昨日、たかじんの委員会が放送された後、このブログの過去記事に多くの方が
訪問されたようです。
「微量の放射線は体にいい」と言う中村仁信先生の意見はやはりインパクトがあるようです。

〔当ブログ過去記事・・・中村先生登場〕
今日のたかじんの委員会(11/3/27)2011-03-27 18:50:39
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/f7d9cc6addde8f484f97d237acddf93c
番組中も中村先生に質問していた武田邦彦さんも早速反応され、ブログに反論記事
が掲載されました。
「微量の放射線は体にいい」ということも認めているようですが、個人差がある話で、
全ての人が安全というわけではない。
と考えているようです。
ここからは素人である私の考えを書きます。
例えば、「日光浴」というのも放射線を浴びる行為の一つでしょう。
日光浴が健康に良いといわれた時期もありましたが、現在は浴びないほうが良いと
考えている人が増えましたし、日焼けのダメージには個人差があります。
不特定多数の人が見るテレビ番組では、妊婦、赤ちゃん、病弱な人も安心であるという
意見を述べる必要があるのではないでしょうか。
やはり中村先生の言い方は誤解を招くと思いますし、逃げることも出来、
原発に近いところで取れた食品を買わないという選択が出来るなら、出来るだけ
安全な選択を心がけた方が良いと私は思います。
そもそも、武田先生と中村先生の専門分野は違うんでしょうし、どこまで
安全かという考えにも差があって当然でしょう。
チェルノブイリの患者を治療した菅谷昭さんなどは中村さんの意見に絶対
賛成しないでしょう。
松本市長菅谷昭氏定例記者会見 福島第一原発事故についてコメント(110322)2011-03-25 07:02:34
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/eff31c865da24fe3b026e157abbdba5f
だれが正しいとか言える話ではなく、だれを信じるかという話だと思いますが、
色々な分野の専門家の意見を集約した国際的な基準に基づいて意見を述べている
武田邦彦さんが個人的には最も信頼できるような気がします。
全然話は違うかもしれませんが、
昨日の放送の中で、やしき委員長が「放射線は大丈夫だ」と言う場面がありました。
民主党(原口)が「やらせてみてください、政権担当能力はあります」と言い、
「やらせてみたら良い」と言った場面が頭をよぎりました。
この番組のやはり成長していないようです。

_________________________________________________
原発と生活 強い人はその通り
放射線をご研究になっている先生方で「放射線は体に良い」と言われている方がおられます.
これについての私の見解を書きます.
・・・・・・・・・
生物の歴史は6億年前(単細胞なら37億年前)からですが、その歴史は「放射線との戦い」でした。
ですから生物は放射線に対して何重もの防御をしています。別の表現をすれば、「放射線に対する防御ができる生物だけが生き残り、その中で人間はもっとも放射線に強い生き物」と言えます.
私は生物の「自己修復」という機能を人工的な材料に適合しようという研究をしてきましたので、そのことはよく知っています.
だから、「放射線をあびると健康になる」というのも確かです.
しかし、問題は2つあります。
1) 統計的には、放射線の量が増えると「過剰発がん」が増える。
2) 幼児、妊婦、妊娠可能な女性などに障害者がでる。
という現実があります。つまり強いものは体が防御してくれるのですが、弱いものはやられてしまうということがあるからです.
これは人によって判断が分かれるのですが、私は「弱い人を中心にして、強い人は弱い人がやられなければ大丈夫」という考え方です.
1年に1ミリシーベルトで、過剰発がんは「たった」1億人に5000人ですから、集団としてはたいした事はないかも知れませんが、幼くしてガンになる人は「その人、一人」だから可哀想に思います.
それも、しばらく汚染された土地を離れたり、汚染された食材を売らなければ回避できるのですから、私はそちらの方が良いと思っています.
読者の方で「放射線は本当に危険か」と迷っておられる人が多いのですが、
1) 強い人は大丈夫、
2) 弱い人は危ない、
3) 確率で起こる、
ということを知って、後はご自分で判断してください。
その点で、政府の要人や知事(いずれも50才以上の男性)が放射線に汚染された食材を食べて「平気です」と言っているのを見ると、無性に怒りがこみ上げてきます.
