ウガンダと暮らす  

ウガンダと日本の、日々の暮らし

The genocide memorial church

2009-12-05 00:41:27 | ルワンダ
キブ湖岬、木々に囲まれた静かな場所に立つ教会へ行った。



1994年に起きたジェノサイド。
「10,000人余りの人がこの教会に逃げ込み、そして4,000人以上の人が殺された」
と友人が教えてくれた。
教会の前にはここで殺された人のお墓があり、それから頭蓋骨も並んでいた。
日本人の友人から当時の情報を話を伝え聞きしてもこれほどの悲劇を感じて、

「ボクのワタシの両親はここで殺されたんだ」
とホームステイ先の家族にそう聞かされた友人はその時どう感じたろう・・
そんなことを考えながら友人の話を聞いていた。



静かで平和な、この場所からは考えられない。
ステンドグラスの美しさがいっそう平穏な心をもたらしてくれているというのに。


ルワンダ行きを決めたとき、『ホテル・ルワンダ』を見ようとしたけれど
途中で怖くなって見れなくなってしまった。
でも、この教会に来て続きを見ようと思った。

キブイエ滞在中に病院で行われていたガチャチャに遭遇した。
ジェノサイドの裁判は今でも続いている。

私は、数日間のこの旅が終わったらウガンダへと帰っていくけれど、
ここで二年間活動する隊員は、少なからずどこかでこの悲しみや苦しみを感じながら生活することになるんだろうな、と思う。

きっと、同じアフリカ、それもお隣の国に暮らしていても
それは私には分からないんだろうな、と思う。



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