もーせんの奇妙な冒険

多忙のくせに多趣味で、とっちらかった日常を綴ります。旅行、美味しい物、馬、舟、アート、本、映画、…ああ、まとまらない。

游泉志だて その2

2013-06-03 07:03:31 | 岩手の旅
夕食は18時からお願いしました。個室ダイニング「風とオルゴォル」にて。以前来た時は立派な掘りごたつの個室でしたが、今回はコーナーソファと椅子の小部屋に通されました。部屋のグレードで決まっているのかもしれません。ま、大して気にはしていません。
生ビールの価格から判断すると、飲み物のお値段は少し高いように感じました。そう、やっぱりコストパフォーマンスが問題。

旬游料理「和氣路」と題された夕食の始まりです。


先付 しどけ 辛子醤油和え。
まだ寒いけど、春っぽいメニューです。


季節の大皿盛り。
内容は、蛸串、鴨ロースト、鯛、蟹爪天、たらの芽天、蛤、こごみと胡桃と瓜の和え物。
あのー、後で揚げたての美味しい天ぷら出るのに、今作り置きの冷めた天ぷらを敢えて食べさせるのはどんな意図?
たらの芽の天ぷらは後の揚げ物と一緒に出して欲しいし、蟹の爪を前菜で出すならなにも天ぷら出なくても良いはず。蟹酢とか、ほぐしてサラダ風の和え物でもいいし、小さな軍艦にしても美味しいし、見た目が楽しいと思う。
もーせんは前菜が好きで、これからどんなお料理が始まるのかわくわくするんです。でも、前菜は着席した時にすでに席にあるか、すぐに供されるもの。だから冷めていても美味しい食材を、美味しさを損なわない調理法で提供されなきゃいけないと思うんです。残念でした。


吸物 さわ煮椀。
人参、椎茸、独活、白髪葱、豚の背脂。豚の背脂に意表をつかれましたが、上品なお味でおいしかったです。


造り 北海の旬鮮 旨味三種盛り。
牡丹えび、かんぱち、帆立。
かんぱちが美味しい!
帆立に関しては、青森っ子なので地元が一番という思いになってしまいますね。宮守生山葵が爽やかで美味しかったです。後のお肉用に少しとっておきました。


揚物 しゃこ天、ふきのとう、うど、のびる、ヒマラヤ岩塩を添えて。
お品書きには「ふぐ風味揚げ」と書いてあり、ふぐの唐揚げ好きなワタクシ楽しみにしていたのですが、しゃこ天に変更になりました。しゃこを天ぷらでいただいたの初めてでしたが、美味しかったですよ。


煮物 フカヒレ、筍、蕗、湯葉、花びらゆり、さくらふ。
これ、美味しーい!!フカヒレ!!
蟹の餡がかかってました。


焼物 岩手牛ステーキ。さっきの美味しい山葵をのっけます。半分こプランなので、一人ふた切れずつ…
やっぱり物足りない。その上、塩忘れた?ってくらい味がない。さっきの天ぷらの塩、とっておけばよかった。


焼物 タラバガニバター焼き。
前回宿泊時も出て、非常に美味しかったのですが、やはり半分こで、一人一本は物足りない。

もちろん半分こしないプランもあるのですが、一人当たりプラス5000円で、トータルで3万超えるプランになってしまいます。
残念ながら、この肉ふた切れとタラバ1本増やすために5000円は納得いかない値段だと思いました。


じゃこと山菜のサラダ、自家製ドレッシング。
これは美味しくいただきました。しかし量が多かったです。




帆立筍ご飯、ぎばさの味噌汁、香の物。大根ブルーベリー漬けが美味しかったです。


メロンとイチゴ、桜シャーベットでおしまいです。

前菜の天ぷらとメインがどうにも残念で、美味しいメニューもあったのですが、イマイチ な印象になってしまいました。しかし、某旅行サイトのコメントみると、絶賛している人が多いのも事実です。私たちには合わなかったんだなぁ…