違うだろう!
(平成23年4月17日 午後11時 執筆)武田邦彦
http://takedanet.com/2011/04/post_ec43.html
____________________________________________
下の記事は前にも紹介したかも知れませんが、人と放射線の関係について、
非常に分かりやすく書かれているので、掲載させていただきます。
____________________________________________
生活と原子力03 放射線と人間の細胞(その1)
(基礎的なことですが、これから放射性物質と長いつき合いになるので、人間の細胞と放射線について少し解説をしておきます。)
生命をもった生物がこの地球に誕生したのは今から37億年前と言われています。しかし生まれたての生物にはとても辛いことがありました。
それは、空から放射線がものすごく降って来るからです.
最初の生物は海の中で誕生しましたけれども、その生物が海水面に上がってくるとすぐガンになって死んでしまったのです。
その原因は太陽にありました。太陽というのは核融合をしている「裸の原子炉」ですから、そこから強い放射線が地球に降り注ぐいたのです。
しかし生物は太陽の光がないと生きていけませんので、(意識があったかどうかは別にして)チャレンジ精神の旺盛な強い生物は危険をおかして海水面に上ろうとしたのです。
できるだけ多くの太陽の光を浴びようとすると、降り注ぐでくる放射線を守ることが必要になります。このことから生物には、放射線に対する防御能力が発達しました。
原始的な動物にも放射線に対して防御する力が強いのはこのような歴史的な経験からです。
・・・・・・・・・
もし、そのままであれば地球上には、今のように多くの生物が住むことはなかったでしょう。しかし、今から約15億年程前、生物が吐き出した酸素が上空に上り、成層圏でオゾン層を形成したのです。
このオゾン層は、太陽からの放射線をほとんどシャッタアウトするという性質を持っていました。
その後、不運なことにしばらく地球が寒冷化したので、生物はそれほど繁殖しませんでしたが、今から6億年程前に地球が暖かくなると、放射線は来ないし、気温は温暖化したので生物が急激に繁殖します。
その末裔が今の人間です。
そして、人間が最も放射線に対する防御も発達しています。なお、夏の海水浴で真っ黒に日焼けするのは、「波長の長い放射線」でそれに対する防御も人間はとても進んでいます。
・・・・・・・・・
わたくしは長く人間や生物、またプラスチック(高分子)等の材料の劣化の研究をしてきました。プラスチックと人間というと大きく違うように思いますが、石油は大昔の生物の死骸なので、石油から作ったプラスチックは人間の体と非常に似ているのです。
一つの例を挙げますと、人間の女性の足を作っている筋肉は「ポリアミド」という高分子ですが、女性が使っているストッキングは「石油からできたポリアミド」です。
つまり、ストッキングをはいている女性の足は、ポリアミドでできた自分の筋肉の上に、これもポリアミドでできたストッキングをはいているのです。
つまり、人間や生物の体の材料とプラスチックはほとんど同じもので、わたくしは長い間、「人間の体のように、自分で自分を修繕するようなプラスチック」(自己修復性プラスチック)を研究していました(詳しくは私の研究が雑誌「ニュートン」に2度ほど紹介されていますので、それをご参照ください)。
わたくしが原子力の研究をしていた頃、重要な研究テーマの一つは「放射線で材料が劣化しないこと」でした。その研究の過程で人間の細胞はなかなか放射線で死なないこと、その修復はどのようなメカニズムであることを知ったのです
・・・・・・・・・
このブログでも書いていますように、わたくしは放射線に対して従来から「規制値が厳しすぎるのではないか」ということを発言してきた一人です。
それはわたくしが人間の細胞と放射線の関係を調べてみると、人間の細胞は修復力が強く、放射線でダメになってもすぐ修繕するからです。
でも、わたくしは「放射線と細胞」というある一面からしか研究していないのですが、放射線に関わる多くの専門家は「放射線と身体」の総合的な関係を研究されておられるからです。
例えば、10万人の集団がいて、ある量の放射線を浴びるとどのくらいガンが発生するかという統計的な研究や、また医学的にある放射性物質が体に入った時にどのような作用するかということも詳しく調べられています。
・・・・・・・・・
原子力の分野では、日常的にも放射線と体への影響というのは議論になります。そしてその中にはいろいろな専門の先生がおられますから、それぞれの研究分野で見方が違います。
