前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

国民不在の介護保険改悪を強行するのか。原発問題、坂井市長の答弁・発言に思う。

2011年06月15日 | Weblog
        毎日・・・・介護保険制度改革:改正法きょう成立 低賃金改善、財源が難題 底つく交付金     2011年6月15日


        知症の人の生活を支える成年後見制度の活用促進や、「24時間地域巡回型訪問サービス」の創設などを柱とする介護保険制度改革法案が14日、参院厚生労働委員会で与野党の賛成多数で可決した。同法案は15日の参院本会議で成立する見通しで、今後の焦点は12年度の介護報酬改定の行方も含め、介護職員の待遇改善経費をどう確保するかに移る。【石川隆宣、山田夢留】

 法案には、現在4160円の65歳以上の人の月額平均保険料の値上げを抑えるため、都道府県の積立金を取り崩す方針も盛り込まれている。しかし、民主党の反発で利用者負担増などの給付抑制策を見送ったことから、12~14年度は保険料が5000円を超えかねない状況となっている。

 保険料水準は、09年秋の補正予算で創設した「処遇改善交付金」を引き続き一般財源で賄うか否かに左右される。低賃金が人手不足を招いているとされる介護職員の賃金を月額1万5000円引き上げるための基金だが、来年3月に底をつく。厚生労働省は当初、交付金の終了時にちょうど3年に1度の改定期を迎える介護報酬を2%アップして、財源を捻出する意向だった。

 だが、保険料などから事業者に支払う介護報酬で賄い恒久財源とすれば保険料アップに直結する。2%プラスなら5000円を超えるのは確実だ。一方、交付金など一般財源を充てると5000円未満にできる。このため、民主党や公明党などからは交付金継続を求める声が上がる。

 しかし、介護報酬なら保険料も充当するため所要税財源は500億円だが、交付金なら1900億円かかる。東日本大震災の影響で財政状況が厳しさを増す中、容易ではない。

 ◇認知症「後見人」拡充なるか

 法案で拡充をうたう成年後見制度は、裁判所が選定した後見人が認知症患者の財産管理や介護サービスの利用契約を、本人に代わって行う制度だ。

 10年に選任された成年後見人は2万8606人。6割弱は子どもなど親族で、弁護士ら専門職は4割弱にとどまる。いま、約200万人いる認知症患者は30年後に400万人に達するとも推計され、支え手不足から高齢者の権利を守るのが難しくなるおそれがある。堀田力・さわやか福祉財団理事長は「財産を取られても本人が気づかず、罪に問えない。法の暗黒領域だ」と語る。

 そこで法案は、市町村に後見人の育成・支援に取り組む努力義務を課した。堀田氏らは市民に少額の謝礼で後見人を務めてもらう「市民後見人」の育成などを提言している。定年退職した会社員や公務員ら、生活に比較的余裕のある人を想定している。

 それでもある弁護士は、他人の財産管理をボランティアに近い形で引き受けることを「想像以上に大変な作業」と漏らす。どこまで広がるかは未知数だ。・・・・・・・・・・





      法案には、月額平均保険料の値上げを抑えるため、都道府県の積立金を取り崩す方針も盛り込まれています。これは、わたしたち福井の共産党も福井県に要求するとともに、毎年、厚生労働省にでかけて要求してきました。
しかし、法案には、市町村の判断で「要支援者」を安上がりで、内容や水準も市町村任せのサービスに移す仕組みが盛り込まれているため、今後大きな問題となってきます。

大震災・原発事故、さらに政局という「騒然とした」状況のなかで、多くの介護保険利用者に不利益をもたらす内容が十分な国会審議と国民理解を得られないままに、強行されることは大問題です。

この点でも民主党の「国民の生活が第一」の看板は大きく倒れることになります。


     
       昨日は、事務打ち合わせや、あいさつまわり、原発視察団受け入れの準備などでした。
      今朝の新聞も、福井県が核燃料税を5パーセント引き上げることで電力事業者と合意したニュース、坂井市長が共産党の松本あきら議員の質問に答えて原発に否定的な答弁をしたとのニュースなど原発関連のニュースがつづきます。
坂井市長の答弁や記者とのやりとりを読んでも、普通の市民感覚でものごとを判断すれば、そういう結論になるということがよくわかります。

政治家がいろいろな「しがらみ」を抜けて、県民市民のこと、そして将来の郷土と子孫のことなどを考えれば、あのように故郷、産業、家族、地域社会を根こそぎ破壊する事故をおこす危険性がある原発と共存できない、と考えるのは当然でしょう。

すばらしいイタリアの勝利!今度は日本で!「原発からの撤退を」提言がだされました。

2011年06月14日 | Weblog
      NHK・・・・伊国民投票 脱原発が圧倒的多数


       イタリアで行われた原子力発電所の是非を問う国民投票は、原発に反対する票が90%を超え、圧倒的多数で脱原発が決まりました。福島第一原子力発電所の事故のあと、国民投票で脱原発を決めたのは、イタリアが初めてです。

イタリアの国民投票は、チェルノブイリ原発の事故を受けて24年前に決めた脱原発の方針を転換し、原発を新規に建設する計画の是非を問うもので、12日と13日の2日間にわたって行われました。イタリア内務省によりますと、投票所の95%で開票が終わった時点で、原発への反対票が94.6%となり、圧倒的多数を占めています。


また、国民投票の成立には有権者の過半数の参加が必要で、投票率が焦点となっていましたが、投票率は50%を超え、国民投票は成立し、脱原発が決まりました。これについてベルルスコーニ首相は、開票を前に、早々と民意を受け止めて原発の新規建設計画を断念する考えを示し、今後は、自然エネルギーをさらに推進していくと強調しました。ヨーロッパでは、福島第一原発の事故のあとドイツやスイスの政府が脱原発の方針を決めましたが、国民投票で脱原発を決めたのは、イタリアが初めてで、各国で活発化する脱原発の動きを後押しするなど影響を与えそうです。・・・・



