前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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今日、美浜町議会議員選挙告示。河本たけしさんと、原発に頼らない町づくりを

2014年03月04日 | Weblog
今日は、関西電力事業本部がある美浜町の町議会議員選挙の告示です。
11年間、共産党の議員がいない町に、今度こそ!と敦賀市から久々子に引っ越しして35歳の河本猛さんがチャレンジします。
 不法なパナソニックの派遣切りとたたかい、全国の労働者のたたかいを励ましてきた河本さんだからこそ、必ず関西電力城下町の美浜町で、町民のみなさんとともに危険な原発に頼らない新しい町づくりの先頭に立ってがんばることができます。

 敦賀から引っ越ししても、「共産党には貸せない」と借家を断られたそうです。
 口惜しかったでしょう。
 実は私も、福井市に引っ越して、何軒もの借家を大手の不動産もふくめて断られた経験があります。あるお宅では、「あら、昨日ほかの人と契約した」というところも。

 人間を差別する風土、政治をひとつひとつ変えていくのも私たちの役目です。
  
 いま、美浜町では、「原発にばかり頼る時代ではない。がんばれ」「共産党がいない議会はあかん」と共感と支持が拡がっています。
 県議会議員との雑談のなかでも、「原発いらんという住民もいるからな」との声も寄せられました。


 忘れられない事故があります。平成16年の美浜原発3号機で、運転開始以来一度も点検されていない巨大な配管が破裂して高温蒸気がふきだし、11名が死傷した事故。
あの時、私が県議会で共産党議席を回復していました。美浜町は党議員がいませんでした。
 いまでも、亡くなられた下請け作業員の会社が主催した合同のお通夜で、同僚の男たちのむせび泣く呻きと姿を忘れません。
 
 県議会でただちに調査に入りました。亡くなられた現場はびしょ濡れでした。この水が180度を超す高温蒸気となって5名の命を奪ったのです。当時の奈良県議(いま越前市長)とともに合掌し、案内の関電社員の方に「献花台を」と求めました。その後、原発敷地へ通じる大橋のたもとに献花の場所がもうけられました。

 ずさんな安全管理、1時間でも早く原発を動かし利益をだそうと定期検査期間の短縮・・・満身の怒りをこめて、このような関西電力の姿勢を議会でも厳しく追及し、ずべての原発の停止と総点検を求めました。そのような要求をしたのは共産党の私ひとりでした。
 しかし、当時の西川知事は私の提案を受け入れたのです。廊下で「止めたでしょ」と声をかけられました。

  人間の命を粗末にする大企業の横暴とたたかえるのは企業献金をうけとらない日本共産党だからです。

 そういう立場で奮闘する日本共産党議員が議会にいるといないでは大違いです。

 河本猛さんはパナソニックの偽装請負の無法と一人でもたたかいつづけている労働者です。
かならず美浜町民のみなさんの安全と生活を守るために大きな仕事ができますし、育てていただきたいと願います。

 今日の出陣式に挨拶を求められましたが、残念ながら県議会本会議のためかないません。
こういう形で応援メッセージださせていただきました。




  井上さとし参議院議員の応援をうけて奮闘する河本さん