風に吹かれて アンマン

日々の想いを記録に残せたらと願っている
内容は「ヨルダン事情・風物詩・気質」「中欧旅行記」「シリア旅行記」などからなる

アンマン到着

2008-06-09 | 日本出国(ドバイ経由でアンマンヘ)
09:50(日本時間より7時間、ドバイ時間より2時間遅れ)
飛行機はついに最終目的地のアンマン空港に着いた。

日本時間では26日の16:50となる、自宅を25日の13:00に出たので
まるまる1日と3時間50分かかったことになる。総飛行時間は16時間30分だ。
ほんとに長い旅だった、疲れのせいか遠くに来たという実感がある。

空港のピック・アップ テーブルの所で会社の人が出迎えてくれた。
こちらでは許可をとれば、外部からここまで入ってこられるそうだ。
今までの空港ではそんなことがなかったのでちょっとびっくり。

迎えの車までの間、さかんに手伝うといって荷物を運びたがる人が群れてくる。
奪われないよう自分の荷物から手を離さず要らないと体で伝えるが、かなりしつこい。

車に乗り込みホテルに向かう。途中、山肌というか白い岩肌が目に付く。
草花も暑さと乾燥のなかを必死で生きているのか線が細い。

ホテルに近づくと建築中の高層ビルが見えてきた。ホテルになるらしい。


(高層ビル ホテルになるらしい)

ホテルに着いて、午後からのオリエンテーションまでの休憩時間、緊張のせいか眠さはない。
妻も同様のようだ。二人してただぼんやりとしている。

ふと関空のラウンジでおにぎりを確保してきたことを思い出す。二人でほおばる。
美味しい!!
日本の素朴な味が心に沁み和ませてくれる、しかしすぐにそれはこんな遠くまで来たんだとの実感と、
生活の不安、あと戻りできない切なさに代わり心を占めてくる。

妻も同じ気持ちなのか無言である。
夫婦ともども、ただ黙々とひたすらおにぎりを噛みしめ続ける。
でも一見、私の表情は淡々としていただろう。
私が妻と同じ顔をするのは許されない、ひたすら自分を鼓舞する。

「風に吹かれて」ここまで来たが私の責任はとてつもなく大きい。
その重さがズッシリと圧し掛かる。
自分が決めたこと、もう背負うしかない!
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日本出発(3) ドバイ空港にて

2008-06-09 | 日本出国(ドバイ経由でアンマンヘ)
翌26日、05:55(ドバイ時間、日本とは5時間の遅れ)ドバイ到着
ここで乗り継ぎのためおよそ2時間半ほど時間がある。

朝の6時過ぎだというのに、空港は人でごった返している。各地への乗り継ぎの客が多いのだろう。
聞いてたのと同様、空港は広く、店は高級品店が多く豪華で値段は高そうだ。
妻がコーヒーを飲みたいと言う。スターバックスに似た感じのCOSTAという店で求めるが6ドルと日本よりはかなり高い。

暇なので隣の若者に話しかけると、フィリピン人でオマーンの首都マスカットから
ドバイ経由でマニラに帰国の途中だと言う。
マスカットではホテルの従業員として働いていたそうだ。彼女がアメリカのNY州の州都であるオルバニーで看護婦をしていて、この夏に彼女を訪ねるのが楽しみと眼を輝かせて話す。

08:20 我々の飛行機は最終目的地アンマンに向けて発つ。飛行時間は3時間30分の予定だ。
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日本出発(2) 関西空港にて

2008-06-08 | 日本出国(ドバイ経由でアンマンヘ)
17:45 関西空港に到着
関空には妻の妹夫婦が見送りに来てくれていた。

ちょうど夕食時間なので何かを食べながら時間を潰すことにした。
私は折角の関西なのと、日本で最後の食事ということで、たこやきとビールを頼む。
妻は揚げだし豆腐を頼んだ。
皆で乾杯!義弟だけは運転があるため水だけとする、ちょっと可哀想。
でもかまわず飲む!

 
(関空で頼んだ、たこ焼き、ビールなど)

9時過ぎになり、翌日の仕事に差し支えるといけないからと義弟夫婦には帰ってもらうべく
我々は搭乗口に向かいそこで別れる。
妻も義妹も盛んに手を振りあっている。一時帰国まで一年くらいの別れ、長いような短いような、、、
妻には長い寂しい日の始まりどなるのだろうか、
なんとか楽しい異国の日々を過ごさせてあげたい。

我々は出発ロビーのラウンジで時間を過ごす。
ビールとおつまみをもらう。隣の人がおにぎりもらっておくと後で役立ちますよ
と言うので2つもらっておいた。

23:15 飛行機はドバイに向けて関空を離陸、11時間40分の長いフライトの始まりだ。

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日本出発(1) 自宅出発

2008-06-08 | 日本出国(ドバイ経由でアンマンヘ)
いよいよその日が来た!

2008年3月25日、我々夫婦がヨルダン国のアンマンに向けて旅立つ日である。見送りしてくれるというのだろうか、一緒に住んでる長女と次男は我々を見送ってから会社に行くという。
次女は車が荷物で一杯なのと、広島に帰る準備のため家に残る。

13時、妻の薦めもあり余裕をもってちょっと早めに家を出る。最寄の駅までは長女が車で送ってくれる。手持ちの荷物は大型のスーツケース2個と私はリュック、妻は手に小型のボストンバッグ、それに小さなバッグのたすき掛けといった出で立ちだ。
玄関脇の次女に別れを告げ、車は最寄り駅に向かう。駅に着くや後方の車に押されるよう、長女に「留守をよろしく」と言って別れる。

次男は我々と同じ電車で渋谷に向かうらしい。
たまぷらーざ駅で我々は羽田行のリムジン・バスに乗るため下車し、そのまま渋谷に向かう次男を見送る。
閉まるドア越しに立ってる次男を見る。こうやって正面から息子を見る機会は
このところあまりなかったようだ。
ちょっと大人びた、いくぶんはにかんだ息子の姿がまぶしい。
妻の眼が心なしか寂しげだ。

バス乗り場に行くと、妻の知人が見送りに来てくれてた。しばらく話してるうち妻の表情がますます寂しげになってくる。

13:30 バス出発、横浜のランドタワーあたりを抜けて一路羽田へ向かう。

羽田に着いてスーツケースのチェック・イン時思わぬトラブルが起こった。
旅行会社からは重量制限は一個あたり30kgと聞いていたのだが、カウンターへ
行くと28kgだと言う。もしそのままで積むとしたら重量超過分として
4,5万円払わなければいけないらしい。
あわてて、紙袋をもらい荷物を詰め替え事なきを得た。ちょっと早めに家を出て
よかった。妻にすかさず「早めに出てよかったでしょ!」と言われる,
黙っておく。

16:25 飛行機は関西航空に向かって飛び立つ。
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