みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

週間マンガ日本史(17) 『観阿弥・世阿弥』

2011年03月07日 | 本・マンガ
 お能つながりのお友達に教えていただきました。監修はテレビ番組でもよく見かける歴史の河合先生や能楽関連の著書を書かれている方のお名前も。マンガを描かれているゆづか正成さんは大学時代には能楽部に所属していらしたとか!分かっている方が描かれている世阿弥のマンガというのも興味を持ったきっかけの一つです。

 観阿弥・世阿弥は国語の文学史または歴史の教科書にも載っているので、能に詳しくなくても名前だけは知っている存在だと思います。そういう自分も高校生の時は、世阿弥・観阿弥や『風姿花伝』という名前だけは知っていましたけど、自分が後々能を習うなんて思ってもいませんでしたね。
 世阿弥に関する著書は何冊か読んでいましたが、避けて通れない室町三代将軍義満のお稚児さんだったということは(私は詳しくは分からないのですが、現代とは事情が違うと思いますし、現代のそれとは同列には語れないと思いますが)小説であれほかのマンガであれ・・・同性愛描写もあるんですが・・・さすがにこれは子供向けということもあり描写がなくて・・・よかった~(笑)(美しかったから寵愛を受けた云々はありますが)

 世阿弥のことをある程度知っている人ならば既に知っていることばかりかもしれませんが、能(世阿弥)に興味を持ち始めた人や子供にはよいかもしれませんね。世阿弥の伝記マンガだけでなく、『風姿花伝』の中の言葉や能の所作の紹介もあり、これを呼んで能に興味を持ってくれる人が少しでも増えるといいな~と思いました。最近私がお邪魔しているお稽古場に学生さんのお弟子さんたちも新たに加わったので布教用(?)に貸そうと思います(笑)