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つれづれなるままに・・・雑感を

レイチェルの結婚

2009-08-28 18:27:40 | 映画
公式サイト
8/19 ギンレイホールにて鑑賞

まず観た感想は「プリティ・プリンセス」や「プラダを着た悪魔」の元気でキュートな
イメージのアン・ハサウェイがこんな役もこなせるんだなあという驚きでした。

どうも昔は雑誌のモデルをやっていたっぽい次女キム。
ここ10年は麻薬中毒で更生施設を出たり入ったりの繰り返し。
今回姉レイチェルの結婚式に参列するため9ヶ月ぶりに施設から家に帰宅したものの、
2日後に控えた手作りの結婚式の準備に皆大わらわで彼女に構っていられない。
所在なさと疎外感に苛立つキムとそんな身勝手な妹に怒りを爆発させるレイチェル。

本作の大半がアドリブで即興で演技をさせ、それをデジタルカメラで撮ったそうです。
リハーサルなしの演技はさぞや出演者にとってはプレッシャーだったことでしょう。
そういった手法で撮られたことにより、ドキュメンタリー映画のような雰囲気でした。
登場人物が多いんですが、ほとんど監督の知り合いのようで、カメラの前で週末を
一緒に過ごしてもらったんだとか。
THANK YOU としてクレジットされている中にロバート・アルトマンの名前があったのも
何となく分かるような分からないような。。。
編集された方で「ゴスフォードパーク」も手がけたみたいです。

周囲の目が自分に向いてくれないと気に食わないキムとそんな彼女に過度に気遣う
両親に対し寂しさをずっと感じていたレイチェル。
それぞれに鬱積した思いが爆発して、結婚式直前とは思えない険しい家族間の緊張。
観ているこちら側が登場人物らと密接な距離感を感じるのも撮影しているカメラが
より近い?ことも関係しているのでしょうか?

レイチェルとキムの母親アビー役でデブラ・ウィンガーが出ています。
監督は最初キムとレイチェル役の両方をアン・ハサウェイにオファーしたそうです。
16歳の時に鎮静剤を大量に服用した状態で車を運転し、湖に転落。
チャイルドシートを外すことが出来ず、同乗していた弟を死なしてしまった過去を持つ
キムを演じるのはチャレンジだったと思いますが、大成功ですね。

レイチェルがキムをお風呂に入れて、身体を洗ってあげるシーンが一番気に入っています。
いろいろ問題を抱えている妹を何だかんだあるけれど 優しく見守っている。
姉妹の信頼関係を感じられるシーンでした。


コメント
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