ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

昇る

2014-11-12 10:12:37 | 星になった猫達
みじめの火葬は夜7時に取った。
いつもどおり首に髪の毛を一本結び、自壊などの傷をばんそうこうで出来るだけ覆った。
庭で雨に打たれていた地味な草花だけど、我が家の猫の見ている風景なので添えた。




そろそろいくよ。

今度は40日近く往復して歩いた病院の往路ではない。
みじめ頑張れ。頑張れ。
本当に、さようならだねと窯に入れ閉じる。



我が家の変な尻尾軍団の猫の中で、
みじめは貴重な素敵にまっすぐな尻尾の猫だったが、
その素晴らしい尻尾の構造を最後に私に披露して、この世から消えていった…。













みじめは2004年4月A病院にて三才位と推定。捕獲してもワクチンのみで不妊オペに至らず。
2003年頃はS原家でみじめはぱー子と呼ばれて、そこではみじめ、その他猫6匹ただ餌を貰っていたようで、
故三日月と兄弟ではないかと思う。
同じ頃に三日月と我が家に前後して来て、非常に仲よく我が家で暮らしてその猫生を2猫とも前後して今年終えた。
私は来た以上、追い払えない、かつ猫を増やしたくないので、近隣のA病院にて不妊オペを希望し連れて行くが、A病院側の混雑の理由とみじめの下痢で通院していたがその間、乳がんの原因ともいわれるが何度も発情させてしまう。
今のF先生探しのきっかけになった、病院を変える良いきっかけにもなった猫である。
F先生はみじめちゃんの貧血が気になると仰りながらまず不妊オペをしてくださり、耳、目、歯、下痢にすべて対応してくださり、終末期には病院のお休みの日まで診てくださった、感謝してもし足りない。
みじめを焼いた翌日、何もしたくはなかったのだが、みじめの事にかまい放置していた次のクロ♂の予約を入れた。

まだ温かいお骨のみじめを抱いた動物霊園からの真っ暗な帰り道、
道路わきの笹などの雑草の影から、ヘッドライトに照らされた二つのぴかっと輝く光、
車の脇ををトボトボ通り過ぎて、一瞬で笹藪に消えたのは、不死男やふじこにそっくりな小柄な八割れの猫だった。

「あの子に安住のお家はあるのだろうか?」送ったばっかりでも、そう思ってしまう猫人生の貧乏人であった。
コメント (10)
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