みやまいの「ぷりてぃ~ウーマン」プロジェクト

カッコいい女を目指した私の奮闘記だったり、つぶやきだったり、愚痴だったり・・・

誇りを。

2011-04-09 20:28:48 | ちょっと論じる
フジテレビ夢SP タモリ×SMAP僕らは未来を信じよう!
~宇宙への挑戦と奇跡の物語~

公式HP (←悲しいかなショボイ)
Wikipedia


恐竜ほどではないけど、宇宙にも多少の興味があるワタシ。
この番組を予約録画していた。

先に興味がある理由を書いておくと、四半世紀ほど昔の、多分12月ごろ、
家族とフロリダに旅行に行き、NASA宇宙センターに行ったことがあり、
そのときに、「もうすぐ宇宙に行く」というスペースシャトルを見たから。

それが、チャレンジャー号だった。

残念ながら、私にとってスペースシャトルは希望の直後に絶望をもたらしたものとして、
強く強く印象づけられていたわけです。
恐竜に抱く「ロマン」のようなストレートな感動とは異なる、
フクザツな感情ですな。。。


前置きが長くなったのですが、前述の宇宙の番組、すっごく素晴らしかった。
「宇宙ってスゴイよ!」みたいなミーハーなものではなく、
そこにはヒトの思いの強さの結晶の象徴としての、シャトルやロケットの話があった。


半分は意図的に構成されているんだと思ってしまうが、
アポロ月計画、アポロ13号、コロンビア号、はやぶさそれぞれの
困難や挫折と対になるように、それを乗り越えてきた“仲間”の想いや強さが
描かれていた。

私は知らなかったが、アポロ月計画は地球帰還前に絶望的なトラブルに見舞われていた。

アポロ13号は映画『アポロ13』を観て知っていたが、
機体ショートによる爆発、酸素の流出、寒さ、窒息の危機などの絶望的なトラブルから
よくぞ地球へ戻って来られたものだと奇跡を驚くし、帰還したパラシュートが
降りてくるのをアメリカ国民全員が大喜びをしている姿に、感動を覚えた。

コロンビア号の話はニュースで知った。
スペースシャトル計画の是非の議論にまで発展した、一大事件だった。
が、その事故で亡くなった方の中に野口聡一さんがいらっしゃり、
同僚の遺志を継いだ野口さんの友情・宇宙への熱い想いというものは、
今回初めて知り、何とも言えない感慨を覚えた。

身内?の話になるが、我が母校・浦和第一女子高校の後輩たちも、
実はこのコロンビア号と深い関わりがあった、ということも今回初めて知った。

コロンビア船内で行ってもらう実験を応募するために化学部が部員を増員。
兼部のコたちも含めてみんなで頑張った結果、テーマは見事採用されたが
コロンビア号の事故のためにその実験資料は無くなってしまった。
すると彼女たちは、不慮の事故による実験の中断を諦めるのではなく、
クルーたちの遺志を継いだかのように自分たちで同じ実験を始めて最終レポートを
作り上げ、見事最優秀賞に輝いた。
・・・・という話。

詳細はJSコーポレーションさんのHPを参照いただきたい。

私はこの話を知って、完全に手前味噌ながら、「一女の精神は受け継がれている」と
大変感動してしまった。
大学→リーマン生活で忘れかけてしまっていたが、この高校は本当に
前向きで、頑張り屋で、明るいコたちの集団なのだ。
それが、私の卒業から10年くらい経った2003年でも変わっていなかったのが
本当に嬉しい。
きっと、そこからさらに10年近く経った今でも、あの高校は変わらずにいることだろう。


はやぶさの話では、松本零士さん監修によるアニメ化が話題になっていたが、
私はアニメ云々よりも、そのドキュメントに感銘を受けた。

このプロジェクトがもっと世間の注目を浴びていたら、
きっと非難ゴウゴウであっただろうと思ってしまうくらいのトラブル続き(笑)。
そんなトラブルに続くトラブルをかいくぐった川口氏のリーダーシップが、
リーダーシップのなさがこと問題視されている今の世の中への当てつけのように
フォーカスされていた。
川口氏のリーダーシップと、メンバーの熱意を知り、
はやぶさが最後に撮った地球の写真を見たあとで、
オーストラリアの空に光ったはやぶさの最期の姿を見たとき、
帰還時に何度も何度も見たその映像とは違う感情がこみあげてきた。


私が言うまでもないことだが、この番組は、宇宙の魅力よりも、
逆境における人の強さを、3時間以上かけて訴えていたんだと思う。
それがすっごく伝わってきて、私の中にも何か希望というのか、前向きな気持ちが
沸いてきたように思った。


ヒトは強い。
そのことに、みんなもっともっと誇りに思っていいんだと思う。


≪追伸≫

番組を見終わり、フト部屋の隅に飾った花を見た。
昨日買ったにも関わらず、私がズボラして今朝まで生けなかった可哀想な花たちだ。

ひどい扱いをした私が言うのもおこがましいが、見事な復活を遂げていた。

【BEFORE】

【AFTER】※買い足したピンクのお花にご注目


最近の私の元気の源は、「笑い」「ヒトのパワー」「花」なんだな。