風に吹かれて アンマン

日々の想いを記録に残せたらと願っている
内容は「ヨルダン事情・風物詩・気質」「中欧旅行記」「シリア旅行記」などからなる

中欧旅行 旅のまとめ

2008-12-14 | レンタカーによる中欧個人旅行記
最後に今回の旅行について予算、実績の比較や差異の原因、
反省などについて記しておきたい。

予算・実績の比較は次のとおり (単位は米ドル)

                       予算       実績
航空運賃(二人分)          $1,260    $1,360
宿泊代(9泊分)            $1,170    $1,314
レンタカー代               $700    $1,152
食事代(10日分)           $1,000      $617
ガソリン代(2,000km/15x$2)      $340      $188
見学料、地下鉄交通費など      $500      $255
       合計           $4,970    $4,886

結果としては予算を若干下回っており、自分としては満足している。
もちろんこの中には、ボヘミア・グラスやヘレンドでの買い物、
おみやげなどは入ってない。

差異分析をしてみると以下のようである。

・航空運賃については石油高騰の影響をもろに受けた。

・宿泊代の差異は特に金額に変更があったわけではないので、
 各国通貨の為替変動の影響と考えられる。

・レンタカー代はもっとも差異が大きかったもので6割強の増額となった。
 原因としてはフル・カバレッジの保険に加入したことが考えられるが
 明細が手元にないため不明である、それにしても450ドルも上乗せ
 となるのかいささか疑問である(借りるときの住所を日本の住所としたため
 日本に明細が送られてるのかもしれない)
 今から思えば、車を返却したとき費用の全額、明細について
 確認すべきだったと 反省している。

・ガソリン代は当初、2000kmの走行距離、15km/リッターの燃費、
 2ドル/リッターを前提として340ドルを予定していたが、
 計算ミスがあり実際には267ドルでなければならなかった。
 実績は走行距離1,325km、 燃費14.7km/リッター、
 リッター価格は各国平均で2.1ドルであり、
 走行距離の短さがそのまま反映された。
 結果的に計算間違いもあり予算の半分近くに収まった。

・見学料、地下鉄などの交通費も予算のおよそ半分に収まった。

以上のようであり、細かくはいろいろあったものの規格ツアーでは味わえない
体験も数多くでき、個人旅行としての醍醐味を十二分に満喫した10日間であった。

はなはだ気が早い話であるが、来年のラマダンは8月20日くらいからの
1ヶ月が予想されその間を狙ってどこかに行きたいと思っており、
そろそろ企画せねばと考えている。
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中欧旅行 10日目(ハンガリー出国 ヨルダンへ)

2008-12-10 | レンタカーによる中欧個人旅行記
9月21日 曇り 摂氏13度

7:30 朝食を昨日と同じくホテル内レストランでとる。


(朝食)

10:20 チェックアウトを済ませ空港に向かう。

途中、スタンドに寄りガソリンを満タンにする。

11:15 ブダペスト フェリヘジ空港に到着。


(空港)

レンタカーを所定の場所に駐車させ、窓口にキー、GPS、書類を返却する。

飛行機の離陸予定は14:55である。
搭乗手続き、スーツケースなどのチェックインは12:55とのこと。
早く着きすぎた、1時間ほどあるので仕方なく椅子に座って待つ。

搭乗手続き後、免税で買った品物の返金手続きも必要なため早めに通関に向かう。
パスポート・コントロールの前にTax Freeのマークがあり、ここで免税手続きをする。

係員は無愛想で、あたかも税金を返したくないかのようだ。
書類、レシートを見せて免税承認のスタンプをもらう。


(Tax Freeのための書類)

ボディ・チェック、手荷物の検査を終えて搭乗エリア内に入る。

エリア内の銀行支店で税金の返却を求めるが、ここでもかなり時間をかけた後
支払った税金分をユーロ通貨で返してもらって、免税手続きはめでたく終了。

返却されたお金で化粧品、サラミを免税店で購入。

多少残ったハンガリー通貨の小銭はエリア内に設置されている
International Children Safety Serviceの寄付箱に寄付する。


(あまった小銭を国際児童安全サービスに寄付)

14:40 機内に向かう。


(機内)

