MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ファビオ・ルイージ指揮ダラス交響楽団および合唱団演奏会

2022-01-09 10:58:28 | 音楽夜話(クラシック)
12月7日


11:00-13:00 20.00-22.00 WRR


R.シュトラウス:23独奏弦楽器のための習作「メタモルフォーゼン」 AV.142
モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626
キム=リリアン・シュトレーベル(ソプラノ)
ケリー・オコナー(メゾソプラノ)
スペンサー・ラング(テノール)
デヴィッド・リー(バリトン)
ファビオ・ルイージ指揮ダラス交響楽団および合唱団
2021年11月6,7日 ダラス、マイヤーソン・シンフォニー・センター




昨年なくなられた方の鎮魂のためにというわけでもないが、
年末にコンサートプログラムがあったので聴いていた。
前段の「メタモルフォーゼン」もある意味重い感じの曲であり、
導入にはありかもと思った。途中、何かの有名な曲の旋律が
出てくるのだけれど、なんだか思い出せない。記憶をたどっても
のどのあたりでつかえてしまい出てこないのがもどかしい。
歳は取りたくないな。(ベートーヴェンの交響曲『英雄』の第2楽章
「葬送行進曲」冒頭4小節の動機を根幹にした主題 WIKIより)


レクイエムはこなれた演奏だった。聴きやすいというか、声楽は
どちらかというとオペラチックな感じもしたけれど、ルイージは歌劇場
で来た人だから、コントロールはうまいのではないかと思う。
ラクリモサの表現は聴かせた。全体的には古楽の団体ではないのでさもありなん。
これはこれで聴いていく。
ルイージという名はどうしてもスーパーマリオブラザースのマリオと
ルイージを思い浮かべる。指揮のファビオ・ルイージはキャラクターの
ルイージには似ていない。9月から3年間契約で、パーヴォ・ヤルヴィー
の後、N響の首席指揮者の座に就く。(平成27年度より制定)。



マウリツィオ・ポリーニ 1月5日 80歳。

2022-01-09 04:03:54 | 音楽夜話(クラシック)


マウリツィオ・ポリーニ 1月5日 80歳。


BR-KLASSIKでポリーニの誕生日にちなんで特集を組んでいた。
今世紀に残るピアニストの一人だと思う。先代にも名を
残したピアニストは数多いけれど、この方もいずれレジェンドに。


ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ソナタ ニ短調 op.49、No.1;
ヨハネス・ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調
(バイエルン放送交響楽団:マリス・ヤンソンズ) 第2部:2022年1月4日(火)


「ピアニストのマウリツィオ・ポリーニの80歳の誕生日を祝う機会に(I)
マウリツィオ・ポリーニは、間違いなく私たちの時代の伝説的で偉大な
通訳の一人です。
このピアニストが1月5日に80歳の誕生日を迎えるなんて信じがたい!
ポリーニは、彼の構造化された同時に、華麗な演奏、気取らない外観、
非常に意識的なレパートリーの選択と決して設定されていない強烈な
音楽的表現感覚に魅了します。
ちょうど18歳、ミラノ生まれのミュージシャンがワルシャワのショパン
コンクールで優勝しました。
国際的に成功を収めたにもかかわらず、彼はすぐにコンサートの
キャリアに突入するのではなく、アルトゥーロ・ベネデッティ・
ミケランジェリと共に勉強を続けています。
それは明らかに将来の良い投資でした。ポリーニの特徴:古典的な
レパートリーに加えて、現代音楽は常に彼にとって大きな関心事でした。
BR-KLASSIKは5部構成のシリーズで祝福を受けました。」
BR-KLASSIKより。


私が若いころは、その前の世代のピアニストとグールド、ポリーニ、
アルゲリッチなど若手の俊英がバリバリ活動していた時代。
グールドは別としても、レコードからCDに移っても何のそのコンサート
活動もされていたし、聴こうと思えば生で聴く機会もあった。


しかしながらその世代ももう亡くなられたり、引退したりする世代。
時代は変わってきている。
アイドルは変わってきている。


「ピアノを専攻している現役の学生さんたちと話して感じる事。
今の時代、CDプレーヤーを持っていない、テレビもない。
グールド、ポリーニ、ツィメルマンやアルゲリッチを知らないのは、
やはり悲しい...」
ピアニスト金子三勇士さんのツィートより。


現役の音大生などは、日々追われていて、鑑賞の機会や志向があまり
持てないのではないかと思う。
自分で掘り起こして行動するようなことだから、鑑賞は実技とはまた違う
フィールドなので、就いた先生にもよるけれど、○○の演奏を聴きすぎては
いけません見たいな指導もあるのかもしれない。
以前知っていた音楽専攻の女性は声楽のコンサートはいくが、
オーケストラやピアノのコンサートはあまり興味がなかったし、
鑑賞という点では、自分のジャンルは関心があったけれど、
それ以外は余りという感じだった。
みなそうではないにしても、クラシック専攻でもそういうことは
あるのかもしれない。
温故知新があまりされてないこともあるのかもしれないけれど、
時代なのかな。情報の取捨選択も昔とはずいぶん違う。
音楽と対峙する聴き方から「音楽もって街に出よう」という
スタンスに変わってから、聴き方も変わる。
今はCDでなく配信だから、より手軽だし、検索で聴くこともできる。
それをしないだけと言ってしまえばそれまでだけど、音楽を聴く
TPOもあるし、聴き方も違えば音楽の聞こえ方も違う。
時代は確実に変わっていくのですね。