       まさに、ビバ イタリア!
「投票に行くな」の原発推進派の攻勢をはねかえして、イタリア国民が原発ノーの審判をくだしました。
福島原発事故をうけて、ドイツ、スイス、イタリアが原発からの大転換。
今度は、日本に住むわたしたちが、世界に恥じない決意をしめす時ではないでしょうか。


日本共産党は、昨日記者会見で政策を発表しました。


「原発からのすみやかな撤退、自然エネルギーの本格的導入を・・・国民的討論と合意をよびかけます」


http://www.jcp.or.jp/seisaku/2011/20110612_genpatsu_teigen.html



      「原発、と聞くと難しい用語で頭がいたくなる」ということもよく言われます。
今回の提言は、難しい専門用語はなく、国民の気持ちに寄り添って書かれています。

笠井あきら衆議院議員は、「当事国である日本の決断と知恵と力、スピードが求められている。科学の立場とリアリズムを貫いた」と語られましたが、本当にそうだと思います。


       私も昨日は、ふたつの会議でこの提言を読み上げ、福井県内での運動についてお話しました。参加されたみなさんからも好評です。
ぜひ、この提言を多くのみなさんに広げ、福島とならぶ集中立地の福井から、「原発からの撤退」の世論と行動をおこしていきましょう!

福島原発事故。「放置された」住民の実態に衝撃をうけました。

2011年06月13日 | Weblog
        時事・・・原発地下水からストロンチウム=海水も、「注意深く監視」-保安院

        経済産業省原子力安全・保安院は12日、東京電力福島第1原発の敷地内で5月18日に採取した地下水から、放射性ストロンチウムを検出したと発表した。地下水からの検出は初めてで、事故で放出されたとみられる。
 保安院によると、1号機の地下水でストロンチウム89が1立方センチ当たり0.078ベクレル、同90が0.022ベクレル。2号機で同89が19ベクレル、同90が6.3ベクレル。
 1号機については空中や土壌から流れ込んだ可能性が高いが、比較的濃度の高い2号機のストロンチウムの由来は分からないという。

 取水口付近の海水からも、最大で国の定めた濃度限度の240倍に上るストロンチウムが検出されており、保安院は海に漏れ出た高濃度汚染水の影響とみている。西山英彦審議官は「魚介類で大きな値にはならないと思うが、注意深く監視する必要がある」としている。(2011/06/12)・・・・・・



        依然として収束にはほど遠い状況。ストロンチウムは半減期が29年と長く、骨に蓄積すると癌の要因となります。
魚に蓄積し、人間に摂取される恐れがあります。徹底した調査が必要です。


        昨日は上京し、原発問題で情報交換や資料収集をおこないました。全国各地で原発ゼロへの取り組みがすすめられています。
福島の議員の方々からも、「南相馬市は原発の被害は及ばないと、原子力防災計画はなかった。3月12日に県は段ボール箱のヨウ素剤を役所に置いていっただけで指示もしなかった。放射能汚染の拡大状況も知らされず、飯舘村に避難して被曝した人もいる」「ヨウ素剤あったが服用の指示もなく、誰も服用しなかった。妊婦まで高濃度汚染地域に避難させられていた」など、政府や福島県の防災対策がまったく機能せず、「防げたはずの」被曝拡大の実態には戦慄しました。

       原子力防災のエリアは20キロか30キロか、いろんな議論もあります。福井県庁も敦賀市など立地自治体も頭を悩ませています。
しかし、今回の事故でも明らかなように、30キロで大丈夫ともいえないのが実情です。

       アンコントロールに陥る「異質な危険」。それが原発であることをまざまざと実感したのが今回の事故。
福井県民の命と安全、土地と財産を守るためには重大な決断が必要です。

高教組大会でご挨拶。原発・放射線問題での学習会、ナターシャグジーの歌声に飯舘村の女性を思い出しました

2011年06月12日 | Weblog
       昨日は、越前市で開催された福井県高教組大会でのご挨拶、光陽生協病院の平野治和先生の原発・放射線問題での講演会、後援会のみなさんとの打ち合わせ交流会などでした。
       高教組大会では、教育環境の改善に力をいれる決意を述べるとともに、政局と「大連立」の危険な政治の中味、福島原発事故と原発ゼロめざす運動などについてお話させていただきました。

        福井県社会福祉センターで開催された原発問題住民運動福井県連絡会主催の学習会。敦賀市や小浜市からも参加者がかけつけました。関心の高さがうかがえます。平野先生のお話は、放射線問題という難しい話を原発の写真やニュース映像、みずから現地で取材された内容なども織り交ぜながらわかりやすく話されました。敦賀原発の設計者からの「老朽化した原発は止めてほしい」というメッセージも紹介されました。
チェルノブイリの歌姫、ナターシャグジーの歌声が本当に切なく聞こえました。彼女の村は埋設処分され、地図から消されたそうです。
私が飯舘村で問われた、「この村に戻ってくることができるでしょうか」という女性の声が甦ってきました。

         夜は、後援会のみなさんとの意見交換・懇親会でした。私からは今の段階での議会活動報告をさせていただきました。福島原発事故や地震対策問題などをはじめ、福井県の行政と職員のことなど幅広くご意見をお聞きしました。みなさん談論風発。後は、もっぱら聞き役でしたね。

村上春樹氏も原発事故を批判。本日、福井市で放射線被曝問題の学習会がひらかれます。

2011年06月11日 | Weblog
昨日は、宮原たけし大阪府議、中村れい子高槻市議らとともに原発調査案内と打ち合わせ、その後、環境監視センターで放射線監視の実態を視察、夜は会議でした。

