すべては愛する宗像のため

福岡県宗像市在住、井上正文のブログです。

宗像市政検証大会開催(3)

2008年08月05日 | ローカル・マニフェスト推進運動
今回の宗像市政検証にあたり125名の市民、181名の市職員、市議23名の内の13名、という方々の協力を得て集まった意見を集計したそうです。



調査結果は、当日配布された資料に細かく記載されておりますが、今回の検証大会ではそれらには触れずに、すぐに本題に入っていきます。
この進行については、私はそれで良かったと思います。

検証項目は、

1、 市民活動の拠点づくり

2、 農業・漁業・観光の振興

3、 都市基盤の整備

4、 子育て・青少年健全育成の活動拠点整備

5、 スポーツの振興と市民の健康づくり

6、 新経営システムの導入と合併の推進

以上の6項目で、それぞれ市長の自己採点・市議会議員・市民の採点結果とコメント、そして地域力創造委員会の解説が資料に記載されています。

この結果をふまえ、コーディネーターの神吉さんがポイントを絞って谷井市政を鋭く検証していきます。

私は何度か他所の検証大会を見てきましたが、今回の神吉さんと谷井市長とのやりとりはテンポよく、ハズレが無く、的(まと)を射たものに感じられました

続いてのパネルディスカッションでは、市民活動に携わる五名の方々が、谷井市政に斬り込むというもの。



前述の検証項目に沿ったパネリストの人選で、さらに深いレベルでの検証が期待されます。

少しピント外れな部分もありましたが、市民の代表として、皆さん頑張っていたと思います。

パネルディスカッションも神吉さんの見事な采配と、谷井市長のハズシの無い(至極もっともな)回答が印象に残りました。

また、検証大会・パネルディスカッションともに、タイムスケジュールに沿った進行は見事でした(さすがJC)。

発表役のメンバーも良かったですし、随所にJCらしいところが光っていました。

公正中立な立場を保ち、真摯な姿勢で宗像JCが主催した今回の検証大会、私は大成功だったと思います。

お陰で、宗像市のマニフェスト・サイクルもようやくスタートしました。

あらためて宗像JCの戸波理事長、地域力創造委員会の副田委員長はじめメンバーの皆さんに感謝と敬意を表します。

日本人の誇りと近現代史

2008年08月05日 | 地域の話題や出来事
7月30日(水)12時半、宗像ロータリークラブ(宗像RC)の例会。

宗像RCの例会では、毎回メンバーが順番にスピーチをします。

今回は私がスピーチする番で、「人は何のために働くのか?」というテーマで話をしました。



また、この日は社団法人宗像青年会議所(宗像JC)の藤原誠委員長(写真上)が8月例会事業「近現代史から学ぶ日本の誇り」のPRに来られました。





近現代史と言えば、先日の新聞にこんな記事が載っていました。

高校生に「原爆正当」
シーファー駐日米大使「被害者最少限に」

シーファー駐日米大使が1日、福岡県宗像市で開かれている高校生対象の「第5回日本の次世代リーダー養成塾」(塾長・御手洗冨士夫日本経団連会長)の特別講座に招かれ、「私が高校生だったころ」をテーマに講演した。質疑応答で、高校生から「原爆投下は必要なかったのでは」と問われた同大使は、「戦争被害者を最少限に抑えるためだった」などと答え、広島、長崎への原爆投下の正当性を主張した。

この日は、塾生160人のほか、同市内の宗像高、東海大五高、佐賀県の東明館高の生徒約300人が聴講。シーファー氏は冒頭「将来のリーダーとなるみなさんは、平和や正義など人類普遍の価値を求めて活躍してほしい」とエールを送った。

質疑応答では、2人の高校生が「原爆投下は正しかったと思うか」「長崎の原爆投下は必要なかったのでは?」と質問。シーファー氏は「(原爆投下に)賛成しないまでも理解できる」と前置きした上で、「降伏しない日本に原爆を投下したのは、より多くの人命が失われないためだった」などと説明した。

(2008/08/01付 西日本新聞夕刊より)

皆さんは、この記事を読んで何を思われましたか?

講演の中身を聴いたわけではありませんから、このことに対して言及しませんが、私は数年前のあることを思い出しました。

4年前、やはり宗像で開催された「日本の次世代リーダー養成塾」(塾長・奥田碩日本経団連会長)の講演に私も参加しました。

その時の講師は前マレーシア首相のマハティール氏。

親日家というマハティール氏の講演に期待して臨みましたが、がっかりして私は途中で席を立ちました。

歴史教育、とりわけ近現代史について、われわれ日本人は学ぶべきではないでしょうか?

自国の歴史、そして日本人の誇りを。

私(あなた)こそが日本であり国家であるのですから。