飛行機はEmbraer195型でエコノミー・クラス88席、ファースト・クラス12席の中型機だ。
座席はかなり空いていた、70%くらいが空席だったろうか。

15:55 一時間遅れで離陸。

まもなくして、食事のサービスが始まる。
ラマダン中のせいか食事をとらない乗客も多く見かけた。

機内からの日の入りの様子が黄金色にかがやいて美しい。


(黄金色にかがやく日の入り)

ほどなく日没となる。


(日没)

日没が確認できるや、機内がざわめいてくる。
さきほど食事をとらなかったムスリムに対する食事のサービスが始まったのだ。

19:50 ヨルダン国のクイーン・アリア空港に到着
予定より15分遅れであったが、一時間遅れで離陸したためかなり挽回したようだ。
飛行時間は2時間55分であった。

出国ゲートを出ると大家代行が迎えに来てくれていた。

21:00 9日ぶりに我家に到着。

こうして9泊10日の我々の中欧旅行は大きなトラブルもなく無事終了した。
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中欧旅行 9日目 その3(ブダペスト 再びペスト側)

2008-12-05 | レンタカーによる中欧個人旅行記
くさり橋を渡り、ペスト側にもどる。

先日、ウイーンで世界一内装が豪華なマックがあると思って西駅に行ったが空振りだった。
それは西駅ちがいで、ブダペストにあることが判明。

まだ時間が夕食には早いので地下鉄の一日券を利用して西駅まで行くことにした。

地下鉄のホームの前方に鏡がある、これは車のバック・ミラーのようなもので
地下鉄の運転手が後方を確認するためのものらしい。


(構内の鏡)

西駅はブダペストで最も大きな駅であり、ガラス張りのファサードが印象的なモダンな建物だ、
エッフェル塔を設計した会社によって建てられたらしい。


(西駅 右がプラットホーム)


(プラットホーム 国内線と一部の国際線が発着)


(切符販売窓口)

西駅に隣接してマックがある。


(西駅 右がマック)


(マック)

このマック、20世紀初頭に造られた西駅の食堂をそのまま利用しており、
世界一豪華な内装が施されていると言われている。


(マック店内)

確かに他には見られない豪華さだ。


(調度品が豪華な店内)

マックを出て、再び地下鉄でオペラ劇場のほうに戻る。

この駅はショッピング・センターとも地下通路で繋がっており、地下鉄の深度はかなりありそうで
長いエスカレターを下った。


(長いエスカレーター)

オペラ駅を出て、ぶらぶら歩いていると歌声が聞こえてきた。
小劇場の前で野外コンサートをやってるらしい。

市民合唱団や、小劇場に出演している歌手であろうか、
かなり人気のありそうな歌手達の歌声を一時間近く楽しむ。


(野外コンサート)

雨がポツポツと降ってきたようだ。

地下鉄でホテルに戻る。

17:55 昨日と同じくホテルのレストランで夕食。


(とりあえずスープとカプレーゼを頼む)

メインはビーフ・ブダペスト風と鱸のグリルをオーダーする。


(左がビーフで、右が鱸のグリル)

19:30 夕食を終える。

くさり橋の夜景が素晴らしいと聞いていたので、ちょっと寒いが地下鉄で夜景を見に行くことにした。

くさり橋の明かりが見えてくる。



さらに近づくと、なるほどくさりだとうなずかせる形が明かりによってくっきりと
浮かんできた。


(明かりのひとつひとつがくさりを連想させる)

20:30 地下鉄で再びホテルに戻る

22:00 入浴後就寝

今日の走行距離はゼロ、フルに地下鉄の一日券を使った一日だった。
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中欧旅行 9日目 その2(ブダペスト ブダ側)

2008-11-30 | レンタカーによる中欧個人旅行記
くさり橋を渡るとケーブルカーの発着駅がある。


(ケーブルカー)

ケーブルカーで一気に王宮まで上る。


(三段になったケーブルカー)

王宮前からの景色もなかなかのものだった。


(王宮前から聖イシュトヴァーン大聖堂)


(国会議事堂)


(王宮前からペスト地区1)


(王宮前からペスト地区2)

