風に吹かれて アンマン

日々の想いを記録に残せたらと願っている
内容は「ヨルダン事情・風物詩・気質」「中欧旅行記」「シリア旅行記」などからなる

ヨルダンのお正月

2009-01-01 | ヨルダン風物詩
2009年 元日

明けましておめでとうございます。

ここアンマンから約200km離れたパレスチナ自治区ガザで戦闘が続く中
我々はヨルダンで初めてのお正月を日本から7時間遅れで迎えた。

ヨルダンでは人口の7割をパレスチナ人が占めるといわれ、イスラエルに対する
抗議のデモなどが行われてるようだが現在のところ平穏である。

(パレスチナの詳細については以前に記した
「パレスチナ」2008-08-30  カテゴリー: ヨルダン事情・・・を参照いただきたい)

我家でも日本にならってここヨルダンでもお雑煮で新年を祝った。
いくらかでも雰囲気をだそうとあるものでおせち風にもしてみた。

お椀などの器は過去のヨルダン在住の日本人から今、我が家に受け継がれた物である。
先達の器にかけた想い、伝統の重さを深く感じる。


(我が家のおせち お雑煮は味噌味である)

イスラム暦では先月末の29日が新年だったようだが、ここアンマンでは
アザーン(モスクから流れるお祈り)がいつも以上に力強いかなってくらいで
目立って祝っている風ではなかった。
お祝いという意味では、先のラマダン明けや犠牲祭のほうが盛大なようだ。

こちらでは新年とクリスマスとは一緒くたのようである。
クリスマスのサンタなどの飾り付けもクリスマス後もそのまま新年まで
置いてある。

玄関のドアーにクリスマスと新年用のメッセージ記したものもある。


(Merry ChristmasとHappy New Yearの文字が見える)

それはお店のディスプレイでも同様である。


(ショーウィンドウにて)

また我が家の向かいの家ではクリスマス終了後の26日から玄関に飾りを付けたが、
それはどう見てもクリスマス用だった。


(我が家の向かいの玄関)

街を歩いていると、日本で新年にしめ飾りを玄関に付けるように
クリスマス用の飾り付けを玄関につけているのをよく見かける。


(玄関ドアにしめ飾り よく見るとサンタである)

今年2009年は干支によれば己丑(つちのとうし)だそうである。

ものの本によると「己」の字は、草木が繁茂し、形が整然としている状態を表しており、
また「丑」の字は「紐・からむ」意味で、芽が種子の内部でまだ伸びることができない
状態を表しているそうだ。

過去の丑年を振り返っててみると73年にはオイル・ショックに端を発したトイレット・ペーパー騒動、
85年には山一證券や北海道拓殖銀行の破綻などの金融ショック、
さらに97年には日航ジャンボ機の墜落などのような出来事が起こっている。

己丑なる漢字の字源・由来、あるいは過去の出来事などを根拠に、
あるいは類推・発展させて今年の運勢、行く末を論じてる向きもあるようだが
私自身はなんとか子供たちも含め家族ともども無難に健康で
この一年マイペースで過ごせたらと願っている。

今年もよろしくお付き合いのほどお願い致します。

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