ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

夕陽、燃えるがごとく

2018-05-17 00:00:40 | 日常
曇りのち晴れ。28-20℃。





非常に蒸し暑い一日。
震度3の地震あり。



さて、私のように棺桶に両足突っ込みながら、
とある勉強@内緒と芸術活動をしたいタイプは、
どーいうとこで皆さんが学んでいるのか偵察週間なのです。
庭いじりとか、イートインで集う以外で、
一体そのタイプは、どこにいるんだか…。


世間はいつに間にか、卯の花が咲く季節なのだった。
(知らずに写り込んだビール空き缶は無視でw)




1.
卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ
2.
さみだれの そそぐ山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ
3.
橘の 薫るのきばの
窓近く 蛍飛びかい
おこたり諌むる 夏は来ぬ
4.
楝(おうち)ちる 川べの宿の
門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ
5.
五月(さつき)やみ 蛍飛びかい
水鶏(くいな)鳴き 卯の花咲きて
早苗植えわたす 夏は来ぬ

ああ、いいなぁ、(前奏長いです。)



目的地にて、

まさに展示物がチーバでつw

そこで、昨日は日本舞踊と中国語、
今日はパソコン教室(年齢高い」と、社交ダンス(年齢高い)と、
クラッシックギター(うじゃうじゃいた!高年齢)の練習が行われ、
クラッシックギター人口の多さに打ちのめされて帰って来たのだった…。
そして銀齢のお元気な事、どーしたっ、秘訣はっ!て思うわ。
どちらかと言うと年齢が親の方に近いわ。
ううむ、この中では私が一番若手であろう、
そして、一番出来が悪いのだろうなぁw
ああ、合奏がうらやま、楽しそうでした…。
明日も見学してみよう、と思う。

我家では、オリーブの花が咲いている。

その下をくぐり、練習開始。

コチラは一人静かに技を磨く、あと数年我慢しよう。





10日近く停滞していた、
つまずいていたバッハが、なんとか形になって来た夕方…、ホッとした。



努力した分がちゃんと形になって成果が出ているうちは、簡単に諦めるな!

70代中心のオーケストラとかを知るにつれて、
私の人生は、今では意義深いものになっていった。
最後まで成長を諦めるな!と…。

学ぶのが楽しくて、楽しくて、、、
ままならぬ事に、うだうだ文句を言っている場合じゃないのだった。


今日のカラスさん。





あまり巣にいないのです。





見事な夕焼けでした。




私は建築オタクなのですが、
ふと、大好きな女性建築家長尾宜子さんを思い出してしまいました…。
がんセンターから退院して、最初の外出先も彼女の作ったホテル日航東京でした。
東京のお台場に立っているその建物を見るたびに、いつも思い出すのですが…。
今日は、夕陽を見て思い出してしまいした。
私は、彼女よりはるかに齢下で癌になり、
彼女の本を闘病中読み、
いつの間にか、彼女の年齢を超えてしまったわけです。

【私は可能性のある限り、けっして諦めずに闘いたい。そして、最悪のことを考えながら、最善を尽くして明るく生きていきたい。】
彼女の癌と闘うスタンスです。
当時は女性建築家で生き延びるには大変なことであり、
卒業後、就職先すらなかったのですが、
彼女は勉強家、努力家で、建築家になることを実現するのです。
同じように、癌との戦いにも、専門書を読み、挑み続けます。
3年間に7回、そして亡くなるまで10回も手術を受けたのです。

※今では大腸がんの遠隔転移は、転移部分をオペすることよって生存期間が伸びるのは常識ですが、この時代、転移=末期で長尾さんの試みは稀だったと思います。
我儘だ、特殊だと思われるかもしれませんが、彼女は挑戦し続けました。


この上は燃えるがごとき恋をして癌細胞を焼きつくしたし 長尾宜子

こんな、ただぼーっと生きているようでも、
沢山の経験をしてきて、もしくは知識をいただいて、
その知識の上で自分は生きているんだな、と。
コメント (2)
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