私は、9月4日(木)午前10時30分頃に奥穂高岳山頂から新穂高温泉へ下山途中に私の不注意から登山道から沢へ約10メートルの滑落事故をおこし、現在高山赤十字病院に入院しています。
幸いにも
- 石川県からの三名に前日から一緒させていただいていたことから、その三人が初期の止血・保温・付添や救助要請を手分けしくださり
- 無線機持参の民間救助隊の方(穂高岳山荘のスタッフの方だそうです)がまもなく通りがかって、岐阜県警山岳救助隊に連絡をつけてくださったこと
- ヘリコプターの入ることのできない場所だったので、山岳救助隊の方が私を背負って林道まで1時間程で降ろしてくださいました。
- 救急車で1時間近く搬送されて高山赤十字病院の救急センターに16時過ぎに到着しました。
診察治療結果は、頭の傷はすべて外傷で脳はダメージを受けていない模様。
第一頚椎の骨折・下顎の骨折などがありましたが、四肢へのマヒやしびれもないので少し時間はかかりますが、また元の生活に戻れそうです。
第一頚椎の骨折・下顎の骨折などがありましたが、四肢へのマヒやしびれもないので少し時間はかかりますが、また元の生活に戻れそうです。
![R0014484](https://farm6.staticflickr.com/5593/15271732396_8a1efd2175_z.jpg)
白出沢 09:14
![R0014486](https://farm6.staticflickr.com/5575/15294763705_856903bcc8_z.jpg)
白出沢 09:42
![R0014487](https://farm6.staticflickr.com/5556/15108204517_b519ed6970_z.jpg)
白出沢 10:11
この写真を撮ったあとに、長い階段があり、その階段を下りきって登山道を歩きだしたときに踏み外して沢へ滑落しました。
気がついたときは、石川県のFさんが沢の中央へ私を引きずって移動してくださり止血や保温の処置を施してくださったあとでした。
「もう一人は、登山道で無線機を持った人が来ないか待機しています。一人は、下山して救援センターに向かっています。名前は分かりますか?」
「気をしっかり持ってください!!」と、励まされました。
「気をしっかり持ってください!!」と、励まされました。
途中で「穂高岳山荘のスタッフの方が、無線電話を持っておられたので山岳救助隊に連絡がつきました」。
「山岳救助隊は、こちらに向かっているそうです。安心してください!」
私はすこし安心しFさんに「私に万が一のことがあれば 、家内に”ありがとう!”と伝えてください」と、お願いしたところ「それは、貴方の口から直接奥さんに伝えてくださいね!」と聞かされて、生きて行くことに執着心が湧いたように感じました。
その後は、「自分の口で直接伝える」と念じ続けていたように思います。
翌日、家内が高山警察署にお礼に行ってくれたところ、担当の警察の方が「滑落した場所・頭部の出血状態・ヘリコプターが入ることのできない場所だったことから、非常に危険な状態と見受けました。救急車に搬入される前にご主人が『がんばります!ありがとうございました!』と、大きな声で救助に関わった者に声をかけられて、私たちも一安心でした」と、語ってくださったそうです。
本人ははっきり覚えていないけれど・・・。
また、高山赤十字病院の脳外科の先生から「出血量も多くて、あともう少し多ければ危険な状態でした。最初の止血が適切でした」と、聞かされました。
「山岳救助隊は、こちらに向かっているそうです。安心してください!」
私はすこし安心しFさんに「私に万が一のことがあれば 、家内に”ありがとう!”と伝えてください」と、お願いしたところ「それは、貴方の口から直接奥さんに伝えてくださいね!」と聞かされて、生きて行くことに執着心が湧いたように感じました。
その後は、「自分の口で直接伝える」と念じ続けていたように思います。
翌日、家内が高山警察署にお礼に行ってくれたところ、担当の警察の方が「滑落した場所・頭部の出血状態・ヘリコプターが入ることのできない場所だったことから、非常に危険な状態と見受けました。救急車に搬入される前にご主人が『がんばります!ありがとうございました!』と、大きな声で救助に関わった者に声をかけられて、私たちも一安心でした」と、語ってくださったそうです。
本人ははっきり覚えていないけれど・・・。
また、高山赤十字病院の脳外科の先生から「出血量も多くて、あともう少し多ければ危険な状態でした。最初の止血が適切でした」と、聞かされました。
姉夫婦は二日後に高山まで来てくれて、新穂高温泉駐車場に置いてある私の車を大阪まで搬送してくれました。
息子夫婦も孫を連れて14日(日)に見舞いに来てくれました。
息子夫婦も孫を連れて14日(日)に見舞いに来てくれました。
見ず知らずの多くの方々や知人、そして姉夫婦と家族に支えられて「あらためて生き戻す命」に大感謝です。
*加筆
昨日(9月21日)石川県のリーダー格の方からメールをいただきました。下に抜粋します。
昨日(9月21日)石川県のリーダー格の方からメールをいただきました。下に抜粋します。
倉谷さん おはようございます。
当日、最初は気がついておられなくて心配しましたが、その内気が付かれて少々お話が出来るようになって私達も少し安心していました。
後を歩いておられた若い単独行の方が落ちるところを見ておられたようです。
この若い人に先に携帯の通じるところに下りて頂いて、救助隊に連絡頂きました。
その後下りて来た穂高小屋の関係者が無線で連絡頂いた時には既に救助隊が向かっていると聞い安心しました。
ブログしっかりやられているのですね。私はデジブックを編集しています。
あのようなことがありましたが、今回の穂高岳縦走を3本のデジブックに編集しました。
特に三本目の大キレット縦走には時々倉谷さんの姿が見えます。
治療の合間に見て下さい。
http://www.digibook.net/d/5c55a9b3b05ba80c380e01576830c4be/
http://www.digibook.net/d/2294a5bf91188849b40901531c3ac4b8/
http://www.digibook.net/d/df85a753901f8804306f0bd37e3884e8/
当日、最初は気がついておられなくて心配しましたが、その内気が付かれて少々お話が出来るようになって私達も少し安心していました。
後を歩いておられた若い単独行の方が落ちるところを見ておられたようです。
この若い人に先に携帯の通じるところに下りて頂いて、救助隊に連絡頂きました。
その後下りて来た穂高小屋の関係者が無線で連絡頂いた時には既に救助隊が向かっていると聞い安心しました。
ブログしっかりやられているのですね。私はデジブックを編集しています。
あのようなことがありましたが、今回の穂高岳縦走を3本のデジブックに編集しました。
特に三本目の大キレット縦走には時々倉谷さんの姿が見えます。
治療の合間に見て下さい。
http://www.digibook.net/d/5c55a9b3b05ba80c380e01576830c4be/
http://www.digibook.net/d/2294a5bf91188849b40901531c3ac4b8/
http://www.digibook.net/d/df85a753901f8804306f0bd37e3884e8/
もう一人見ず知らずの方にお世話になっていたのですね?
ご連絡いただきありがとうどざいます。
私の不注意から多くの皆さんにご迷惑とご心配をおかけして申し訳なく思っています。
「ブログを見てください」と、声をかけさせていたのでアップが遅れて気にしていました。
私の事故を教訓に安全登山をお楽しみください。