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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

【信州の里山】キノコの放射能汚染と除染について

2011-10-19 | アウトドア・ネイチャーフォト
【信州の里山】キノコの汚染と除染について


 放射性物質に汚染されたキノコと、その除染方法について。「菌根性キノコ」と「腐生性キノコ」に分けてまとめてみました。特定の樹木と共生する「菌根性キノコ」は、放射性セシウムを腐生菌の約10倍吸収(同じ条件の場合)。主な「菌根性キノコ」は、アミタケ、コウタケ、サクラシメジ、シモコシ、チチタケ、チャナメツムタケ、ハツタケ、ハナイグチ、ホウキタケ、ホンシメジ、マツタケ、ヤマドリタケモドキなどです。
 但し、高汚染地では腐生菌でも、チャナメツムタケやシモフリシメジなどは、非常に高い汚染値が出ています。長野県のキノコについては、県のサイトで確認を。

 後半にウクライナ放射線医学研究センターとフィンランド食品安全局による除染方法も載せてあります(意訳)。汚染されたキノコは食べないのが一番いいのですが、どうしてもキノコ狩りをしたい、食べたいという人のためのスラードショーです。実際の除染は、ネットなどで詳細を確認の上、ご自分の判断で行ってください。また、栽培キノコについては、生産者かメーカーにお問い合わせください。独自に検査しているメーカーもあります。
Radioactive contamination and decontamination for the mushroom.

 大きな画面でご覧になりたい時は、左上のsaijouzanさんのアップロード動画の文字をクリックして、Youtubeのページを開き、画面の右下の歯車で720pを選んでください。次にその右の四角をクリックして、シアターモードでご覧ください。

 キノコの放射能汚染についての記事は、ふたつ前の記事をご覧ください。下部に関連外部リンクもあります。

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★ネイチャーフォトのスライドショーやムービーは、【Youtube-saijouzan】をご覧ください。ニホンカモシカや粘菌、森のあんずのスライドショー、トレッキングのスライドショーがご覧頂けます。

★ネイチャーフォトは、【MORI MORI KIDS Nature Photograph Gallery】をご覧ください。キノコ、変形菌(粘菌)、コケ、花、昆虫などのスーパーマクロ写真。滝、巨樹、森の写真、森の動物、特殊な技法で作るパノラマ写真など。オオムラサキとスミナガシの写真はこちらにたくさんあります。

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2 コメント

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食べて生きる、そういう営み (pfaelzerwein)
2011-10-21 00:58:24
一連の記事大変興味深く読ませて頂きました。

危険に対する情報と、それを研究熟知して、それでも拘り続ける姿勢は素晴らしいです。そして各々が自分で判断する。

そもそも食べて生きるというのはそういう営みなのでしょう。
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コメントありがとうございます (モリモリ)
2011-10-21 08:27:52
たまたまチェルノブイリ後3年目のノルウェーに行って大変な状況を知ってから目覚めたのですが、ベラルーシのある人の「気にしない、気にしてもしょうがないという人から病気になって死んで行った」という言葉を聞いて、これは自衛しかないなと思いました。

野生動物は、そういうギリギリの生きる営みを毎日やっているわけですからね。放射能は人類を原初の姿に引き戻してしまう生物学的には最も反動的な物質だと思います。

食べるということは直接自然と関わる事だと最近痛切に感じています。
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