滋賀、京都、兵庫、大阪、・・・・福井の原発への関心、監視がつよまっています。おおいに連携して危険な原発ゼロを実現したいものです。夜の会議でも、小浜市議会の意見書についても議論になり、国会あて、県知事あての「原発ゼロ」めざす署名運動についても私からお話しました。

作家の村上春樹さんが、今回の原発事故で、「(日本は)自らの手で過ちをおかした」と述べています。まさに、人災であり、これまでの「日本の原発は安全」と危険な原発集中をすすめ、今回の事態をひきおこした事業者、政党、学者、自治体、マスコミなどは真摯に反省し、「過ちを繰り返さない」選択へとすすむべきです。


いよいよ本日、放射線被曝問題の講演会です。
本日、午後2時半。福井市光陽の福井県社会福祉センター。講師は平野治和・光陽生協病院院長です。
連日、福島原発での労働者被曝の問題や、食品汚染問題、環境の汚染問題などが報道されています。

放射線の基本、わたしたちはなにをどうすればいいのか。平野医師がわかりやすくお話し、皆さんの質問にもお答えします。

福井県小浜市議会が意見書「期限を定めて原発からの脱却を」!7月15日に福井市で新幹線問題討論集会

2011年06月10日 | Weblog
     昨日は会議、会議、また会議という日でした。そして事務作業や原発視察団の日程調整など。
北陸新幹線福井延伸と並行在来線を考える会の世話人会では、7月15日の討論集会の段取りなどを相談しました。
いま、富山、石川県では新幹線がくることによる在来線の第三セクター化問題でさまざまな学習会がおこなわれています。

今日の赤旗には、富山県でのシンポの様子が報道されています。
「乗車人員予測を通勤通学者だけに限っている」「運賃値上げになる県境分離や上下一体方式は問題」「住民は特急の乗り入れを求めている」などの発言が紹介されています。住民の声を切り捨てて、「見切り発車」の新幹線・在来線第三セクターは大きな問題となっているようです。
7月9日には金沢市で学習会がおこなわれます。残念ながら私は参加できません。

そして、7月15日には福井市で会の提言発表と、討論集会がおこなわれます。
「黙っていたら大変なことに・・・」。ぜひ、福井市民、県民のみなさん、北陸新幹線問題と在来線第三セクター化問題、越美北線切捨て問題などについて大いに語り合いましょう!

7月15日 午後6時半から。NHK前の福井県教育センター大ホールです。


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福井新聞・・・・・小浜市会、原発脱却求め意見書可決 全会一致 国へ5項目要望  (2011年6月10日)


 福井県小浜市議会は9日の本会議で、議員提案された「原発からの脱却を求める意見書」を全会一致で可決した。3月の東日本大震災による東京電力福島第1原発事故を教訓として、エネルギー政策の抜本的な転換を図り、期限を定めて原発から脱却することなど5項目を国に求めている。ただ、原発立地町に隣接していて雇用や財政面の恩恵も受ける中、立地自治体との関係など意見書の影響を懸念する声があり、波紋が広がりそうだ。

 提出者の山本益弘市議(市政改革ク)は提案理由について、深刻な事態となった福島の事故を受け「大飯原発から半径10キロ圏内には市民の半数に当たる約1万6千人が住んでいる。子孫に不安と危険を残さないため、期限を定めて原発から脱却することを強く求める」と述べた。

 意見書では「脱原発」のほか▽30年を超す高経年化原発の運転延長を認めない▽防災対策重点実施地域(EPZ)をはじめとする安全基準の抜本的な見直し▽避難道路や避難施設などの早急な整備▽原子力安全・保安院の経済産業省からの分離と独立、権限強化―を求めた。

 本会議後、池尾正彦議長は「原発事故で古里を離れなければならないような事態があってはいけない。市民の安全を考えて声を上げることは市議の責務。意見書という形で議会の意思を示した」と述べた。

 ただ、賛成した市議からも、雇用で恩恵を受けていることなどから「小浜が孤立するのではと心配」との指摘がある。また、小浜市など準立地市町が求めている安全協定の見直しに影響が出ないか懸念する声も上がっている。

 松崎晃治市長は意見書に関して「(可決を)重く受け止めている。現時点では原発の安全対策が急務であり、国に安全指針や原子力防災対策の見直しを要望している。市としては今後、市民の安全安心を確保するため、安全協定見直しなどに取り組んでいく」とのコメントを発表した。

 原子力関連施設をめぐり同市会は2004年3月、使用済み核燃料の中間貯蔵施設誘致を推進する決議案を賛成多数で可決した経緯がある。・・・・・



    すばらしい意見書が可決されました。
とくに原発の「地元自治体」で全会一致で可決されたことに大きな意義があります。
この動きを、福井県内に、そして関西圏にひろげましょう!