わたくしのように「放射線と細胞の劣化」ということを研究してる人は、放射線で細胞が劣化しても回復力が強いから大丈夫ではないかという感触を持っていますし、また現場のお医者さん等は放射線で障害を受けた人を治療しておられますから、やや慎重であるというだ傾向があるからです。
こう言った議論を通じて最終的にはある規制値が決まってきます。それが現在の1年間で1ミリシーベルとまでは大丈夫だという規制値になっているです。
・・・・・・・・・
福島原発の事故が起こっても、私は人間の細胞は放射線に対する防御に優れているので、そう簡単にやられないと思っています。でも、それは「免疫力が強く、栄養のバランスがとれて、休養が十分」という条件が必要です。
しかし、人間はそのように元気な人ばかりではありません。赤ちゃんや病気がちの人もおられますので、やや規制値は低くなりがちです。
人間の体というのは本当に複雑なので、「わたくしが大丈夫だから、あなたも大丈夫」ということにもなりませんし、一方では、強い放射線を浴びてもあまり病気にならない人もいます。
機会がありましたらもう一度、人間の細胞が放射線のダメージからどのように立ち治っていくかということも解説していきたいと思います。
もちろん放射線に被爆して体が痛むというのは、「病気」の一種ですから、できるだけ栄養を取り、休養を十分にとり、そして免疫力をつけることが放射線に対して体を守る一つの方法であることは間違いありません。
(平成23年4月3日 午前8時 執筆)武田邦彦
http://takedanet.com/2011/04/post_8ca6.html
_____________________________________________
当ブログの武田邦彦さん関連記事まとめ(リンク集)
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/6a193f9b1db6fea5c154ce23cc3bb9db
訪問されたようです。
「微量の放射線は体にいい」と言う中村仁信先生の意見はやはりインパクトがあるようです。

〔当ブログ過去記事・・・中村先生登場〕
今日のたかじんの委員会(11/3/27)2011-03-27 18:50:39
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/f7d9cc6addde8f484f97d237acddf93c
番組中も中村先生に質問していた武田邦彦さんも早速反応され、ブログに反論記事
が掲載されました。
「微量の放射線は体にいい」ということも認めているようですが、個人差がある話で、
全ての人が安全というわけではない。
と考えているようです。
ここからは素人である私の考えを書きます。
例えば、「日光浴」というのも放射線を浴びる行為の一つでしょう。
日光浴が健康に良いといわれた時期もありましたが、現在は浴びないほうが良いと
考えている人が増えましたし、日焼けのダメージには個人差があります。
不特定多数の人が見るテレビ番組では、妊婦、赤ちゃん、病弱な人も安心であるという
意見を述べる必要があるのではないでしょうか。
やはり中村先生の言い方は誤解を招くと思いますし、逃げることも出来、
原発に近いところで取れた食品を買わないという選択が出来るなら、出来るだけ
安全な選択を心がけた方が良いと私は思います。
そもそも、武田先生と中村先生の専門分野は違うんでしょうし、どこまで
安全かという考えにも差があって当然でしょう。
チェルノブイリの患者を治療した菅谷昭さんなどは中村さんの意見に絶対
賛成しないでしょう。
松本市長菅谷昭氏定例記者会見 福島第一原発事故についてコメント(110322)2011-03-25 07:02:34
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/eff31c865da24fe3b026e157abbdba5f
だれが正しいとか言える話ではなく、だれを信じるかという話だと思いますが、
色々な分野の専門家の意見を集約した国際的な基準に基づいて意見を述べている
武田邦彦さんが個人的には最も信頼できるような気がします。
全然話は違うかもしれませんが、
昨日の放送の中で、やしき委員長が「放射線は大丈夫だ」と言う場面がありました。
民主党(原口)が「やらせてみてください、政権担当能力はあります」と言い、
「やらせてみたら良い」と言った場面が頭をよぎりました。
この番組のやはり成長していないようです。

_________________________________________________
原発と生活 強い人はその通り
放射線をご研究になっている先生方で「放射線は体に良い」と言われている方がおられます.
