3月19日 4:30-7:00 19:30-21:00 BBC3
グリンカ:カプリッチョ・ブリランテ(スペイン歌序曲第1番)
ニコライ・カプースチン:ピアノ協奏曲第5番(英国初演)
ボロディン:交響曲第2番 ロ短調
リムスキー・コルサコフ:カプリッチョ・エスパニョール
フランク・デュプリー(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団
サントゥ・マティアス・ルーヴァリ(指揮)
2024年3月6日ロンドン、ロイヤルフェスティヴァル・ホール
グリンカは、コンサートしょっぱなに良く演奏される序曲しか
聴いたことがない。
それ以外にも作品はあるのだろうけれど、たぶん初めて聴く。
それらの序曲となんだか同じような感覚で聴いた。
スペインの印象とは、このようなものというような曲。
カプースチンの5番は、ロシアでは1995年に初演されたという。
日本初演は2018年(指揮:飯森 範親/ピアノ:川上 昌裕、
日本センチュリー交響楽団)イギリスは今回2024年。
演奏者は、この曲をアルバム・リリースしているピアニストの
フランク・デュプリー。
隅から隅まで知っているピアニストの演奏。
フィルハーモニア管も名うての団体だけれど、
いかがあいなるか。20分ほどの単一楽章の曲。
目まぐるしく展開される。クラシックとジャズの混合試合の
ような曲。協奏している感満載。スリリング感のある曲。
ピアノもコンテンポラリー・ジャズのような複雑な
和音も聴かれたりするので緩徐楽章のような部分でも、
クラシックのジャンルを超えているところの作品の
ように思われた。かといってポピュラーには流れていない
ところが、カプースチンの作曲のすごいところだと思う。
ピアノのカデンツ部分も、カプースチン自体がピアニスト
でもあったように達者な演奏をくりひろげていたそうだから、
それがアドリブでなく、書き譜になっているところは
まったくすごい。それを演奏するのだから、演奏家の
仕事もすごいものだ。盛り上がって終わる。聴きごたえのある
ものだった。
ソリスト・アンコールは、ピアニスト編のエリントンナンバー
「キャラバン」フィルハーモニア管の打楽器アンサンブルを
従えての、ある意味わかりやすい聞き取りやすい演奏。
入りのピアノが、異国情緒を感じさせるものだった。
最後は、ガーシュインのラプソディー・イン・ブルーが
入り込んでくるという寸法で受けた。
ボロディン:交響曲第2番 ロ短調 通称「ボロ2」というのだそうだ。
このような呼び方があるのは初めて聞いた。
割と聴きやすく入り込みやすい曲だった。ボロディンというと
中央アジアの~というセミクラシックを若いころ聴いていた
けれど、交響曲があるとは知らなかった。
チャイコフスキーとボロディンがあるくらいで、
あとはラフマニノフ、ストラヴィンスキー、
プロコフィエフ、ショスタコーヴィチの時代になってしまう。
1・2楽章で盛り上げていき、3楽章の緩徐楽章で、
静かなたたずまいを示し、「勇者」という作曲者自身が
付けた副題がやっと理解できる展開になった感じです。
総じて聴きやすい曲でした。
「スペイン奇想曲」リムスキー・コルサコフは割合有名で
聴いたことがあった。はじめと終わりをスペイン物で、
中をロシア物で作られたプログラムだけれど、ある意味
なかなか洒落た構成のような気もする。
その意味では聴いた感満載。ごちそうさまでした。
グリンカ:カプリッチョ・ブリランテ(スペイン歌序曲第1番)
ニコライ・カプースチン:ピアノ協奏曲第5番(英国初演)
ボロディン:交響曲第2番 ロ短調
リムスキー・コルサコフ:カプリッチョ・エスパニョール
フランク・デュプリー(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団
サントゥ・マティアス・ルーヴァリ(指揮)
2024年3月6日ロンドン、ロイヤルフェスティヴァル・ホール
グリンカは、コンサートしょっぱなに良く演奏される序曲しか
聴いたことがない。
それ以外にも作品はあるのだろうけれど、たぶん初めて聴く。
それらの序曲となんだか同じような感覚で聴いた。
スペインの印象とは、このようなものというような曲。
カプースチンの5番は、ロシアでは1995年に初演されたという。
日本初演は2018年(指揮:飯森 範親/ピアノ:川上 昌裕、
日本センチュリー交響楽団)イギリスは今回2024年。
演奏者は、この曲をアルバム・リリースしているピアニストの
フランク・デュプリー。
隅から隅まで知っているピアニストの演奏。
フィルハーモニア管も名うての団体だけれど、
いかがあいなるか。20分ほどの単一楽章の曲。
目まぐるしく展開される。クラシックとジャズの混合試合の
ような曲。協奏している感満載。スリリング感のある曲。
ピアノもコンテンポラリー・ジャズのような複雑な
和音も聴かれたりするので緩徐楽章のような部分でも、
クラシックのジャンルを超えているところの作品の
ように思われた。かといってポピュラーには流れていない
ところが、カプースチンの作曲のすごいところだと思う。
ピアノのカデンツ部分も、カプースチン自体がピアニスト
でもあったように達者な演奏をくりひろげていたそうだから、
それがアドリブでなく、書き譜になっているところは
まったくすごい。それを演奏するのだから、演奏家の
仕事もすごいものだ。盛り上がって終わる。聴きごたえのある
ものだった。
ソリスト・アンコールは、ピアニスト編のエリントンナンバー
「キャラバン」フィルハーモニア管の打楽器アンサンブルを
従えての、ある意味わかりやすい聞き取りやすい演奏。
入りのピアノが、異国情緒を感じさせるものだった。
最後は、ガーシュインのラプソディー・イン・ブルーが
入り込んでくるという寸法で受けた。
ボロディン:交響曲第2番 ロ短調 通称「ボロ2」というのだそうだ。
このような呼び方があるのは初めて聞いた。
割と聴きやすく入り込みやすい曲だった。ボロディンというと
中央アジアの~というセミクラシックを若いころ聴いていた
けれど、交響曲があるとは知らなかった。
チャイコフスキーとボロディンがあるくらいで、
あとはラフマニノフ、ストラヴィンスキー、
プロコフィエフ、ショスタコーヴィチの時代になってしまう。
1・2楽章で盛り上げていき、3楽章の緩徐楽章で、
静かなたたずまいを示し、「勇者」という作曲者自身が
付けた副題がやっと理解できる展開になった感じです。
総じて聴きやすい曲でした。
「スペイン奇想曲」リムスキー・コルサコフは割合有名で
聴いたことがあった。はじめと終わりをスペイン物で、
中をロシア物で作られたプログラムだけれど、ある意味
なかなか洒落た構成のような気もする。
その意味では聴いた感満載。ごちそうさまでした。
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