風に吹かれて アンマン

日々の想いを記録に残せたらと願っている
内容は「ヨルダン事情・風物詩・気質」「中欧旅行記」「シリア旅行記」などからなる

シリア旅行 3日目 その2(アレッポ)

2010-10-08 | シリア旅行記(2009年版)
アレッポ城内には博物館がある。

そこにはギリシャ時代のレリーフやオスマン帝国軍の大砲などが展示されている。

中に入ってみて面白いものを見つけた、手動式の石弾丸投石器である。

同じようなものを2009年5月にエジプト旅行に行った際にもカイロのシタデルで見たことを思い出す。
(カイロの投石器については2009年10月12日出稿の「エジプト旅行 3日目 その1(イスラーム地区)」
  (カテゴリー:エジプト個人旅行記))を参照ください


距離的にはシリアのアレッポとエジプトのカイロ、直線で約900kmほど離れているようだが
ともにアラブ人として十字軍と戦っており歴史の共有は勿論、武器など何らかのつながりがあるようだ。


(城内博物館にあった手動式の石弾丸投石器)

博物館を出て城の建造物に入ってみると投石器のための石弾丸も見られた。


(石弾丸 これを投げて敵を痛めつけたのであろうか)

さらに歩くと時代はよくわからないが宮殿や祭壇らしきものもある。


(宮殿)


(祭壇)


(建物内部 比較的新しいようだ)

城の見学を堪能した我々は民俗博物館を見学するため、
昨日も行ったアルメニア人が多く住むキリスト教徒地区に向かった。

キリスト教徒地区には2階が異常に出っ張った民家が多い。

これはアルメニアの影響なのだろうか??


(異様に出っ張った家)


(ここにも出っ張った家が)

キリスト教徒地区はギリシャ・カトリック、ギリシャ正教、アルメニア正教などの
教会が多くあることは前にも述べたとおりである。


(アルメニア大聖堂の標識)


(祭壇)

少し道に迷ったが街の人に尋ねてなんとか民俗博物館に到着。


(民俗博物館の展示物 日常生活を表現)

博物館の内容は2008年の11月に訪れたダマスカスの民俗博物館(アゼム宮殿)を
小型化したようなものだった。
(ダマスカスの民俗博物館(アゼム宮殿)については2009年3月23日出稿の「シリア旅行 4日目 その1(ダマスカス)」
  (カテゴリー:シリア旅行記(2008年版))を参照ください


(博物館の中庭)

博物館を出てぶらぶら歩いてみる。

今日の夕食はホテルで簡単にすませようと思っていたのでビールやワインを売ってないかと思い探す。

キリスト教徒地区であればどこかで売っているはずである。


(街並み)

路地裏に小さなホテルがあったのでトイレを借りるべく入ってみる。


(路地裏)


(ホテルの奇麗に手入れされた中庭)

トイレに入ってみると男子用のそれにペーパーが備え付けてあるのには驚いた。
初めての経験である、よほど綺麗好きなのだろうか・・


(左上にペーパーが)

ビールやワインを買い求めた我々は途中の映画館や時計塔を見ながらホテルに戻る。


(映画館)


(時計塔 アレッポの町の中心地だ)

ホテルに戻り夕食のためにチキンの丸焼きやシュワルマをホテル前の店に買いに出かける。
(シュワルマについては2009年6月15日出稿の「アジュルン」
  (カテゴリー:ヨルダン国内旅行記))を参照ください

シリアはヨルダンの北に位置し雨も多く、土も肥沃であり一般的には鶏、牛、野菜など
美味しいと聞いていたがチキン、シュワルマとも、まずくはないがヨルダンのほうが美味しく感じた。

明日は地中海沿岸の町に早朝発の鉄道で行くため朝が早い。

22:00 早めに就寝

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