これについての私の見解を書きます.
・・・・・・・・・
生物の歴史は6億年前(単細胞なら37億年前)からですが、その歴史は「放射線との戦い」でした。
ですから生物は放射線に対して何重もの防御をしています。別の表現をすれば、「放射線に対する防御ができる生物だけが生き残り、その中で人間はもっとも放射線に強い生き物」と言えます.
私は生物の「自己修復」という機能を人工的な材料に適合しようという研究をしてきましたので、そのことはよく知っています.
だから、「放射線をあびると健康になる」というのも確かです.
しかし、問題は2つあります。
1) 統計的には、放射線の量が増えると「過剰発がん」が増える。
2) 幼児、妊婦、妊娠可能な女性などに障害者がでる。
という現実があります。つまり強いものは体が防御してくれるのですが、弱いものはやられてしまうということがあるからです.
これは人によって判断が分かれるのですが、私は「弱い人を中心にして、強い人は弱い人がやられなければ大丈夫」という考え方です.
1年に1ミリシーベルトで、過剰発がんは「たった」1億人に5000人ですから、集団としてはたいした事はないかも知れませんが、幼くしてガンになる人は「その人、一人」だから可哀想に思います.
それも、しばらく汚染された土地を離れたり、汚染された食材を売らなければ回避できるのですから、私はそちらの方が良いと思っています.
読者の方で「放射線は本当に危険か」と迷っておられる人が多いのですが、
1) 強い人は大丈夫、
2) 弱い人は危ない、
3) 確率で起こる、
ということを知って、後はご自分で判断してください。
その点で、政府の要人や知事(いずれも50才以上の男性)が放射線に汚染された食材を食べて「平気です」と言っているのを見ると、無性に怒りがこみ上げてきます.
違うだろう!
(平成23年4月17日 午後11時 執筆)武田邦彦
http://takedanet.com/2011/04/post_ec43.html
____________________________________________
下の記事は前にも紹介したかも知れませんが、人と放射線の関係について、
非常に分かりやすく書かれているので、掲載させていただきます。
____________________________________________
生活と原子力03 放射線と人間の細胞(その1)
(基礎的なことですが、これから放射性物質と長いつき合いになるので、人間の細胞と放射線について少し解説をしておきます。)
生命をもった生物がこの地球に誕生したのは今から37億年前と言われています。しかし生まれたての生物にはとても辛いことがありました。
それは、空から放射線がものすごく降って来るからです.