共産党の京都府議団、兵庫県議団などの福井の原発、防災調査に同行しました

2011年06月09日 | Weblog
    昨日は、共産党の京都府議団や兵庫県議団、綾部市議団、舞鶴市議団のみなさん方との福井県庁、美浜原発、「もんじゅ」での視察調査でした。

最初、わたしからこの間の原発の危険に反対する運動や県議会での論戦などを紹介しました。
その後、原子力安全対策課長や危機対策・防災課長から説明を聞き、質疑応答。
課長からは「福島の事故の進展に高経年化の影響がなかったのかどうかの検証」「歴史的地震についても関電が検証していく」「原子力防災の訓練でも、どれだけ放射能がでるのかわからない訓練はやっていない」「20キロ、30キロの想定はしたことがなく、本当に悩んでいる」「福島事故を分析し、段階にわけて教訓を取り入れていく」などと答えていました。
福島原発事故をうけて、本当に危機感をもった議論がすすんでいることを痛感しました。

関西電力や原子力機構・もんじゅでも、地震対策や津波の対策などでみなさんが電力事業者に活発に質問を浴びせていました。
移動のバスのなかでは、私もいろいろ質問攻めに・・・・・ちょっと「理事者の苦労」もわかったひとときでした(笑)。

関西のみなさんとも力をあわせて危険な原発ノー、の世論と運動を広げる連帯感が広がったと思いますね。

   民青時代の「同期」で、京都府委員長として活躍された浜田さんとも再会。府議になられたのです。久しぶりの再会、お互いの勝利を喜びあいました。




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NHK・・・・知事 運転再開まだ認められず   06月08日 


福島第一原発の事故で、政府がIAEA=国際原子力機関に提出する報告書の中に、新たな安全対策が盛り込まれたことに関連して、西川知事は「地震による被害の詳細や対策を明らかにする必要がある」などと指摘し、県内の定期検査中の原発の運転再開はまだ認められないという考えを示しました。

政府は、今月20日から開かれるIAEAの閣僚級会合に向けて、福島第一原発の事故についての報告書を公表し、事故の経緯や教訓をまとめるとともに全国の原発の安全性向上に向け中長期的に取り組む新たな対策を盛り込みました。これについて西川知事は8日取材に応じ「地震と津波の被害のうち地震について詳細が不明だとされているが、いつまでにどんな対策を実施するのか明らかにすることが必要だ」と指摘しました。

また、県内の原発は福島第一原発と同じように運転開始から年数が経過しているものがあり、県が対策を求めていることに関連して、「必要な対策があいまいなままだ」と批判するとともに、浜岡原発の運転停止要請についても「依然として要請理由やほかの原発をどうするのかがわからない」と指摘しました。
その上で西川知事は、県内の定期検査中の原発の運転再開はまだ認められないという考えを改めて示すとともに、「政府から立地県に向けたメッセージがないと意味がない」と述べて、政府は県が出している要求にこたえるべきだという姿勢を示しました。・・・・・・・・



西川知事のコメントは当然だと思いますね。福島原発事故の分析がほとんど明らかになっていないなかで、福井などの原発は安全だから動かして、・・・こんな話は県民理解は得られません。

昨日も、地震の影響で東海第二原発のタービンの羽根が損傷していた、との報道がありました。もし、高速回転している羽根が大きく破損すれば、「タービンミサイル」現象となって、機器が破壊され、重大事故の危険がおこります。

このように、福島原発以外の各地の原発での東日本大震災の影響調査も広くおこなわれ、「知見」が集約されなくてはなりません。

大満足の柳家一琴落語会。いやー、やはり「生」はいいですねえ。無謀な原発運転再開は許されません。

2011年06月08日 | Weblog
     昨日は、打ち合わせ、生活相談、落語会などでした。相談では、これまで県関係者といろいろやりとりしてきたがいっこうに埒があかない、ということで相談にこられた業者の方。話もなかなか込み入っていてすぐには理解できない。けっきょく、根掘り葉掘り2時間ちかい相談となりました。しかし、解決の糸口は・・・・・・。こういう相談が一番、「つらい」。

夜は、ご案内いただいていた「第10回 天祖天神 萬両亭」で柳家一琴師匠の落語会。神明神社の会館でおこなわれました。小三治師匠の門下の方。初天神、試し酒、寝床の3席を演じたあと、マイクの調子が悪かったから、と「勘定板」を熱演。ていねい、サービス満点のダイナミックな落語で良かったですね。
やはり、生はいい。こういう落語会がきちんとつづき、お客さんが集まっているのは素晴らしいことです。ばったり女性後援会員の方とも。常連さんだそうです。
関係者のみなさんのご努力にも敬意を表したいと思います。
一琴師匠は、ちかく宮城県へ慰問落語会に行かれるとか。勘定板はその地方の「方言」だとか。「先の展開がわかっている」のに、笑わせる力、というのは凄い、と改めて実感しました。



                 ★



福井新聞・・・・7月までの再起動、経産相示す 県反発、「安全基準明示を」(2011年6月7日)


海江田万里経済産業相は7日、閣議後の記者会見で、定期検査で停止中の原発の再起動について「夏場の電力ピークが7月であることは頭の中に入っている」と述べ、7月までの再起動を目指す考えを示した。ただ、福井県など全国の原発立地道県の知事が求めている安全基準の提示などで踏み込んだ発言はなく、県は「何も進んでいない」と反発しており、政府の思惑通りに運転再開できるかは不透明だ。

 東京電力福島第1原発事故を受け、福井県などが暫定的な安全基準を求めている点に対し、海江田経産相は「緊急安全対策は既に示した通り。同時に東電の事故、教訓を踏まえた安全対策は今後も適切に取る」と説明した。

 その上で「原発の立地県、立地の自治体の考えもあるだろうが、今後も条件が整えば自ら出向いて説明したい」と述べ、電力供給に万全を期すため、立地自治体に対し再起動への理解を求めていく考えを示した。

 一方、定検中のプラントの再起動をめぐって県は、暫定的な安全基準の明示や、福島での知見を生かした高経年化対策を繰り返し国に求めてきており、2日の近畿ブロック知事会議でも「現段階では再起動は認められない」との考えを示している。7日の経産相の発言に対しても石塚博英安全環境部長は、運転再開の是非を判断できる「安全基準を早く示してほしい」と求めた。

 浜岡原発以外の原発の運転には支障はないとしている点に対しては、本県など14道県知事でつくる原子力発電関係団体協議会が先に、根拠を示すよう経産相に要請。本県と歩調をそろえている。

 また、停止中のプラントの再起動について県内の立地自治体の首長も県とほぼ同じ考えを示しているほか、県会最大会派の自民党県政会も県の姿勢を支持。国から具体的な基準などが示されない中で、地元が再起動を認める状況とはなっていない。 ・・・・・・・



大臣の「浜岡原発以外の原発の運転には支障はない」は、私も全員協議会で指摘しましたが、まったく理解できません。
ましてや、浜岡同様、活断層の上や近傍につくられている福井県の原発がどうして安全なのか?
事故をおこした福島と同型の日本最古のMARK1がどうして安全なのか?

