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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

長野電鉄屋代線で岬・城跡・古墳巡り(妻女山里山通信)

2010-09-23 | 歴史・地理・雑学
地図を見るにはこの文章をクリックしてください。左の地図はダミーです。表示に多少時間がかかる場合もあります。地図のアンカーマークをクリックすると説明が表示されます。

 長野電鉄屋代駅から松代に向かい乗車すると、右手にいくつも尾根が見えてきます。そこには歴史マニア垂涎の山城や古墳が数多くありますが、多くの尾根の先端に「なになに崎」という海に突き出た岬のような地名がついています。そして、その下に広がる平地には、「なになに沖」という地名がついたところがたくさんあります。

 たとえば、清野の弓形の平地は清野沖といい、東沖、中沖、西沖と分かれています。畑仕事に行く事を「沖へ出る」といったこともあるようです。その昔、川中島が湖沼や湿地帯だったころの名残でしょうか。川中島は主に犀川の氾濫原でした。千曲川は流量の豊富な犀川に押され、南側の山脈に押される様にして強く蛇行しながら流れていました。

 前述したように、この千曲川右岸の山々には、古代から戦国時代、江戸時代と、歴史マニアや歴女垂涎の史跡や遺構がたくさん残っています。それらをgoogleマップのマイマップに描画してみました。ブルーの黒点が岬。レンガ色が城跡、黄色が古墳、水色はその他の史跡や地名です。地形モードでご覧ください。ポイントの位置は、必ずしも厳密ではなく、その周辺を表すこともあります。長野電鉄屋代線に乗ったつもりで屋代駅から順に辿ってみてください。また、実際に乗車して訪ねてみるともっと面白いと思います。
 
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3 コメント

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地形測量 ()
2010-09-24 06:37:34
松代は湖の底ではなかったかと思います。外から来るとそのように感じます。西山地方の山地や高井地方の扇状地を転々として育ったものとして松代や川中島地方は湖底や河土の堆積地のように感じますね。
松代の家の周りも湿地ですし城跡のあたりは川の水が流れにくいですね。
沖や岬など地名を調べると面白いですね。
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川中島 (モリモリ)
2010-09-26 07:06:04
川中島は、犀川がつくったものですね。千曲川左岸の東福寺でさえ水田の水は犀川のものです。右岸の畑を深く掘ると犀川の白い砂が出てくることがあります。それだけ犀川の力が大きいということでしょう。
清野沖は、千曲川の後背湿地です。今でもポンプで排水をしています。
土口も雨宮の渡以北は千曲川の氾濫原でした。起(沖)返という地名があります。ずっと山側の倉科には、舟つなぎ石というものがあり、千曲川の旧流で舟をつないだ石といわれています。
千曲川は、塩崎から松代にかけて流速が極端に遅くなるので、古代から港が発達したのでしょう。松代の古名「海津」もそこから出たのだと思います。
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長芋 ()
2010-09-26 09:18:44
千曲川の砂と犀川の砂が違いますね。
千曲川左岸は川中島白桃の畑で右岸は長芋の畑ですね。
千曲川の砂は土砂で岩野は長芋の特産地ですね。

野次喜多道中で野次喜多がとろろ汁を飲んでる茶屋で有名な 静岡の鞠子(丸子)の宿の丁子屋のように、岩野や清野あたりに有名なとろろ汁の茶屋を開店しませんか?
鞠子の宿へ研修に行きましょう。あちらは栽培自然薯を使ってます。団体バスが押し寄せるそうです。
岩野の長芋で とろろ汁 麦とろ 長芋をつなぎに使った とろろそば なんていいでしょうね。
あちらは安倍川のきなこ餅もありますね。

犀川の砂は砂礫ですね。もしや賽の河原とは犀川の河原のことでしょうか。丹波島で六文銭を払って善光寺へ行ったのでしょうか。
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