牛、馬に乗る。

2006-11-19 23:58:00 | 

行ってきました。
某乗馬クラブの無料体験乗馬レッスン。

そういえばすっかり書くの忘れてましたが、牛、今年も北海道で馬に乗ってきたんです。
一昨年は30分のレッスンのみでしたが、今年は、富良野のトレッキング乗馬とかをやってるとこで、15分レッスン+45分の外乗させてくれるヤツ。
(夕方宿について、宿のフロントにおいてあるチラシを漁って、翌朝電話するなり「今からいいですか?」とかいう、相変わらず乱暴なスケジュールでしたが。)

で、味をしめちゃった、というよりも…馬に乗る事自体はものすごく楽しくて面白くてたまらないのに、自分では馬の挙動一つよくわからず、乗るにしても「はいここに足かけて、ここつかんで、これ持って、足あげて」と全部教わらなければ何もできないっていうのが、ものすごーーーーくまどろっこしかったんです。
こんなに楽しいのに、自分じゃ何もわかんない。
こんなにユカイなのに、「乗ってる」んじゃない、「乗せてもらってる」にすぎないんだ、と。

そりゃそうなんですけどね。
観光客相手の乗馬ですから。
でも。
こっちは牛だ。相手は馬だ。
同じ四足の動物(?)なのに、こんなにもわからん。
犬とか宇宙猫とか金魚ならある程度理解できるのに。
…まるで日本語とリトアニア語じゃないか。

そんなこんなで情報を集めはじめて早2ヶ月。
もちろん、ここの乗馬クラブだけではなく他の手段もあるんですが、とりあえず保険料だけで乗せてくれるっていうし。

そんでもって本日、友人たんぽぽと一緒に行ってきたんです。
たんぽぽは、既に会員としてレッスン受けてるので別口で。
牛、受付でお金払って、未知の世界へ突入。

担当してくれたのは若いおねぇさん。「よろしくおねがいします。えへへ。」ってな感じの女の子でした。
話を聞きつつ、他の方のレッスンを見学し、まずは厩舎へ。
今日牛が乗せてもらったのは、「ステイタス」という名の元競走馬だそうで。
もちろん触らせてもらいましたよ。うひひひひ。馬のアゴですよアゴ。
そして今日はさらに、馬の鼻の周りあたりの手触りはさらに格別だという事も学習しました。ああ、もっとさわりたひ~w

牛、北海道でのレッスンでは並足(ぽくぽくとゆっくり歩いて左右に揺すられる程度)しかやったことなくて、右へ、左へ、止まる、進む、という合図を教わった程度なんですが、今日は軽速足(けいはやあし)までさせてもらいました。
えぇと、ぱっかぱっかという感じで、上下に揺すられて、その揺れにあわせて鞍の上で立ったり座ったりするやつです。
これって、きっと見た目より難しくて、すぐにはできないんだろうなぁと思っていたんですが。

最初、おねぇさんの指導により、バイクのニーグリップと同じ要領だと理解し、いちおうできなくはないのだけど、ちょっとするとすぐバランスが崩れてきてうまくいかない。
その後現れた関西弁のおっさんのアドバイスにより、牛はあぶみに足をかけるのが深すぎるのと、膝ではなくふくらはぎ付近でグリップするのだと理解。
そしたら、ちょっと、できましたよアナタ♪
もちろん、まだ明らかに余計な力が入ってるんですが、なんとなく判りました!
おっさんありがとうw
おねぇさんにも「うまいですねぇ!」と褒められ(いや、体験レッスンですからね)、若干調子に乗る牛。
むっちゃくちゃ楽しいじゃんコレ!

あっという間に時間が過ぎました。
で、当然その後は入会勧誘攻勢ですよw
ここのクラブの勧誘って、うわさは知ってたので別に何とも思いませんでしたが。
いちおう費用とシステムは説明してもらいました。
何をするにも比較検討は大事ですからね。
入会金、月会費、1レッスンごとの費用。会員種別。
入会時、必要な装備と、テキスト、手帳を購入しなければいけない。
…そうなんだよねぇ。必要って言われれば必要なんだろうけど、よくわからなくて誰も要らないって言えないんでしょうね^^;
アレですよ。牛、車運転用のグローブがあって、バイク用のグローブがあって、作業用のグローブがあって、さらに乗馬用のグローブが増えたら、手がいくつあったって着け切れやしないじゃないですかw(…確かに用途によってアテの位置も皮も違うけどさ…ってかグローブって軍手でもいいじゃんよ。)

で、そろそろ話も長くなったし、見積もりだけもらって帰ろうかなと思ったんですが。
試しに、「この装備のあたりを自前で用意するってのは?それならだいぶ違うんですけど。」(当然ハッタリであって入手手段など無いが)とか聞いてみたんですが、「いえ、購入してもらってるんですよ~」だそうで。
なんだいそれ。経営的に購入させなきゃやって行けない位ギリギリだとはあまり思えないんだけど。
それならこの入会金50%オフはどうなんだい。
ってか、牛、必要性を感じればお金は出すけど、まだ自分自身の方向性も何も定まってないんだから、あれこれ買え言われるのってやっぱり抵抗あるじゃないですか。
それでもおねぇさん、「即決していただけるなら。。。」って。


なんだよ、やっぱ無理に買わなくてもいいんじゃんw
そんなわけで、
「今日?今日は決めませんよ。他に検討しなきゃいけない事もありますから。もし始めることになったらよろしくお願いしますね!」
…と丁重にご挨拶してきました。

ま、アチラも商売ですからねぇ。
でも牛だって必死なんですよ。
だって、運動不足解消と欲求を満たすために飛行機に乗るか馬に乗るかテコンドーやるかを厳選しなきゃいけないんですから。

あ、カメラ買うってのもあったな。こりゃ大変。

何でもいいんですが、最後におねぇさん、ものすごくムッとしてたんだけど、そりゃ無いんじゃないかと。
完全に断ったわけじゃないんだからさ。
10万オーバーのお買い物を即決するほど、牛は金持ちでもお調子者でも無いのだよ。

でもね、2ヶ月いろいろ調べて、今日実際にクラブに行ってみて、思ったんですよ。
牛はやっぱり、「馬術」を学びたいんじゃなくて、「乗馬」をやるにあたって馬を理解したいのだなと。
もちろん今日行った乗馬クラブも、その手段の一つになる事は明らかなので、状況によっては続けてやってみたい。
ただ、どうしてもお金がかかる中でも、たくさんお金かけるのは違うと思うんだ。

とりあえず、もっと勉強しつつ、他の手段も含めて考えることにします。
でも、ポロっとはじめちゃうかもなぁ…w