政府はいいかげんな取り繕いはやめるべきです。

「危険な原発」継続ねらう自民との大連立の動きも要警戒です。

福井から10日に岩手へ救援物資、米・野菜を募集中。福島原発と同型の敦賀1号は運転再開すべきでない

2011年06月07日 | Weblog
       昨日は、山田和雄さんとの街頭宣伝、会議、生活相談などでした。
街頭宣伝は、かねもとさんが岩手県への救援ボランティア活動にでかけているので、山田さんとともに訴えました。
現地のかねもとさんからは、惨状の写真とともに活動内容がメールでおくられてきます。「まだまだボランティアが必要」との状況は変わりません。

日本共産党福井県委員会は10日からボランティアを岩手県に派遣します。米、野菜などの生活救援物資のご提供をお願いします。
お問い合わせは0776-27-3800まで。


       生活相談は、食中毒?に関するもの。なんでもその商品を食べたら激しい下痢と嘔吐。確実に「関連」が疑われます。ところが、商品を買った大手販売店は、製造業者に問い合わせてくれ、とつれない返事。製造業者の担当者は「上司と相談する」。医者も、最初は「食中毒だから入院を」と言っていたのに、業者がきて話をしたら「胃炎ではないか」と診断を変更した、と・・・・怒りの相談。ユッケ事件もありましたが、まだまだ、消費者安全の点では福井も問題が多いようです。




                   ★



       中日・・・・福島1号機、震災5時間で容器破損 保安院解析  2011年6月7日


      福島第1原発の事故で、経済産業省原子力安全・保安院は6日、1~3号機の原子炉内の核燃料が溶けて落下するメルトダウン(炉心溶融)が起きていたとする独自の解析結果を発表した。最も厳しい想定では、地震発生後に1号機の圧力容器が破損した時間は、先に公表していた東京電力の解析より約10時間早いと指摘している。地震から5時間後の3月11日午後8時には既に危機的状況だった可能性があることが分かった。

 西山英彦審議官は会見で「事故の進展が非常に早いと痛感した。少しの対応の遅れが炉心溶融につながる」と述べた。メルトダウンを示す同様のデータは東電も5月24日に公表済み。保安院は地震直後のデータを反映させ、東電より精度が高いとしている。

 解析によると、1~3号機の圧力容器内の核燃料はいずれも大部分が容器下部に溶け落ち、一部が外側にある格納容器に流出。溶けた燃料は圧力容器の下にたまった水で冷え、現在は、残った燃料が水蒸気で冷却され安定している状態という。

 最も厳しい条件で解析した場合、1号機は地震から3時間後、津波到達から2時間後の3月11日午後6時ごろに圧力容器内の水位が低下、過熱した棒状の核燃料が壊れ始めた。燃料が溶け落ちて一部が格納容器へ漏れ始めたのは同日午後8時で、東電の解析より10時間も早い。

 他号機の圧力容器が損壊を始めた時間は、2号機は東電より29時間早い3月14日午後11時。一方、3号機は13時間遅い同日午後10時と解析している。

 1号機の原子炉は、米国のゼネラル・エレクトリック製。東電初の原子炉として1971年に稼働を始めた。1号機と同型機は日本には日本原子力発電の敦賀原発1号機(福井県敦賀市)があり、東電より早い70年に送電開始し、現在は定期検査で停止中。西山審議官は「今回の事故から問題点を洗い出し、対策を考えたい」と強調し、敦賀1号機への対応を検討する意向を示した。

 保安院は今回の解析を受けて地震直後から3月16日までに福島第1の1~3号機から外部に放出された放射性物質の総量は77万テラベクレル(テラは1兆)と発表。これまでは37万テラベクレルとしており、2倍以上に修正。格納容器からの漏出を多く見込んだため。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の総放出量は520万テラベクレル。・・・・・・・・・・・・



       ・・・・1号機と同型機は日本には日本原子力発電の敦賀原発1号機(福井県敦賀市)があり、東電より早い70年に送電開始し、現在は定期検査で停止中。西山審議官は「今回の事故から問題点を洗い出し、対策を考えたい」と強調。・・・・

       昨日の朝の街頭演説でも福島と同型の敦賀1号の問題点を訴えた。このMARK1と呼ばれるタイプは開発したGEの技術陣が欠陥原発だとして1970年代から使用しないよう求めていたもの。
開発者が問題を指摘していたにもかかわらず、使用をつづけた東電、認めてきた国の責任は重い。
当然、日本最古の敦賀1号の運転再開は認められない。

福井市で放射線被曝問題での学習会を開きます。「みどりと花の県民運動大会」に参加しました。

2011年06月06日 | Weblog
   福島原発の敷地外でもプルトニウムが検出されるなど、原発事故での放射能汚染と被害の問題は深刻さを増しています。

放射線被曝問題の第一人者、平野治和医師の講演会が6月11日(土) 午後2時半から福井県社会福祉センターで開催されます。主催は、私も代表委員をつとめる原発問題住民運動福井県連絡会です。入場無料。
お問い合わせは、福井県医療生活協同組合 0776-27-2318 まで。



