ウマも牛も

2007-05-01 23:12:12 | 

4月30日。

前の夜、なんだか猛烈に寒くて、全身だるいしハナミズも咳も止まらないし、なんだかゼイゼイしてきて「なーんだか変だなぁ?何となくヤバめな気もするけど、そこは気づかないフリして寝ちゃおうっ!」と元気良く(?)フトンにもぐりこんだ牛。
だってそうでしょう。
こういうのは気づかないフリが一番。自覚したら終わりですよ。
どうせ仕事には行かにゃならんわけですからね、無理するなら仕事も遊びもまんべんなくやってしまえ。
目が覚めたら行く気満々。いざスズキランチへ!…って午後からだけど。

この日もジーナと一緒に。
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一緒に馬場に入った他の会員さんはとても上手で、かっちょいいなぁと惚れ惚れ。
牛はまだよちよち歩き程度なので、おとなしくお馬の稽古ですw

…ってか牛って何でこんなにバランス悪いのだ?(笑)ホント笑っちゃうよ。バイクの免許取るときもそうだったけどさ。
もちろん、やろうと思ってすぐできるとも思ってないけど。体重を均等にとか、かかとを下げてとか、せめて教えてもらったことはできるようにと思いつつ、そこはやっぱり体で覚えないとダメなタチで^^;
その点、時間が決まってるわけではないのは救いだな。

たぶん何も知らない人がハタから見たら、馬場の中をぐるぐる廻ってるだけに見えるんだろうけど、そのぐるぐるの中で、牛は激しく苦悩しているのであります。むしろ悶絶しているのであります。
人生の中で、あらゆるぐるぐるが牛に刺激を与えるのですが、このぐるぐるは本当に深いぐるぐるなのであります。
このぐるぐるの中でひらめいたら、すごく気持ちいいに違いない。

たまに、他の会員さんに声をかけてもらって、いい感じじゃない?とか、上達したんじゃない?といわれると、とても嬉しくて、とても複雑な気分。
自分でも、始めた頃よりはナンボか…と思いつつも、まさに入り口に立ったばかりだという事がよくわかってきた。
きっとこの先も楽しくて、悩ましくて、うれしかったり辛かったり感動したり悲しかったりするんだろうな。

少なくとも「この先」に何があるのかを見に行きたいと思っている、この気持ちは覚えておこう。牛にもまだ、そんな希望みたいな想いを抱く力が残ってたのだな。

Eye
降りてから、馬場をぐるりと歩む。
「空が青いね、田植えが始まるね、気持ちいいよねぇ」とジーナに話しかけながら。

…えと、あのぅ、ジーナさん。齧らないでくださる?;


ウマもクルマも

2007-05-01 00:27:59 | 

そんなわけで29日。

鼻炎の持続薬を服用し、洗濯を終えてからランチへ。
着いたら、ジーナさんがヒヅメのお手入れ中でした。
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こういう作業を見るの大好きな牛は、邪魔しないように見学。
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オーナーが、「ハイ、足上げて」みたいに足にトントンと触れると、1本ずつ足を上げるジーナさん。ヒヅメの裏をキレイにするんですよね。
さすがに牛、馬の後ろ足はちと怖くて近づけない。素人だし、そういう恐怖感は大事にしようと思いつつも、オーナーが後ろ足を持って作業してるのを見てると、そうだよなぁ、馬もかたっぱしから蹴るわけじゃないもんなぁ、大事なのはインフォームドコンセントだよなぁ…とつれづれに思い。何するにせよ、急な動作は人も馬もびっくりするのだな。
そして、こうやってオーナーがお手入れしてあげてるおかげで、牛は気軽に乗馬を楽しむことができるんだなぁ。

そしてこの日のお相手は、ジーナに次いでお世話になってるハヤテさん。
いつもジーナの乗り心地の良さに甘やかされてるので、ちょっと鍛えてもらいたいところ。
…と思ってはじめたら、最初はよかったんだけど…途中からダラダラになっちゃった。ひとつ思うように行かなくて牛が迷ってるうちに、馬も飽きちゃうのだ。
見ててくれたKさんにアドバイスをいただきつつ、お手本を見せてもらったんだけど、ハヤテの動きが牛が乗ってるときと全然違ーう!笑っちゃう位にキビキビサクサク。
適切な指示がちゃんと馬に伝われば、どの馬もしっかり動いてくれるんだ。んんん、すごい。
いくつかアドバイスをもらった中で、特に牛が理解すべきと思ったのは、「乗り手が乗りやすいペースで」って事。速さを最初っからコントロールするのはまだまだできないから、出た速さをどう調節するのか、っていうことだ。

そう。速さのコントロールができないのよ。
「速足も速けりゃいいってもんじゃない」って、インプレッサwで走る時と似てる。
「車は速く走ればいいってもんじゃない。ロングドライブならなおさら。付近の環境、天候、路面状況、景色、自分の集中力や体調、車の状態と目標とするエリアまでの距離、他の車の挙動とドライバーの力量、交通量。それらを総合的に考えた上で、さらにどう楽しめるか」というのが、牛の持論であり常に自分に課すものなんだけど。。

インプレッサwはいきものじゃないけど、向き合い方は決して遠くない。
馬はいきものだから、自分が楽しむだけじゃなくて馬も一緒に楽しめないとね。
…それがとても難しくて、おもしろくて、一筋縄ではいかないのだ。

その後、日がだいぶ傾いて、馬は放牧。
ハヤテが砂浴びするところを撮りたかったんだけど、してくれなかった^^;
しゃがみこんでたら、鼻を押し付けてきたジーナさんを撮らせていただこう。

「うーん、草が食べたいのよぅ…」
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「届いたっ!ウマ~っw」
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…ジーナさん。夢中になってるところスマンのですが、後ろ足、水溜りにつっこんでドロドロですぜ。
せっかくキレイにしてもらったばっかりなのにぃ。あーあ;

馬達の微笑ましい姿を見て、牛は「よかったポイント」獲得w 良き事哉。
…そしてこの日の晩、気合の入った寒気とハナミズ大放出と、上気道の炎症悪化で一晩くたばってた牛なのでした。
そうかぁ、寒かったんじゃなくて悪寒だったんだ。。。

ジーナもハヤテもランディーガも、牛の風邪うつらないようにねぇ。
あ、もちろんオーナーも(汗)