返歌を大根にのせて

2011-01-16 02:51:51 | 日記・エッセイ・コラム

牛です。寒いですね。
こんな時には根菜類をくつくつと煮て、アツアツのところを食べたくなりますよね。

牛は煮モノに保温調理鍋を使います。たまに。

長時間煮るという行為が、家をあけていようが寝ていようができてしまう保温調理鍋、牛はタイガーのを使ってます。
かれこれ10年くらい使ってるかも。

タイガー魔法瓶 保温調理鍋 4.5L NFA-B450

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サーモスのシャトルシェフも有名ですよね。

ガスで沸騰するまで煮たら、鍋を保温用の外鍋に放り込んでフタしておくだけ。

外鍋が温度を保って、そのままほっとけばじっくりと火が通り、さらに温度が下がったまま放置することで味も染みてくれる。
時間に制限があるもの以外はたいていOK。普通に煮込むと煮崩れやすい食材も、だいぶ簡単に煮込むことができます。以前はパスタを茹でるのにも使ってみました。
ずーーーっとお鍋のそばについていなくてもいいんです。とにかく便利。

で、某ブログで「カメラの写真」(つまりカメラ)を見ていたらむしょうに大根を煮たくなったので、翌日さっそく煮る事に。
だって似てるんだもん。だから煮なきゃ。
(共通点を見出せるかどうかは牛の感性が理解できるかどうかにかかってます。)

桂剥きするので、最近すっかり切れ味の悪くなった鋼の包丁を研ぐところからはじめた次第です;
大根の皮をむいたら適当な厚さに切り分けて。
今日はちゃんと面取りをすることにします。
だってカメラみたいに煮たいんだもん。

大根の円周部分のカドを一定の角度で削いでいきます。
45度の角度で丁寧に…丁寧に…イメージはカメラ。カメラ。カメラみたいに…。
昔のカメラって美しいんですよね。
幼い頃、牛父が持っていたカメラを見るたびに思ってましたが、フィルムの時代の、あの独特の質感とフォルムは幼い頃からの憧れでした。
お金のかかる趣味だと思ってずっと近づかずにいたけど。

面取りした大根を鍋に入れて、水を張って火にかけながら軽く味付けを。
ついでにショウガのかけらも投入。
さん、にい、いち、ふぁいあっ!
さぁ、ゆっくりと煮えてくださいな。

ぐつぐつと沸騰してきたら火をとめて、昆布を投入してフタをしたら、そのまま外鍋に入れちゃいます。
このまま一晩。
翌朝、もう一度沸騰させてさらに外鍋へ。
これで、おうちに帰ってくる頃にはしっかりの煮込まれた大根のできあがりです。

温めなおす際、凍豆腐も途中から参加させてみました。
今回は薄めに味をつけたので、別途醤油あんを作ってあんかけにしていただきます。

Sany0201

どう、かな。

Sany0203

カメラに少しは近づけ…た?

Sany0205

うーむ。まだまだですな。
モウひといき美しく煮たいものです。

っていうか、面取りした肩があんかけですっかりなで肩になってるしねw

ただの大根。されど大根。
料理はシンプルであるほど奥が深く、複雑であるほどシンプルに見せるべきかと。

そうそう、結果としてぬけがけしちゃったお詫びに、1コだけ仕込んでおきました。
濃いくち醤油をかけると出てくるはずなんです。

Sany0207

は…ハンマーヘッド…のつもりだったんだけど…途中かすれてる…つまようじじゃ限界があったかなぁ。
sabiさんごめんなさい、もっと精進することにします。
「煮込ん」でみたんですけどSANYOのXactiでした(笑)

次は大根の六連星仕様にしようかなぁ…。