       昨日は、「第一回 みどりと花の県民運動大会」で美山の木ごころ文化ホールにでかけました。
県産材の杉で製造した三味線での野村深山氏の演奏。3月11日を思い、作曲した新曲の披露もありました。三味線演奏を生で聞く機会はめったにありません。氏は、「まだ杉でつくったばかりですが、まだまだいい音をだせるようになっていくと思います」と語られました。

      式典では福井大学の各国の留学生のみなさんの発言がそれぞれ印象的でした。日本の森林面積の大きさと豊かな自然を痛感しました。これをいかしたエネルギーも考えていきましょう。
式典の後は、会場をぶらり。「無料コーナー」の、ふるまい鍋や花びら餅には長い行列で断念。花びら餅は栗を入れた子どものお菓子、とのこと。食べてみたかったなあー。ということで義援金にもなるという「おろし蕎麦」500円に舌鼓。高校の同級生から声をかけられ驚きました。今日は花の相談コーナーの相談員として参加した、とのこと。みんながんばっています。

森林組合が作成した団扇やヒノキ球などを購入。「この団扇もつくるのは大変なんです」と。たしかに職人芸。800円でした。ヒノキ球はさっそくお風呂に入れ、ささやかに檜風呂気分を味わいました。


       夕方は街頭宣伝。国政での党利党略の内閣不信任・「大連立」の動きを批判しました。また、福島原発事故の問題と福井県の原発政治の転換を訴えました。手をあげていく方などけっこう激励をいただきました。ありがとうございました。
ところが、宣伝途中で激しい雨に。街頭演説は2回で終わり、あとは流しでまわりました。

「菅総理は夏まで。つぎは自民との大連立」報道も。国民不在は変わりません。

2011年06月05日 | Weblog
        井上参議院議員・・・・・井上真央さんが好演しているNHKの朝の連続ドラマ「おひさま」の舞台、松本市から京都に帰る途中。名古屋で新幹線に乗り込み、パソコンをひっぱり出しました。と、ここまで書いたところで「次は新横浜~」のアナウンス。あ゛~上下を間違えて乗ってしまった……。 ショックから立ち直り、続きを書きます。

内閣不信任案とその後の国会のあり様を多くの皆さんが「被災者、国民そっちのけで何をやってるのだ」と思って見ていらっしゃるでしょう。私たちは最終的に、菅内閣の信任はできないが、一方で無責任で、展望もない党利党略にくみしないという立場で、「棄権」という選択をしました。

  この問題は第二幕がありました。不信任決議が否決されると総理は一転、早期退陣など言っていないと言い出し、これに対し鳩山前総理は菅総理を「ペテン師だ」とまで言って批判しています。

 私たちは、議員総会の総理の発言について、退任の時期も示されず、「退陣の意向表明」とは言えないと評価しました。事態はその通りでした。しかし、少なくとも民主党議員の大半やマスコミ、国民の多くに「退陣の意向表明」と思わせたのは事実です。

 総理自身が、四国のお遍路の話まで持ち出し、積極的に「誤解」を与えようとしました。国民に対し、正確に真意を伝えるために真摯に努力するのが政治家、とりわけ総理の役目です。目先の政局を乗り切るために、言葉をもてあそんだ総理の発言は、もう誰の心もとらえないでしょう。

  菅総理の態度には、民主党内のいわゆる親小沢といわれる議員以外も相当憤りを持っています。金曜日の参院予算委員会は、自民党などから厳しい総理批判の質問が浴びせられましたが、従来ならやじを飛ばして総理を守る民主党席からはほとんど声が上がりません。

 ある民主党の中堅議員は、エスカレーターですれ違う時に「もう誰も信じられなくなったよ」と声をかけて行きました。議事堂や会館の廊下などで、民主党議員が立ち話をしていると「詐欺みたいなものだ」などという声が漏れてきます。民主党内での「菅降ろし」は第二幕となって激しく展開されそうな様子。しかし、そんなことでは、ますます国民から国会が見放されてしまいます。

  野党からも与党からも、そして国民からも信をすっかり失った総理には潔く早期の退任を求めたい。もちろん被災地の願いにこたえた支援に中断や停滞がないような手当をきちんとしたうえで。

  見苦しい姿をさらす総理に課題をつきつけてもしかたない、答弁を求める意味があるのか――そんな気持ちにも駆られます。しかし、被災者の皆さんの暮らしと思いを考えれば、こんな総理であっても、総理である間はその仕事に全力を挙げてさせる必要があります。

 だから我々は愚直に質問の中で被災者、国民の願いを突き付け、積極的な提案も行い続けます。それこそが、政治を動かし、被災者に希望を与えることができるからです。来週の国会も全力を挙げます。・・・・・・・・





  へー、井上議員でも上下を間違えることがあるのですねー。疲れをとる暇がないでしょうからね。

  さて、今朝の新聞では「夏まで」の見出しが躍っています。6月中が2ヶ月程度のばして鳩山前首相らの「怒り」を鎮めようということでしょうか。
「次は、大連立で自民の谷垣総裁に」の記事まで。自民党政治を手厳しく批判して「国民の生活第一」を掲げ誕生した民主党政権。

もっとも、国民を裏切りつづけていますが・・・・。政策は自民党時代と遜色なく、消費税増税計画、介護保険改悪計画、憲法改悪計画、農業破壊TPP推進、公務員給与の大幅削減、最低保障年金などは先送り。そして原発推進はやめない、米軍思いやり予算も変わらない、お手盛りの政党助成金も従来どおり・・・・・

 政策だけみていると「大連立」もあり?