王宮前から王宮の丘に向かう。
10分ほどで三位一体広場に着く、


(三位一体広場 真ん中は三位一体の像)

広場には聖イシュトヴァーンの騎馬像がある。


(聖イシュトヴァーンの騎馬像 二重の十字架が特徴)

騎馬像をを通り過ぎると漁夫の砦だ。
この名は、かってここに魚の市がたっていたことや、
城塞のこのあたりはドナウの漁師組合が守っていたことなどから付けられたらしい。


(騎馬像の向こうが漁夫の砦)

ここからのペスト地区の眺めは格別であった。


(漁夫の砦から国会議事堂)


(漁夫の砦から)


(聖イシュトヴァーン大聖堂)

広場の脇にはゴシック様式のマーチューシャ教会もある。

ブダペストのシンボル的な存在として知られるこの教会は
王宮と同じくハンガリーの長い歴史を背負っているそうだ。


(マーチューシャ教会の模型)


(シンボルである高い尖塔は改修中だった)


(カラフルな屋根は陶磁器で有名なジョルナイ製だそうだ)


(ネオゴシック様式の主祭壇)


(美しいステンドグラス)

広場をあとにしてぶらぶら歩いていると、人の列が目に入った。

調べてみると「ルスヴルム」というカフェで1827年創業以来の
伝統を守った自家製ケーキが食べられるらしい。


(Cafe)

少し並んだら運良く店内に入れた。


(店内)


(ケーキとカプチーノを頼む)

カフェをあとにしてくさり橋の方に歩をすすめる。


(電話Box)


(ブダの街並み1)


(ブダの街並み2)


(ブダの街並み3)

ブダの街を歩きながらくさり橋に戻った。


(くさり橋 ブダ側)

くさり橋のたもとにはブダ側、ペスト側の両側に威厳をもってたたずむ
4頭のライオンが見守っている。
ライオンは王のシンボルである。

くさり橋を渡って再びペスト側に引き返す。
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中欧旅行 9日目 その1(ブダペスト ペスト側)

2008-11-25 | レンタカーによる中欧個人旅行記
9月20日 雨のち曇り 摂氏11度

7:30 朝食


(朝食のサービス・テーブル)

9:30 ホテルを出発

地下鉄駅に行き、今日は一日券を買い求める。
クレジット・カードでは自販機でしか買えないようだ。


(自販機)

一日券は1,550Ft(1,000円)だった。


(一日券を買う)

ホームはそんなに長くなく、薄暗かった。


(地下鉄駅構内)

列車は3両編成で1両の座席数は16と小さい。


(地下鉄車内)

オペラ駅で地下鉄を降り国立オペラ劇場を見ながら歩く。


(国立オペラ劇場)

オペラ劇場を過ぎると威厳ある聖イシュトヴァーン大聖堂が見えてくる。
聖イシュトヴァーンはハンガリーにキリスト教をもたらした建国王である。


(聖イシュトヴァーン大聖堂)

聖イシュトヴァーン大聖堂には展望台があり我々も上ってみた。


(ここに上る)

以下は大聖堂からの眺めである。


(聖イシュトヴァーン大聖堂から1)


(聖イシュトヴァーン大聖堂から2)


(聖イシュトヴァーン大聖堂から3)


(聖イシュトヴァーン大聖堂から4)


(聖イシュトヴァーン大聖堂から5 国会議事堂)


(聖イシュトヴァーン大聖堂から6)


(聖イシュトヴァーン大聖堂から7 王宮)

大聖堂をあとにしてくさり橋に向かう。

くさり橋からはいよいよ王宮、王宮の丘が間近に見えてくる。
くさり橋のたもとにはライオンが控えている。


(くさり橋から王宮)


(王宮の丘)

ドナウ川をはさんで王宮の対岸は国会議事堂である。


(国会議事堂)

ブダペストはドナウ川によって2つの地域に分けられる。

ドナウ川の東側がブダ地区、西側がペスト地区と呼ばれ
王宮はブダ地区に、聖イシュトヴァーン大聖堂や国会議事堂はペスト地区に位置している。
この2つの地域を結んでいるのがくさり橋だ。

我々はいよいよくさり橋を渡って王宮のあるブダ地区に入る。
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