同窓会に参加するために山形へ。飯豊山の麓、中津川の紅葉が優しく迎えてくれました。
長い時を過ぎて、同い年の友の面影はそれぞれに(それなりに)変わっていました。
が、すぐに時間の壁は取り払われ、交わす言葉はその頃に戻ります。
関東や関西に住む人も、子供の頃の故郷の言葉で思い出を語り合いました。
山形新幹線が出来て、山形(米沢)まで2時間と少しの時間で行ける様になりました。
近くなっても遠い場所。故郷を訪れる機会は少なくなっています。
景色全体が小さくなったように感じ、少し淋しい気持で歩いてきました。
「故郷は遠きにありて想うもの」幼い頃の思い出が駆け巡り、自分の居場所では無いと納得。
少し記憶が壊れて施設に暮らす大好きな人。「誰?」と問いかけられて戸惑い哀しく。
変わらない優しい微笑がなおさら切なく。私の名前を何度も口にして思い出そうとしてくれました。
それだけで十分。「元気にしてでくろな、また来っからな。」文字では表せない故郷言葉です。
行く先々で「これもたがってげ!車だもの、なんぼでもたがってえがれっごで!」
お米やら乾燥した山菜、塩押しした山菜、野菜など、トランクいっぱい積んで帰ってきました。
故郷の余韻が残る今日です。