置き去りにされるのは国民です。


「もう誰も信じられなくなったよ」。民主党議員の言葉ですが、国民こそそう言いたいでしょう。

だけど愚直にがんばる日本共産党があります。つぎの参議院議員選挙、総選挙での大きな選択肢となり、国民不在の生活破壊、危険な原発推進に拘る利権政治を改革するために汗をかきます。

お力をお貸しください。

福井県が核燃料税の「増税」を計画。他党は政争、共産党は被災地支援に懸命

2011年06月04日 | Weblog
昨日は、事務作業や議会説明、共産党の集会などでした。
議会説明の内容の一部は、なぜか今日の福井新聞に早々と1面トップでも報道されています。

おおきな見出しで、「核燃料税 県、3%前後値上げへ  新方式「出力割」も導入」とあります。
現行は核燃料の価格に12パーセントを課税していますが、11月9日が期限となっています。この5年間では見込みを94億円下回る279億円の収入だそうです。
福井県としては、通例の2~3%アップですが、福島原発事故をうけてさらに上積みをめざすとともに、原発の停止が税収減につながる現行方式だけでなく、税収を確保する「出力割」を創設したい、意向です。

しかし、電力事業者にとっては増税となるため、調整がつづいている、とのこと。

県議会では事業者との協議が整えば、大勢は「県の税収増につながるもの」であり賛成がえられる可能性が高いでしょう。
今回は、福島原発事故をうけてもなお、県の財源をさらに原発に頼る、という県の方針の是非についても私は問われるべきだと思います。




夜の共産党の集会では、中央委員会の党づくりの講義がメイン。私も福島県でのボランティア活動や、県議会での原発めぐる声などを報告しました。
福井県は、5月は党員拡大、赤旗拡大でも前進しました。

いま、東日本大震災、福島原発事故をうけて共産党にたいする共感・関心が高まっています。
全国的には、不破さんの原発講義がマスコミ各紙でも絶賛され注目を集めています。共産党が取り組んだ「救援募金」は6.6億円となり、自治体、JA、漁協などにとどけられ、「共産党の取り組みに感激した」との声が被災地の各団体内でも広がっています。

福井県からはボランティア第二陣として、かねもと幸枝書記長や山川ともいちろう・あわら市議らが今晩、救援物資を積んで岩手県へ向かいます。


有権者から呆れられるような醜い政争を繰り広げている他党。被災地への募金、支援物資、ボランティアに全国規模で精力的に取り組んでいる日本共産党。政党の本質がみえてきます。

九頭竜川再改修の同盟会参加、採石跡地の調査。菅内閣不信任案否決とその後。

2011年06月03日 | Weblog
    昨日は、九頭竜川再改修の同盟会や、生活相談、お通夜などでした。

九頭竜川再改修の同盟会では国の説明があります。河川局の予算や、河川改修、ダム関係の説明をうけて、市長や県議会議員が質問をおこないました。
鯖江の牧野市長は日野川改修などによる治水安全度などを質問。自民党県議のみなさんは、足羽川ダムについて「地元のことを考えて促進を」「いつまでにやるのか」と進捗がないことにいらだちの質問。国は、「用地買収という新しい段階にはすすまない。治水対策としての有用性を検証する。検証は的確におこなう」などと答えていました。この検証の方法が課題です。

わたしは、「ダムと水力発電の関係」で質問。国側は「治水で発電が減る傾向があるので、いまある設備をフルに使い、減り方を小さくしたい」などと答えました。
福島原発事故をうけて、既存の発電設備の「管理、改修」などを強化していくことは必要なことです。


地域の相談では、採石跡地が放置されている問題で現場を住民のみなさんと見て回りました。危険性とともに、おおきなよどんだ「池」ができていて、大量の蚊の発生で迷惑しているそうです。ちょうど、わたしたちが調査している時に、子供たちが積み上げられた危険な採石の上に登って遊びはじめ、近所の方が「そこで遊んだらダメ!」と叱っていました。
どのような対応ができるか、・・・・地元の鈴木市議や西村たかじ元市議とも相談することにします。


お通夜は、近所のお菓子屋さん。菓子製造をされていました。よくお孫さんを連れて、散歩されていたので訃報に驚きました。ご冥福をお祈りします。



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菅内閣への不信任決議案はあっさり否決されました。国民からは「政治のごたごた」に大きな批判がうずまいています。

日本共産党は、大震災対応、原発事故対策などでも対応がずさんな政権を信任することはもちろんできないし、一方、不信任後の展望もしめせず、みずからの政治が引き起こした原発災害に反省もみせない自民、公明の党略的な不信任決議案にも賛成できない、ということで棄権。

「こんな時に国会の権力争いではなく、仕事をしてくれ」という被災地をはじめとする国民のみなさんの願いに一番こたえた選択ではなかったでしょうか。


それにしても、「6月末に辞めるはずだ」「いや、そうじゃない」・・・・、鳩山前首相は「人間、うそをついてはいけない」と激怒・・・・。民主党内では早くも新たな抗争がはじまっています。

志位委員長も指摘してますが、菅総理の表明は「時期も定かではなく、退陣表明とは言えない」。
みなさん、国民のために仕事をしましょうよ。

女性後援会のみなさんとの食事会。女性のおしゃべりパワー!内閣不信任案に共産党は棄権。

2011年06月02日 | Weblog
      昨日は、地域挨拶まわり、女性後援会のみなさんとの食事会、生活相談などでした。
あいさつまわりのなかでは、「私の友人が福島にいます。原発事故で住めなくなるかもしれないというので、私の家の2階を提供するつもりで準備してきましたが、息子さんが市役所ということもあり、母親だけではこれなくなりました。そこで、私が福島までお見舞いに行ってきました」と奥さん。
いろんな形で被災地への応援がつづいています。

