エリック・クラプトン D-45 イージー・ナウ ?
1970年にソロ・アルバムを出した。
クラプトンはエレキの人だった。
そういうイメージがついて回っていた。
ソロの中に1曲生ギター(今この言い方は死語)と
歌だけの曲がある。
このアルバムが出てから、レット・イット・レインと
AB面でイージー・ナウという曲が入っている45回転シングル盤を
買って聴いていた。(レコードのころの話)。
この、イージー・ナウが生ギターで語られる、当時クラプトンを
あまり知らない私としては、くりびつてんぎょうだった。
こんな、軽いシンガーソングライター調(ジョージ・ハリソン調)の曲も
書くんだという驚きをもって聴いていた。
それにもましてこのギター・サウンド。
どのメーカーの楽器だろう。当時から?だった。
厚みのある音。コードもよく切れて、最後のジャラーンのハーモニー
バランスの良さ厚い倍音感。これはギターもただものでないものを
使っているのではないかと思っていた。
このアルバムを録音している当時、クラプトンはマーチンのD-45を
所持しており、(後年、シンガー・ソング・ライターのデイブ・
エドマンズに贈っている)それを使った可能性があるという記事を読んだ。
かなり信ぴょう性があると思う。
サウンドがD-45だと思う。J-200ではないと思うし、ギルドでもない。
この音のとろけ方マーチン独特のものだと思うし。このような音を
抜いたようなコードフォームは、CSN&Yとかガロとか当時
よく使われていたと思う。そのような音鳴りを聴いていると
ますますD-45ではないかというみみで聴いてしまう。
イージーナウのYOUTUBEコメントを見ていたら
Rex Felton
3 年前
Written in a taxi to the studio. Recorded with Stephen Stills
on the 2nd guitar and the harmonies.
というのがあった。
クラプトンにステファン・スティルスのハモリと2NDギターが
入っているというのだ。
コード・ストローク2本立てなのか、イントロをどちらかが
弾いたのか。
この当時CSN&Yも69年のD-45を所持していたとおもう。
そうなると当時おNEWのD-452本でこの曲のナチュラル・リヴァーブの
かかったバックトラックを録音したかもしれず、スティルスの
ハーモニーVoも、クラプトンの多重録音と思っていたところの、
クリビツてんぎょうな仕様で、思わず耳ダンボになってしまった。
なんと豪華な録音!!。
現在20万ドル。22,816,000.00 日本 円。最終いくらまでになるのか。
19日に決済。現在のオーナーは、クラプトンではない。
そしてこのオークションに出品されている。なにか、
古い友人に会ったような、懐かしさがあり、若しかすると、
この後、死蔵されてしまうかもしれないけれど、当時の音源として
残っているのはありがたいかもしれない。これが、あくまでも、
元クラプトンのD-45だとしたらの話だけれど、
使われた機材に関しては公表されてないようだ。
(これはあくまでも私のD-45空耳です)
Eric Clapton - Easy Now - YouTube