花嫁を迎えた車は・・来た時とは違った路を通って新郎の実家に帰ります
小雨がパラつき出しましたが・・儀式には影響なさそうです
団地の入り口では棒状の爆竹を持った友人たちが新郎新婦の到着を待っています
新郎新婦は爆竹の鳴り響く中を実家前まで歩きます・・・ご近所さんも歓迎してくれています
実家はマンションの3階にあり、庭がありませんので・・敷地内に設えられた祭壇の前で儀式をします
先ずは儀式を司る男性の礼拝から始まり
続いて、新郎新婦が天地に礼拝します
次は、新郎の家族に礼拝します
最後に新郎新婦が互いに礼拝します
儀式が終わると新郎が新婦を“お姫様抱っこ”して部屋に上がります(最後まで抱っこしていたかどうかは不明)
部屋に入った二人は・・寝室で儀式を行います
宽心面kuanxinmianが運ばれてきます
一本の麺の端をお互いが食べ始め
段々近づいて来て、最後は・・・です
次は細い糸に吊るされた林檎を二人で食べます
ゆらゆら動くのでなかなか齧り付くことができません(糸を持っている人がわざと揺らすのです)
次は棗です・・これも小さくてなかなか食べられません
次はチョコレート・・甜甜蜜蜜(甘~い生活)
この儀式は婚礼の晩に、友人たちが新婚夫婦の部屋に押しかけてからかう“闹洞房naodongfang”と呼ばれる儀式を
簡素化してここで行っているのだと思います
新郎新婦が食べさせられるものには皆、意味があります
棗(枣zao=早)、落花生(花生huasheng=生む)、林檎(苹果=平安)
中国には早生贵子zao sheng guiziと言う言葉があり
“早く男の子が生まれますように!”と言う願いを込めて新婚夫婦に贈ります
この後は新郎のご両親とおばあさんに敬茶jingchaをし、紅包を貰って儀式は終わりです
私たちは途中で抜けたので、残念ながら写真はありません
私たちはYさんの部屋で、儀式について再度詳しく説明を聞いていました
そこへ、儀式を終えたご夫婦が顔を出してくれました
新婚旅行は6日間の「東京、京都、名古屋ツアー」で日本に行くそうです
ご主人の仕事の都合で1週間しか休みが取れなかったので、このツアーに参加することにしたとのことでした
花嫁衣装は貸衣装ではなく自前だそうです・・とても綺麗なので、一度手を通させて貰いたいと密かに願っています
日本でお天気に恵まれ、楽しい旅行になりますように!