「（５００）日のサマー」＆「恋するベーカリー」

両方とも公開時に観に行こうか迷った作品です。
今日からギンレイホールで始まったので、観に行ってきました。

「（５００）日のサマー」公式サイト

ザ・スミスの曲をきっかけに付き合うようになったトムとサマーの500日の物語。
愛を信じないし、誰かの所有物になるのも嫌だから友だちとしてなら付き合っていいよと
少々男性的な考えを持っているサマーは自由奔放で気分屋さん。
そんな彼女に振り回されるトムはロマンチスト。特に恋の始まりの高揚感をトムが街中で
踊り出すシーンで表現したところなどは良かったです。好きという気持ちでいっぱいになって
しまって、生活のあらゆる場面がピンク一色になってしまうような感覚が伝わってくるようでした。
時間軸をバラバラにした演出も楽しかったし、バックに流れる選曲も良かったし、まるでミュージック
クリップを見ているような感じがしました。恐らく有名な曲なんだろうけれども私は洋楽をあまり聴か
ないので、「ただ素敵な曲だな」で終わってしまっていますが、英米のサブカルチャーに詳しい人
なら、もっと踏み込んで楽しめるんだろうな～と思いました。
愛なんて信じない、と言っていたサマーが「ドリアン・グレイの肖像」をきっかけに知り合った男性と
結婚したことをトムに話すのですが、オスカー・ワイルドの小説であえてこの1冊を選んだ意図が
分からず、ちょっと消化不良です。トムが次に出会う女性の名前がオータムだったり、色々と楽しい
仕掛けが散りばめられているような気がして、どれだけ見つけ出せるか作り手に試されているよう
なそんな気分にもなってくる作品でした。
小学生の妹に恋愛相談をするトム
には、思わず笑ってしまいました。
演じたジョセフ・ゴードン＝レヴィットと
サマーに扮したズーイー・デシャネル
は、説得力のある演技でトムもサマー
も魅力的に見えました。特に不思議
ちゃんのサマーがキュートに見える
のは、ズーイー・デシャネルの力
なんでしょうね。


「恋するベーカリー」はナンシー・マイヤーズ監督によるロマンティック・コメディ。
「恋愛適齢期」は好きだったのですが、これは私はダメでした。

いい大人が元夫との恋愛をあけすけに女友だちに打ち明けて盛り上がるシーンに付いていけ
ませんでした。あまりのハイテンションに引きまくり、これでもかと続く下品な下ネタにほとほと
嫌になってしまって。。。メリル・ストリープもこういう役をやるんですね。
途中で退席しようかと思ってしまいました。

元夫ジェイク（アレック・ボールドウィン）とジェーン（メリル・ストリープ）、建築家のアダム（スティー
ブ・マーティン）。3人の年齢を感じさせない、生き生きとした掛け合いは確かに面白いのかも。
スクリーンに映っている主人公たちはギャーギャー騒いで楽しそうなんだけれども、終始取り残さ
れ気味の私は、身勝手な親に傷つく子供たち寄りの心境でした。

アレック・ボールドウィンをスクリーンで観るのは「レッド・オクトーバーを追え！」以来だったので、
最初のガーデンパーティーのシーンで彼に気づきませんでした。
あとどちらかと言うとコメディ専門のスティーブ・マーティンが落ち着いた役柄だったので、こちらも
「花嫁のパパ」の人だ！と気づくのにしばらく時間が掛かりました。

長女役のケイトリン・フィッツジェラルド とその婚約者役のジョン・クラシンスキーが良かったです。
エミリー・ブラントの婚約者ジョン・クラシンスキー、あれ、もう2人は結婚したんだっけ？
あとサンタ・バーバラの景色がとても綺麗でした。

「年齢も君の魅力だよ」なんて
言ってくれるアダムと出会った
ジェーンはいいですね～。

それにしても邦題に騙されて
公開時に観に行きそうになった
けれど、原題は「It's complicated」
人生は本当に込み入っていて
ややこしいって、この映画を
観ていてつくづく感じました。

