この頃俄に朝の気温が下がって来た。強い朝露中バインダーの稲刈り準備の為朝食前に田んぼに出かけ角の稲刈りをする。田んぼの4隅バインダーが曲がる為に機械刈りが出ない。手鎌で1間四方程度刈り取りをして楽にUターンが出来るようにする。
頭を垂れた稲穂は朝露の重さと登熟した稲穂の重さで傾いている。上下の雨ガッパを着って濡れるの防いで手鎌で角の稲刈りをする。イナゴはいっぱいいるが体が濡れているので飛び跳ねる事は出来ずジッーとしている。
日中は飛び跳ねているイナゴはいっぱいいるがイナゴ獲りの人影は見当たらない。スタッフ達はりんごの玉廻しで忙しくイナゴを捕まえる余裕はない。豊富な食材でスーパー辺りでも店頭に並んでいるイナゴは少なくなって来た。
俺と家内は美味しく食べるが子供達は全然見向くもしない。嫌な顔してなんで虫など食べるのか?と不思議がっている。美味しくイナゴを調理するのは時間が掛かるのでこの頃調理時間は無いので食べなくなる。
母が生前中に稲刈りの手伝いに来ても稲刈り手伝いをそっちのけにしてイナゴ獲りにしていた。近くでも街場からのイネゴ獲りで賑わって田の畔なんかは足跡で崩れて壊れる程だった。
里山の頂上から眩しい程の大きい太陽が上がって当たり一面明るくなって来る。今日秋晴れの天気で午前中は圃場に稲を刈り倒して乾燥している。家内はバインダー稲刈り俺は杭刺しで午後からの稲掛けの準備。日中は気温はあがるが時折り涼しい秋風で汗は出る事無く稲刈りには気持ちの良い秋空