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千住散策(五人の会)

2009年02月28日 | 散歩
9時30分に松戸駅改札口内集合。6日ぶりに良い天気で、ラッキーな散策となった。ひとり体調を崩して欠席したので、総勢4人。
<コース>
「南千住駅」から三ノ輪をめぐり日光街道を北進し千住大橋を渡り、本町センター通り・千住宿場通りを散策し「北千住駅」まで

◎「南千住」を10時近くに下車

まず駅そばの「回向院」に寄る。
両国回向院の別院で、元々近くにあった小塚原刑場で処刑された人々を供養するため、1667年に創建された寺である。
安政の大獄で散った吉田松陰終焉の地であり、鼠小僧もここに眠っている。


常磐線線路に沿って歩き、うなぎで有名な”尾花”を通り過ぎ、南千住はずれあたりに、
「浄閑寺」がある。ここは吉原の遊女の投げ込み寺である。
安政2年(1855)の大地震の際にたくさんの新吉原の遊女が投げ込むように葬られたことから「投込寺」と呼ばれるようになった。花又花酔の川柳に、「生まれては苦界、死しては浄閑寺」と詠まれ、新吉原総霊塔が建立されている。


南千住・三ノ輪界隈には戦災をまぬがれた古い町並みがまだ残っている。
都電三ノ輪橋駅が見えてきた。何となくレトロな感じがする駅である。


すこし行ったところに、「円通寺」がある。
上野での官軍と彰義隊との衝突が終わると、上野山内には二百体を越える彰義隊士の遺体が散乱していた、しかし新政府を憚って誰一人遺体を埋葬しようという者もいなかった。心を痛めた任侠人三河屋幸三郎は、円通寺住職の仏磨和尚と相談して、大総督府に願い出て埋葬許可を得た。現在、上野公園内の彰義隊墓所のある地点で遺骸を荼毘に付して、遺骨を円通寺に持ち帰った。円通寺は、当時公然と賊軍の遺体を埋葬できる唯一の寺となった。本堂前には墓石や旧幕臣ゆかりの石碑がたくさん建てられている。
円通寺が、彰義隊士を埋葬する寺となったのを縁に、明治四十年(1907)寛永寺から黒門が移設された。上野戦争最激戦となった黒門には、無数の弾痕が残されている。


旧千住製絨所跡の煉瓦塀がまだ残っている。
荒川ふるさと文化館には、ラシャ場の通称で知られた千住製絨所の歴史が展示されていた。ウール製軍服の国産化が主だったようだ。
その他、三軒長屋が並ぶ昭和41年の路地裏を再現、一日の様子を疑似体験できるとのこと。



「素盞雄(すさのお)神社」
祀られているのは神話のヤマタノオロチ退治でお馴染みのスサノオノミコトと、大黒様の息子コトシロヌシノミコトで、2神を祭神とする石神信仰の神社である。
境内は、古来より「飛鳥の杜」と呼ばれていたが、現在は周囲3.3m高さ30mの大銀杏「子育ての銀杏」が残るのみだ。母乳の出ない婦人がこの大銀杏の皮を煎じて飲むと乳の出が良くなるという伝承をもつことから、絵馬を奉納祈願する習わしがある。
松雄芭蕉の「奥の細道」の千住矢立の初めの一節と芭蕉坐像を刻んだ記念碑があり、毎年、芭蕉が旅立った3月下旬に「奥の細道矢立初めの俳句大会」が催されている。


千住大橋は、昭和47年完成の新橋との二重橋構造で近代橋梁の名作として知られている。
橋のたもとの大橋公園は芭蕉奥の細道出発点で、芭蕉の碑がある。
俳人松尾芭蕉は、千住で舟を降り立ち、ここから奥の細道紀行へと旅立って行った。その際、弟子たちとの別れを惜しみ「行く春や 鳥鳴き魚の 目は泪」という句を詠んだ。


千住宿歴史プチテラス(やっちゃば跡、紙問屋の土蔵)
高札場跡(千住仲町の北詰に立つ)
宿場町として賑わっていた頃の、それぞれの家の商売や屋号が表されている。
本町センター通りを北へ進む


本日の昼食は「柏屋 そば」、北千住で一番美味しいと評判の店。
”ほろ酔いセット”なるものがあり、全員これを注文。
大瓶ピールに厚手の板わさ、大盛りのてんぷら、もりそばが付いて1500円。
これには皆大満足で座敷でしばしくつろぐ。



北千住宿場町通りに入る。
旧横山家は江戸時代から紙問屋を営んでいた住宅木造の重厚な商家造りの家である。
高札場跡は幕府や藩から出される法令・規制を記すおふれがきや罪状を掲げたところ。



名倉医院は1770年創業の整形外科で、この長屋門は江戸時代から保存されている木造建築である。江戸時代から「ほねつぎといえば名倉」と云われる程有名だった。
近くは荒川土手。しばし休息。


「かどやの槍かけだんご」は、炭火で焼き上げる北千住名物だんごで、昭和27年創業。
水戸光圀が江戸と水戸との往来のために千住宿をよく通り、
道中での休憩時に、『槍』を近くの清亮寺にあった松の木に『立て掛けた』、
その『松の木』の前にあった団子屋なので『槍掛け団子』と言うようになったそうだ。
ふわっとやわらかいおだんご1本90円。
「石黒あめ」は手作り飴の店。きなこ、ニッキ、茶玉、黒飴など、約25種類の手作り飴が揃っている。ミックスがおすすめ。
昔なつかしい飴玉が、平台のガラスケースに所狭しと並べられている。


「大黒湯」は大寺院と見まがう風格漂う建物、天井花鳥風月画、湯船には富士山ペンキ絵、通人に「キングオブ銭湯」と呼ばれている。
予定では、ひと風呂あびるつもりだったが、オープン3時前だったので中止。
打ち上げ予定の酒場「千住の永見」は3時30分オープンとのことで、
すこし待って店に入る。名物は千住揚げ、とりナンコツつくね焼。

ここで大体出来上がったので、
残念ながら別腹用の「ラーメン・パーク」(ラーメン世界一と自負した店)には寄らずに、「北千住」から松戸へ。

松戸で2次会後、解散。
  

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