公式サイト、日本語版公式サイト

買ってしまった

石丸幹二の初ソロ・アルバム。

ちゃんと山野楽器でスペシャルイベントの応募葉書を貰ってきました。
昨晩はアルバムを聴いて感想を書いて、投函しました。当たるといいな。

先月に続いて、5/18の夕刊「オトコの別腹」というお気に入りスイーツ紹介のコーナーにも
登場していて、新聞読みながらニヤニヤしてしまいました。
私は普段あまりテレビを見ないのですが、テレビ東京系の「美の巨人」や「ミューズの晩餐」は
割と見ています。石丸幹二のオフィシャルサイトによると6/5放送「ミューズの晩餐」に出演との
こと。相変わらず録画機能のものを持っていないので、しっかり22時半にはテレビの前に座って
いようと思っています。ちょうどコンサートに行った翌日なので嬉しいな～

CDはミュージカル「ニュー・ブレイン」で畠中さんが歌ったセイリングを聴けたのが嬉しかったです。
印象としては柔らかな石丸版よりも私は伸びやかな畠中版の方が耳に心地良かったです。
何度も聴いているうちにまた印象も変わってくるのかも知れませんが。
あとミュージカル「オペラ座の怪人」ではラウル役の石丸幹二が歌うファントムのミュージック・
オブ・ザ・ナイトを聴くのが楽しみでした。個人的には「美女と野獣」や「アスペクツ・オブ・ラブ」の
歌ももう一度聴きたいけれど、それは難しいのかなぁ。

ポップス・アレンジの曲では、
名もなき星になる日まで～別れの曲(ショパン)
記憶の旋律（les memoires de chopin）
Jacaranda -ジャカランダ-
緑の風薫る地へ（ダニー・ボーイ／星の世界）が気に入りました。

当初予定されていた2曲、おもいでの夏(ミシェル・ルグラン/映画「おもいでの夏」より)と
アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー(ミシェル・ルグラン/映画「シェルブールの雨傘」より)が
ダンス・エスメラルダ（ミュージカル「ノートル=ダム・ドゥ・パリ」より）に代わり、DISC2は11曲に
なったのに、歌詞カードにはミュージック・オブ・ザ・ナイトに13の番号がふられていたのが、
少々気になってしまいました。。。⇒収録されている曲






帝国劇場に寄って「エリザベート」
の新しいバージョンのチラシを
ついでに貰ってきてしまいました

瀬奈じゅん、石丸幹二、城田優ら新キャストを得て、新生エリザベート始動！

昨日は銀座 山野楽器へ行く途中、同じ通り沿いにあるアップル直営店にはipadを求めて、
発売日の前日にも関わらず行列が出来ていました。
ｉＰａｄ、日本で発売＝早朝から長蛇の列―東京(時事通信) - goo ニュース

出社したらNNAのニュースの見出しを見るのが習慣になっているのですが、香港、台湾の
カテゴリに時々出てくる工員の飛び降り自殺の記事が気になっていました。
記事によれば、アップルの人気商品を受託製造している会社の工場だそうですね。
鴻海トップ、自殺問題で会見：深セン工場をメディア初公開［ＩＴ］

深せんの工場でまた自殺未遂　２５歳男性が手首切る　
２８日付の香港紙、明報などによると、工員の飛び降り自殺が相次いでいる中国広東省深●（＝土へんに川）市の台湾系大手電子機器メーカー、富士康集団（フォックスコン）工場で２７日早朝、２５歳の男性工員が手首を切って自殺を図った。病院に運ばれ命に別条はないという。

