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オリヅルラン

2008年07月04日 | ラン
 オリヅルランはラン科の植物ではないが名前にランが付いているので特別に「ラン」のカテゴリーで取り扱うことにした。
 オリヅルラン(折鶴蘭)は南アフリカ原産のユリ科に属する常緑多年草。観葉植物として最もポピュラーである。
名前の由来は、オリヅルランから出るランナー(走り茎)が伸びて、その先に折り鶴のような苗をつける姿から。
 数年前に入手したオリヅルランが葉の外側が白く内側が緑色で、いつも育てているのと色が逆になっており、また葉も厚いので種類が違うと思っていた。
 調べたところオリヅルランには中斑オリヅルランと外斑オリヅルランがあり、一般にお店で売られているのは中斑オリヅルランだそうだ。明治の初期に渡来した外斑オリヅルランは葉が厚く濃い緑色をして寒に強いので戸外向きだが最近はあまり見かけないようだ。その後改良されてできた中斑オリヅルランが主流で暑さ寒さにやや弱いが室内向きであり明るい葉姿で下垂性が強いということであった。他にやや寒さに弱いシャムオリヅルランという種類もある。
緑の葉と中の白い模様のコントラストがきれいで、ランナーから子株ができる姿も魅力的で、その子株を土に挿せば容易に増やす事ができる。
ただ、これをあまりやりすぎると増えすぎて家の中も外もオリヅルランだらけになり困ってしまうからご用心。それだけ手間がかからないとても丈夫な植物なのだ。

(写真は中斑オリヅルランと外斑オリヅルラン)

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