もく窓

~良い映画と究極の手抜き料理を探して~  

飯縄寺

2013年02月23日 | 千葉あっちこっち

飯縄寺(いづなでら)本堂の欄間です。
葛飾北斎に影響を与えたと言われる初代伊八の作品で
二百年前のものだそうです。
怖ろしさを感じるほど躍動的な飛龍とうねる波を見ると
北斎の冨獄三十六景神奈川沖浪裏もかすんで見えますョ 。^^
本堂のあちこちで見られる他の彫刻も伊八の作と思いますが
獅子はもちろん、鳥も花も線が鋭くてなんだか怖さを感じました。
飛龍は一度見たら忘れられない迫力です。
欄間中央の天狗も義経もすばらしくステキでした。

境内の鐘楼の彫刻は上総国東金町の茂八の作だそうです。
茂八の作品は落ち着いた優雅な感じで月に兎や牡丹花などが素敵でした。


飯縄寺の近くの太東埼灯台へ初めて寄ってみました。
車ですれ違いが出来ない細い坂道を上がっていくと
6台くらい停められる駐車場がありました。


灯台は15mほどの可愛らしいものですが
太東埼が海から50メートル以上切立っていますので
この大きさで充分なのでしょう。



海の色がなんとなく春めいた色に見えました。


丸い形のコンクリートは戦時中に使われたレーダーの台座跡です。

操作室跡は浸食により崩落したそうで、レーダーの台座だけが残っていました。



小さな売店があり、甘酒や野菜の販売をしていました。
売店のおばさんに薦められて買ったのは蛸飯(350円)です。

おばさんが茹で蛸を切ってお味見させてくれたのですが
これが甘みと歯ごたえがあって
スーパーで買うモーリタニア産の蛸を5倍くらい濃縮した味でした。
太東の蛸は築地市場でもお墨付きで
小さいものでも4千円くらいでちょっと大きいと8千円から1万円位するそうです。
蛸飯は地元のお米を使ってふっくら炊けていて蛸の旨みが出ていて
美味しかったです。

売店前で海を指して立っていたみさきちゃん。





久しぶりにKONATEさんのパンを買って帰ってきました。
カンパーニュもバゲットもあと名前は忘れましたが
丸くてもっちりしていて上にバターが塗ってあるのも
栗と柚子ピールが入ったのもみんな美味しかったです。








一番上の写真(飛龍と波の欄間)はネットで拾った写真です。
寺務所で一人300円の拝観料をお支払いしたときに
写真はダメです、カメラはだめです、と念を押されて言われたので
撮りませんでしたヮ。





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