菜園というには
ちょっとおこがましい

二週間前
花壇のすみに土を盛り
支柱を立てて植えた苗

胡瓜、茄子、トマト、ピーマン

出て来るかな
アブラムシ
出て来るなよ
ケムシ

今年は絶対守ってあげる!

〔おまけ〕
過去、何度かトマトには挑戦しましたが、虫やカビにやられてしまいました。今年は生育状況の写真を田舎に送り、通信指導でがんばろうと思います。