「被災して苦しんでいる人たちが多いのに、政治家は不信任だ、総選挙だ、などと何を考えてるのか!」と男性の方も怒り。

       昼は、福井駅前で女性後援会のみなさんとの食事会。かねもと書記長、西村きみ子市議とともに参加しました。男性は私ひとり。
おいしいお料理をいただきながら、政局の話から、県議会、市議会の話し、西村議員が選出された農業委員会のこと、そして原発問題と話題は尽きず。お母さんたちのおしゃべりは元気のおおもとですね。


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        NHK・・・・共産 不信任案の採決を棄権へ    6月1日


       共産党の志位委員長は1日夜、記者会見し、菅内閣に対する不信任決議案への対応について、菅内閣は信任できないものの、自民党などが提出した決議案には同調できないとして、党として2日の衆議院本会議での採決を棄権することを明らかにしました。

この中で、志位委員長は「野党党首会談を受けて、党内で対応を協議した結果、『決議案の採決を棄権したほうがよい』という意見の一致を見た。このため当初の方針を変更する」と述べました。そのうえで、志位氏は「この決議案に賛成すると、自公の党略的で、無責任な動きに手を貸すことになる。一方で、菅内閣は信任できないので、党として棄権という選択をすることにした」と述べ、党として2日の衆議院本会議で行われる決議案の採決を棄権することを明らかにしました。・・・・・・・・



      自民・公明・小沢派がしかけた「政局」には、福井市民の方々と話していても「そんなことしている場合か」と批判が強い。
今回の共産党の対応は、市民の理解も得られるのではないかな、と思いますね。

それにしても、自民・民主の2大政党で政策本位の政治を、などと2大政党制がつくられたが、「自民・民主」党という政党内の派閥抗争のような感じです。
自民党などは政権の原発事故対応を批判しています。でも、長期間にわたり、安全を軽視して原発をつくりつづけてきたのが自民・公明政権ですから、説得力はありません。

たくさんの手料理に舌鼓、共産党支部のごくろうさん会。熱気あふれた、ただ人の会の田中優氏講演会。

2011年06月01日 | Weblog
   昨日は、かねもと幸枝書記長との朝の街頭宣伝、あいさつ回り、共産党支部の選挙ごくろうさん会、調査活動、ただ人の会の田中優氏講演会などでした。
共産党支部の選挙ごくろうさん会には鈴木市議、渡辺三郎元県議とともに出席。テーブルの上にずらりとならんだ女性党員のみなさんによる手料理をつぎつぎ味わいながら、選挙後の県議会、市議会のことや原発問題などを語り合いました。お昼でしたので私や鈴木市議は禁酒でしたが。

夜の田中優氏の講演会はアオッサの県民ホールにいっぱいの人が集まり、福島原発事故への関心の高まりを感じました。田中氏の放射能汚染問題、自然エネルギー転換とともに「節電型電気料金」の設定、電力事業者が原発など無駄な設備をつくる背景や電力会社の広告費の問題、地域活性化のエネルギー政策など、豊富や資料にもとづいてわかりやすいお話でした。

主催された「ただ人の会」は今回が最初の企画ということでした。チラシにみなさんのメッセージが書かれていました。
「みんなで考え、みんなで創る未来」
「福井の大地を耕そう。エネルギーは市民の手で!」
「自分の今は、私たちと子どもたちの未来。考え行動して、そして一緒に未来を考える仲間を増やそう」・・・・・・

いろんな人たちと力をあわせて危険な原発ゼロをめざします。



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  福井新聞・・・・・原子力防災、エネ多角化議論開始 福島事故踏まえ県検討会



東京電力福島第1原発事故を踏まえ福井県は31日、エネルギー研究開発拠点化計画の充実に向けた関係機関による実務者レベルの検討会を設け、県庁で初会合を開いた。原子力防災・危機管理機能の向上、エネルギー源の多角化の2テーマに絞って議論を始めた。

 10月までに3回程度会合を開くほか、必要に応じ専門分野ごとに作業部会を設け議論を深める。意見や提言を反映させた具体的な内容を11月のエネルギー研究開発拠点化推進会議に示し、方針を決定。2012年度に研究開発や事業を始める。

 検討会は国や県、大学・研究機関、電力事業者、産業界の18人で構成。アドバイザー4人を置いた。座長には福井大産学官連携本部の山本本部長を選んだ。

 原子力防災・危機管理に関しては、福島の状況を踏まえ、事故を想定して現場で役立つ技術開発と県内原発での実証が必要との意見が目立った。経済産業省原子力安全・保安院の森下泰地域原子力安全統括管理官は「防護服の(放射線遮へい)機能向上や(放射線量計測などの)ロボット技術開発が必要」と述べ、産学官連携により産業振興にもつなげるべきだとした。

 福井工大の古莊純次教授(機械工学)は、ロボットを開発しても使われておらず、経験の不足が問題だと指摘。遠隔操作技術などを含め、県内原発で実証が必要と強調した。

 エネルギーの多角化では、新エネルギー開発の現状をアドバイザーらが紹介。太陽光発電と風力発電では発電効率向上、コスト削減を課題に挙げた。資源エネルギー庁の担当者は「福井でどんなポテンシャルがあるか議論したい」と説明。関西電力は研究開発を進めるとした上で「安定的に使えるめどが立てば、主力電源として活用する」などとした。・・・・・・・・・

 

    私は、かつての議員時代から西川県政がはじめたエネルギー研究開発拠点化計画の問題点を指摘してきた。
とくに、印象的だったのは、11名が死傷した美浜3号機事故後も、関西電力を「批判」する一方で、「手をとりあいながら」計画づくりをすすめた県の姿勢に、「これは大変なことだ」と痛感した。
   問題点は一言でいえば、「原発と福井県は一蓮托生」の計画、ということだ。
 
   枠組みそのものの見直しが求められるのです。