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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

高知県梼原町の自然エネルギー活用の取り組みをお聞きしました。地域エネルギーで豊かな生活!

2011年11月20日 | Weblog
      昨日は、高知県梼原町の自然エネルギー活用の取り組みを環境推進課の矢野準也さんからお聞きしました。
梼原町の取り組みは全国的にも有名で吉井衆議院議員も講演や著書の中でくわしく紹介されていますので、ぜひ一度お聞きしたい、と思っていました。
町の84パーセントが森林で、人口は約4000人。合併せずに元気にがんばっています。

     風力は平成11年に600KWのを2基建設し、年平均3500万円の売電収入。これを基金に積み立てて、間伐などに繰り出し金として活用しています。また、間伐した山林所有者に1haあたり10万円の交付金制度をつくり、間伐は以前の倍にすすんだ、とのこと。
自然エネルギーを住民の意欲をひきだすように仕組みをつくっています。
さらに町産材を使った家を建てれば200万円の補助!40歳以下の人の場合は300万円補助!

      これは太陽光発電にもいえることで、1KWあたり20万円、最大町として80万円の補助制度をおこない、国の補助金とあわせると100万を超し、設置率が世帯の6パーセントにjもなっています。
ペレットストーブにも4分の1の補助、個人で小水力や風力を設置した場合にも20万円の補助をだしています。

      風力以外の町としての取り組みも活発です。
53KWの小水力発電は、昼は学校に、夜は街灯に活用しています。
木質バイオマスは年間1200トンのペレットを生産し、温泉施設や老人ホームの冷暖房に活用しています。
温水プールは地中熱を活用しています。

まさに再生可能エネルギーを多角的に展開し、地域でのエネルギー循環を実現している感じですね。
町の理念を無理強いするのではなく、町民自身が「自然エネルギーお得感」を実感できる政策となっていますね。
すばらしい。

      福井も森林が多いのですから、このような地域循環型のエネルギー生活を提案していくことが大切だと痛感しました。



      学習会の後は、、主催された気候ネットやみやこエコロジーセンターの方々、全国からの参加者のみなさんと食事をとりながら懇親しました。

      それぞれの地域で、原発に頼らない、自然エネルギーの広大な可能性をくみとる活動をすすめよう、などと話し合いました。
「妻が武生の出身です。原発ちかいですよね」「越前市議会でも全会一致で原発から撤退求める意見書が採択されていますよ」などの話しにもなりました。

さらに 11月28日(月)~12月9日(金) に南アフリカ共和国・ダーバンで開催される 国連気候変動枠組条約締約国会議 (COP)に参加する気候ネット職員の方のお話など、グローバルからローカリィまでお話しを堪能しました。ありがとうございました。