試写室キャッツなんば店火災事件

この個室ビテオ屋はいつも利用する銭湯（なんば温泉）の一筋ちがいのところにある。サンサン・プラザの奥に位置し、その角を曲っていくのだが、周りは数軒の個室ビデオ屋があり、道頓堀や千日前と違った雰囲気がある。
報道がいうように社会の底辺がそこにあるのかもしれない。その先にはもう西成釜ヶ崎なのだ。この辺りを利用するようになり、この事件の裏側が見えて来るような気がする。
火をつけた人物は消費者金融から借金を重ねていたという。家も売却したとあるが売却ではなくカタにとられたのだろう。借金を重ね行詰まると人はとんでもない行動をとることがある。そんな中での出来事だった気がする。
真面目な人ほど行詰まったときの行動が大きいとお世話になった弁護士がいっていた。我が身もそう感じていた。
生活保護の話も受け入れなかったところを見ると、たぶん真面目な性格だったのではないか。まだ救える道があったのではないかと考えます。
マスコミは消費者金融をスポンサーにするようになり、この事件の背景の消費者金融問題には触れることはないと思うが、そろそろかつての必要悪といったことをすべきではないのかな？