稲刈り

2015-09-17 04:14:03 | 日記


 早生種のヒメノモチの稲刈りに入る。雨続きの今年圃場だった水の不便な水田なので夏の中干しが効いて大分乾いていた。それでも低い所は柔らかくバインダーは抜かり気味で心配しながら稲刈りをする。顧客に販売する米は杭掛け自然乾燥米なのでバインダーで刈り倒して杭掛けをしてから脱穀調整をする。
 俺と同じバインダーでの稲刈りは1人の農家がいたがまだ大型機械のコンバインでの刈り取り作業はもう暫く始まらない。多分に圃場が軟らかく機械操作だ大変なので乾くのを待っているのだろう。
 この地域では大型コンバインの所有者は無く小型コンバインが僅かにあるだけで小規模米作り農家だけ。果樹や通勤の兼業農家で脱穀調整は平場の大規模米作りや共同作業でやっている組織に委託している。jA出荷米は俺も大規模農家の方に脱穀調整を委託している。委託している農家は秋の収穫作業なんては無関心で圃場には顔も出さないで果樹や通勤に出ている。
 今年の米販売環境は昨年とは違い良いようで少し値段も上がっているようだ。俺と同じくバインダーで刈り取りしている農家猪に稲が倒されている。倒された稲は穂は軟らかな圃場について穂発芽して青い稚苗になっている。まだ青い苗になって無くとも播種時の鳩芽程度に発芽して食べる米には向かない。

 メチャクチャに踏み倒されてバインダーでも刈る事が出来ずそのままの状態で後で野鳥の餌になる。今晩から降水確立は高くやっと乾いた面積は少ないヒメノモチの圃場だが刈り取りが終り安心する。