ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

夏に向かう、季節は流る、

2018-05-24 00:07:13 | 日常
快晴。28-16℃

朝は湿度が酷かったのです。

今日のカラスさん。












昨夜の夕方から激しさを増した雨は、
深夜2時ごろにはピークを迎え、
私は、天窓を激しく叩く雨音に聴き入っていた…。

雨に打たれ続ける気の毒な草花や、カラスの事も想うが、
こんな、山小屋を感じさせる夜が好きだ。
元々、眠りが浅いので、様々な事を考えてしまう、
齢をとれば、様々な機能が失われていくが、
せめて、空想の翼や、思考能力は最後まで保ちたいものである。

【ヘレンケラーに三日間だけ、奇跡が起きたら、美しい世界観に、心奪われる】
※とても美しい映像です、是非拡大してご覧になって下さい!

もし私の目が三日間だけ見えるとしたら | 日本語音声版


今日の私のおすすめの一冊。
ヘレン・ケラー「私の生涯」
職場で疲れ切った時に、読んでいたものです。
生きるという事は、表向き能天気にふるまっていても、内心疲れるものです。



内容は素晴らしい自然描写と、感謝と生きる喜びに溢れており、とても三重苦のハンディがあるとは思えません。
とかく表現が綺麗なのです。そして、全頁が気高い思想と詩のようです。文学も芸術も沢山出てきます。

138頁
私はまたカヌーを繰る事を愛しました。私が月明かりの夜、カヌーを浮かべるのが好きだというならば、あなたがたは微笑されるでしょう。
勿論、私は松の木の後ろからのぼって、ひそかに天空を横切り、舟の行方に銀光の道を敷く月を見ることは出来ませんが、
月が大空にかかっている事を知って、座席を枕に寝そべりながら手を水に浸すとき、
私は通りすぎる月の女神のもすそにゆらぐ光に降れるような気がするのです。
ときどき大胆な小魚が、私の指の間をすべりぬけたり、たびたびスイレンが恥ずかしげに私の手をそっとおしたりします。


猫達は思い思いに。








そして、私は今日も、見果てぬ夢を見る。





私の顔側から見て、楽器はこう見えています。
何もない所に、指の形を頭に叩き込み、自分の耳@音感を頼りに弾いていくのです。


昨日の新聞にて、この方が15年続けている事が、
そしてまだまだこの先がある事が、私にはとても羨ましかったのですが、
>いくつになっても学ぶ姿勢を忘れない老婦人
ここに書いてある老婦人のようになろう!と思いました。

庭は、すでに初夏の装いで、
セイヨウニンジンボクの蕾が育ち、













フェイジョアは睫毛のような蕊を震わせ、




ただ、ただ、美しい季節は流れていきます…。

226頁「美こそ永遠にしぼまない花を咲かせる精神の種なのだ」と、マーク・トェインはヘレンケラーに語るのでした。
コメント (14)
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