最初の生物は海の中で誕生しましたけれども、その生物が海水面に上がってくるとすぐガンになって死んでしまったのです。
その原因は太陽にありました。太陽というのは核融合をしている「裸の原子炉」ですから、そこから強い放射線が地球に降り注ぐいたのです。
しかし生物は太陽の光がないと生きていけませんので、(意識があったかどうかは別にして)チャレンジ精神の旺盛な強い生物は危険をおかして海水面に上ろうとしたのです。
できるだけ多くの太陽の光を浴びようとすると、降り注ぐでくる放射線を守ることが必要になります。このことから生物には、放射線に対する防御能力が発達しました。
原始的な動物にも放射線に対して防御する力が強いのはこのような歴史的な経験からです。
・・・・・・・・・
もし、そのままであれば地球上には、今のように多くの生物が住むことはなかったでしょう。しかし、今から約15億年程前、生物が吐き出した酸素が上空に上り、成層圏でオゾン層を形成したのです。
このオゾン層は、太陽からの放射線をほとんどシャッタアウトするという性質を持っていました。
その後、不運なことにしばらく地球が寒冷化したので、生物はそれほど繁殖しませんでしたが、今から6億年程前に地球が暖かくなると、放射線は来ないし、気温は温暖化したので生物が急激に繁殖します。
その末裔が今の人間です。
そして、人間が最も放射線に対する防御も発達しています。なお、夏の海水浴で真っ黒に日焼けするのは、「波長の長い放射線」でそれに対する防御も人間はとても進んでいます。
・・・・・・・・・
わたくしは長く人間や生物、またプラスチック(高分子)等の材料の劣化の研究をしてきました。プラスチックと人間というと大きく違うように思いますが、石油は大昔の生物の死骸なので、石油から作ったプラスチックは人間の体と非常に似ているのです。
一つの例を挙げますと、人間の女性の足を作っている筋肉は「ポリアミド」という高分子ですが、女性が使っているストッキングは「石油からできたポリアミド」です。
つまり、ストッキングをはいている女性の足は、ポリアミドでできた自分の筋肉の上に、これもポリアミドでできたストッキングをはいているのです。
つまり、人間や生物の体の材料とプラスチックはほとんど同じもので、わたくしは長い間、「人間の体のように、自分で自分を修繕するようなプラスチック」(自己修復性プラスチック)を研究していました(詳しくは私の研究が雑誌「ニュートン」に2度ほど紹介されていますので、それをご参照ください)。
わたくしが原子力の研究をしていた頃、重要な研究テーマの一つは「放射線で材料が劣化しないこと」でした。その研究の過程で人間の細胞はなかなか放射線で死なないこと、その修復はどのようなメカニズムであることを知ったのです
・・・・・・・・・
このブログでも書いていますように、わたくしは放射線に対して従来から「規制値が厳しすぎるのではないか」ということを発言してきた一人です。
それはわたくしが人間の細胞と放射線の関係を調べてみると、人間の細胞は修復力が強く、放射線でダメになってもすぐ修繕するからです。
でも、わたくしは「放射線と細胞」というある一面からしか研究していないのですが、放射線に関わる多くの専門家は「放射線と身体」の総合的な関係を研究されておられるからです。
例えば、10万人の集団がいて、ある量の放射線を浴びるとどのくらいガンが発生するかという統計的な研究や、また医学的にある放射性物質が体に入った時にどのような作用するかということも詳しく調べられています。
・・・・・・・・・
原子力の分野では、日常的にも放射線と体への影響というのは議論になります。そしてその中にはいろいろな専門の先生がおられますから、それぞれの研究分野で見方が違います。
わたくしのように「放射線と細胞の劣化」ということを研究してる人は、放射線で細胞が劣化しても回復力が強いから大丈夫ではないかという感触を持っていますし、また現場のお医者さん等は放射線で障害を受けた人を治療しておられますから、やや慎重であるというだ傾向があるからです。
こう言った議論を通じて最終的にはある規制値が決まってきます。それが現在の1年間で1ミリシーベルとまでは大丈夫だという規制値になっているです。
・・・・・・・・・
福島原発の事故が起こっても、私は人間の細胞は放射線に対する防御に優れているので、そう簡単にやられないと思っています。でも、それは「免疫力が強く、栄養のバランスがとれて、休養が十分」という条件が必要です。
しかし、人間はそのように元気な人ばかりではありません。赤ちゃんや病気がちの人もおられますので、やや規制値は低くなりがちです。
人間の体というのは本当に複雑なので、「わたくしが大丈夫だから、あなたも大丈夫」ということにもなりませんし、一方では、強い放射線を浴びてもあまり病気にならない人もいます。