　この工場で今年に入り、２件の未遂を含む１３件目の自殺・自殺未遂で、飛び降り以外では初めて。新華社電によると働き始めてわずか２カ月余りだった。

「クリーン」

昨日第63回カンヌ国際映画祭の授賞式が行われました。
男優賞にハビエル・バルデムと エリオ・ジェルマノ、女優賞にジュリエット・ビノシュが
選ばれました。映画「詩」で脚本賞を受賞したイ・チャンドン監督はチョン・ドヨンが第60回
カンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞した「密陽」の監督ですよね。

【カンヌ映画祭】初めてタイ映画にパルムドール 「ブンミおじさん」に栄冠 - goo 映画北野武監督『アウトレイジ』賞逃す！優秀男優賞ハビエル・バルデム「愛する伴侶ペネロペ・クルスに感謝」

2年前、第61回パルムドール受賞作品「パリ２０区、僕たちのクラス」がいよいよ来月、東京で
公開になるのが待ち遠しいです。

先週、張曼玉（マギー・チャン）が第57回カンヌ国際映画祭で
女優賞を獲得した「Clean」をギンレイホールヘ観に行ってきま
した。受賞したのが2004年で日本で公開されたのが昨年。
日本で公開されるまで5年も掛かったとはいえ、スクリーンで
観れたことが嬉しかったです。

ただ映画自体はドラッグ依存症に苦しむ主人公エミリーを応援
する気になれず、理解出来ずに終わってしまいました。かつて
の知り合いからは見放され、孤独と挫折感にさいなまれ、また
ドラッグに手を出す。落ちていくのは簡単だけれども信頼を
取り戻すのは極めて難しい。幼い息子を義父母に預けっ放しで
母親失格の自己中心の女性なんだれども、その強い精神力と行動力には感心してしまいました。
何としても這い上がっていこうとする強い信念を持った逞しい女性を演じた張曼玉、改めて演技が
上手いなあと思いました。「香港国際警察」や「プロジェクトＡ2」に出ていたアイドルの頃も
良かったけれども「ラブソング」や「花様年華」、「英雄」の役柄とはまた違って、英語、フランス語、
広東語を自在に操り、粘り強く再起を図るエミリーのような役も格好良く演じいて、違う彼女の
一面を見ることが出来ました。ただ歌唱力が・・・だったので、ラストがちょっと残念だったかな。

孫の将来を案じ、エミリーを支える義父役のニック・ノルティも良かったです。

カンヌで女優賞の他にに撮影賞も獲得したわけですが、カメラマンは「イントゥ・ザ・ワイルド」を
撮ったエリック・ゴーティエだったんですね。映画を観終わった後に知りました。

公式サイト

トルコ旅行：ホテル編

ご参考までに宿泊したホテルは下記のとおりです。

○パムッカレ・・・トリポリス（ Tripolis Thermal Resort）

○コンヤ・・・デデマン コンヤ（DEDEMAN KONYA)

イスタンブールで泊まったリッツ・カールトンとこのホテルは入り口でセキュリティチェックが
ありました。街の中心からは少し離れてるようでしたが、ホテルの目の前にキパという
ショッピングセンター「Kipa Alisveris Markezi」があって、大変便利でした。
夕食前の空き時間にお土産を買いに行きました。確か22時まで空いていたと思います。

○カッパドキア・・・ユルギュップにあるディンレル（DINLER HOTEL URGUP）

○イスタンブール・・・リッツ・カールトン（THE RITZ CARLTON）

宿泊した部屋から真下にイノニュスタジアムが見え、
遠くにボスポラス海峡が見えました。(過去の記事)

ホテルは新市街のタクシム広場からは少し距離があり
歩くと20分弱あるでしょうか。
トラムの終点カバタシュKabatasi駅からだとタキシムの
丘を上る急な坂を歩かなくてはなりません。
サッカースタジアムの隣の高台にある背の高いビルで、
遠くからでもすぐ分かりますが、急な坂を歩く気力が
なく、カバタシュ-タクシィム間を走る地下ケーブルに
乗ってホテルに戻りました。

