今年度函館の開幕に斡旋されてました。
前検日前には奈良岡選手とイベントなど大忙し。
函館のインタビュー聞くと、”風”の話をよくされます。
ちょうど3角のところに掲出していただきました。
ところが2日目は雨。菅田選手が出場した7R(18時)にはちょうど暴風が吹き荒れててレース記録では5m(気象データでは12m)となってました。
完全にまっすぐ走るのも困難な状況で、レース終り頃は旗持った人が体持ってかれていました。
スタンディングで踏もうとした選手は体をもっていかれてシッティングで踏み続ける奥井選手との差は開くばかり。
奥井選手はもともと体勢低くするので風に対しても強かったということですね。
で、3日目のレースを見るとうちの幕がない。
掲出していただいたところだけ歯抜けになってたんですね。
もうこの時には破損を覚悟してましたけど状況がわからない。
翌日、菅田選手から連絡があって破損したことを教えていただきました。
管理にも取り合ってくれたようですが、保証がないことを聞いて横断幕の特殊な世界を知ったみたいです。
掲出も自己責任、保証なんてないし、預けた以上はお任せの世界。
破損の状況も見てたのか心の内を教えていただきました。
宮城に移籍してまだちょっとしか経ってないので、特に気にしてくれてて、こちらが申し訳ないと思うほど。
逆にその時の風から身体守ってくれたんじゃないかな。なので、選手のためにその役目を終えたわけです。
管理課長名で知らせていただきました。
これだけ?って思われる方もいらっしゃるでしょうけど、横断幕の世界はこういう世界なんです。
箱開けて、想像以上の破損に唯々びっくりするばかり、、、
風に対して太いロープで補強していただいてたようです。かなりの数二重にしてもらってました。
細いとそれだけテンションがかかるので。
破損がハトメ(紐の通す部分)の部分がと聞いていたので、修理できるんじゃないかなって思ってたんですが、それ以上の破損。引き裂かれたように持ってかれてました。
上部のハトメ部分はすべて離断。
補強を何重にもしていただいてるのですが、それでも無力だったということ。
端面に一本ロープがあってそこで折り返してるんですけど、そこから一気に持ってかれる形。
なので一定の距離のところ横向きに紙を破いたように引きちぎれていました。
ハトメと結び目が残ったまま。おそらく凧みたいに風を真裏から受けてかなりのテンションかかったんですね。
金網の後ろなら大丈夫だったんでしょうけど、綺麗に飾っていただくために前になったこと、風向きなど様々な条件が重なった結果です。
大型幕だとやっぱりトロマットはきついですね。
また折を見て考えたいと思いますが、当分は1号幕2号幕での対応です。