ウガンダと暮らす  

ウガンダと日本の、日々の暮らし

ゴメス!作ってしまいました・・・

2010-12-23 02:56:59 | ウガンダ / 日々のこと
前前から日本に帰る前にゴメス作りなさい!!
て病院の人たちに言われ続けてきて、分かった、分かったってば!て言いつつその気などまったくなかった私。

ゴメスはウガンダの民族衣装です。日本でいうなら着物にあたる立派な存在ですよ・・。
チテンジのツーピースやドレスは山ほど作ってしまったけど(笑
村のおばあちゃんたちにとっては普段着、町のおかあさんたちにとっては立派なお出かけ服(特に教会行き)。
そして若い人(未婚者)にとっては・・ゴメスよりもドレス。
オティムさんのいもうとたちだってゴメス持ってないもの。。
ゴメスなんてチテンジの倍はするし(お金です)、着る機会なんてないし、もっともキャシャな日本人体系には似合わない。


とある日のアフター5。



いつものようにアンティグレース(テーラー)のところへ。
どこの誰のかも分からないゴメスを試着中。
上半身はしっかりゴメスだけど、下半身がスカートタイプになっててドレス風に着れるのが気にった。
・・・をきっかけに私もゴメス作りたいっ!!!て急に何を思ったか・・・
帰国直前の思いきり。

翌日には布地を買いに行って今日、早くも出来上がりました~
ベルト(帯?)も今日購入。

クリスマス、これを着て教会に行きます。

***

少し前から、2年間お世話になった病院の人たちに何かお礼をしたいなあ、と思ってたけど
良い方法が思いつかずで・・

2年間ソロティに住んで分かったことは、ここの人たちはたとえば私が
・アテソ(現地語)を話すこと、とか
・ウガンダ料理を食べる、作ること、とか
・チテンジで作った洋服を着ること、とかに

そういうじぶんたちと同じことをすることに、すごくすごく喜んでくれる。
そして私もいろんなことを受け入れてきたつもり。何でも試してきたつもり。
でも、まだひとつ応えられていないこと、ゴメスを作って着る、こと。

最後、病院の人たちが一番見たいであろう私のゴメス姿をお披露目したら
きっとすごく喜んでくれると思ったから。それが感謝の気持ちを伝えるひとつの方法かなと思ったから。
私が去ったあと、病院の人たちには、私のゴメス姿がきっと残ってくれるだろうと思う。
そして私にも、私のゴメス姿を見てすごく喜んでくれるであろう一緒に過ごす人たちの笑顔が残る。
だからソロティで過ごす最後のクリスマスは、とっておきのゴメスを着て!


いちにちいちにち確実に帰国日が近づいています。
これまで帰国日が近づく焦りがあったけど、昨日今日のできごとでゆっくりと帰国日が迎えられそうです。