機会がありましたらもう一度、人間の細胞が放射線のダメージからどのように立ち治っていくかということも解説していきたいと思います。
もちろん放射線に被爆して体が痛むというのは、「病気」の一種ですから、できるだけ栄養を取り、休養を十分にとり、そして免疫力をつけることが放射線に対して体を守る一つの方法であることは間違いありません。
(平成23年4月3日 午前8時 執筆)武田邦彦
http://takedanet.com/2011/04/post_8ca6.html
_____________________________________________
当ブログの武田邦彦さん関連記事まとめ(リンク集)
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/6a193f9b1db6fea5c154ce23cc3bb9db
本当にそうなるかのデータは全然見ていない。彼が言う、弱い人は、自分の出す活性酸素でガンになる可能性が高い。放射線で増える遺伝子の傷は、運動したりして生ずる遺伝子の傷の数万分の一の数しかない。武田氏は素人だけど断言するだけの人。
>武田邦彦氏は、放射線医学に関して素人ですよ。
まぁ、そうなんでしょうね。それは分かります。
専門家と呼ばれる方には中村さんのような方もいるでしょうし、松本市の菅谷市長のような方もいます。
放射線の専門家の中にも中村先生とは違う考えを持つ方もおられるのではないでしょうか。
とりあえず、専門家の意見は色々あるでしょうが、それらの意見が集約されたものが年間1ミリシーベルトという基準ではないでしょうか。
武田邦彦さんはこの一線を変えずにブログの記事を書こうとしているので信頼出来ると私は考えています。
どんなに高名な専門家であれ、今さら○○先生がこう言っているから安心してくれといわれても、
世間の疑念が収まることは無いでしょう。
ですから、基準とは違う持論を展開される方より、私は武田さんの方を信用します。
私が想うところを整理していただいたような意見。
私自身がド素人のため、コメントに返信する時には随分悩みます。
波平さんの様なコメントを頂くと、何だか救われるような気がします。
武田さんがこの問題を集約するような記事をブログに書いていますので、こちらもご覧ください。
http://takedanet.com/2011/04/61_161b.html
専門家はその知識を使って隠蔽することも可能である。しかし、それ以前に専門家と称する人間が安全、大丈夫と言ってきた原子力発電所が全く安全ではなかったし、今回の事故の後始末で非情にコストの高いものであることが判明した。専門家以外が意見を口にしてはいけないなどと誰が決めたのだ?私は原子力に関しては素人だが、その素人が考えても割れた鉄筋構造物に海水をかけたらその建物が近いうちに崩壊するだろうことは分かる。その建物内で水棺が完成するのだろうか?大いに疑問である。
被曝から60年以上経過した細胞から、放射線が観測され、映像化に成功しました。細胞に原爆の原料のプルトニウムが存在することも確認されました。
ただ、この細胞の持ち主が亡くなったのがいつであるのか、動画内に情報がないので、60年生存していたのかはわかりません。
放射線のエネルギーはDNAが結束する力より大きいこと、放射線の影響は距離の二乗に反比例する(近いほど威力が大きい)ことをあわせて考えると、DNAにダメージを与えるとしても不思議はないよ思います。
武田 邦彦さんは、少しそそっかしいところがあるように思います。この方の発言の揚げ足を取ろうと思えば、いくらでも取れるのでしょう。
低線量での内部被曝に危険がないともあるとも確定していない状況で、安全説のみを根拠に基準を定めることは、結果的に人体実験を本人に無断で実施することと変わりがないように思います。
暫定基準値なるものを設けたおかげで福島、関東は(徐々に拡大中)実験場にされてしまいました。
実験を終了させるためにも現在の政府を一日も早く潰さないといけません。
武田さんは相手に合わせて話す人ですから、揚げ足をとっても意味が無いと思いますよ。
無責任な発言などを記録し後日に備えましょうという呼びかけがあります。もっともだと思います。
政権交代で解決する問題だといいですね。今騒いでいる人が、復興利権がほしいだけに見えてしまいます。
当ブログにも記録らしきものは残っていると思うんですが、多くの場合、動画を使っているので残るかどうかは分かりません。
かといって正確に文字起こしするのは面倒くさいですしねぇ。
福島の野菜を食べてアピールする自民の対応を見る限り、政権交代したら問題が解決するとは思えませんが、
今よりはずいぶんマシにはなるんじゃないでしょうか。