タクシム広場からは少し距離はあるものの下りなので、まだ楽でした。
ホテルのエントランスを入るとすぐ空港の保安検査場のような本格的なセキュリティチェック
があり、人も荷物もしっかりチェックされます。
カイセリでもイスタンブールでも空港の入り口でセキュリティチェックがあり、その後にまた
空港内の保安検査場でチェックされ、厳重な安全対策が印象的でした。
裏を返せば、それだけ爆発物などの危険性が高いということなのかも知れません。


右側に浴槽、左側にトイレとシャワーブースがありました。
体重計もちゃんと備え付けられてあります。

ハンドタオルをリボンでまとめられているところとか、
どうでもいい些細なところに喜んでしまうのでした。。。

知り合いからお土産でいただいた瀬戸内の天然塩と薔薇の
花弁をミックスした入浴パックを持っていて、薔薇の花風呂を
母と楽しみました。可愛い花びらと香りに包まれて、ちょっと
お姫様気分を味わいました。入浴後に花びらをすくい取る
のが大変だったので、2日目はパックをそのまま浴槽に入れて、
香りだけ楽しみました。

天候不順から薔薇の生育が遅れていたようですが、先週のばら祭期間中はお天気にも恵まれ、色とりどりの薔薇が咲き乱れ、成功裏に終わったそうですね。

幸せバラ色／福山ばら祭り開幕（朝日新聞）



☆。.：*：・'゜★。、：*：。.：*：・'゜☆。.：*：・'゜★。、：*：。.：*：☆。.：*：・'゜
日照不足…福山ばら祭ピンチ(中国新聞) - goo ニュース
日照不足と低温の影響で、福山市のバラの生育が大幅に遅れている。28日現在、市中心部のばら公園と緑町公園での開花はゼロ。約２週間後に迫る市最大のイベント「福山ばら祭」を満開の状態で迎えられない可能性もあり、市は開花を促す作業なども始めている。

　市やバラ愛好者団体によると、春先からの天候不順で、バラの生育に欠かせない陽光に恵まれなかった上、気温が平年並みに上がらない日が続いたこともあり、つぼみが付かない「ブラインド」と呼ばれる枝が全体の１割近くを占めるという。

　ばら祭のメーン会場となるばら公園（２８０種５５００株）と緑町公園（１９０種５千株）では、生育が７～10日程度遅れている。例年なら大型連休中には見ごろに差し掛かるが、今年はいずれも小さなつぼみが目立つ。

　市は28日、ばら公園と緑町公園で生育の良くないつぼみを摘み取る作業に取り組んだ。残りのつぼみに栄養を回し、開花を少しでも促すのが狙いという。

トルコ旅行：クルージング

イスタンブール最終日の午前中は自由行動。
午後ホテルに集合し、ツアー全員でボスポラス海峡クルーズに出かけました。

旅行前に「コンスタンティノープルの陥落」や「海の都の物語」を読んでいたこともあって、
ルメリ・ヒサールが視界に入ってきた時は感激してしまいました。（2010-01-09の記事 ）
出来ることなら城塞を歩いてみたかったですが、遠くから眺めることが出来ただけでも満足です。

（続) 最近買ったもの

昨年買おうか迷ったヴァレダのホワイトバーチ ボディシェイプオイル（2009-01-11の記事）。
先月限定発売されたホワイトバーチボディシェイプセットが会社の近くにあるオペークに
あったので、つい買ってしまいました。買ってまだ4日、うっかりするとオイルがドバッと出て
ボトルをベトベトにしてしまって上手くいきません。付いていたマッサージローラーは
持ち手があるので力を入れやすく、痛いけれどもマッサージが気持ちいいです。


Agoraで見たタンビコの麻素材のバック。
ネットで調べたらお店ディセンタージュが丸の内にもあることが分かり、昨日会社帰りに
寄ってみました。たまたま入荷していたAgoraに掲載されたタイプも見せてもらったのですが、
結局違うものを購入しました。底がまん丸で肩に掛けると逆三角形のような形になります。
スポーツジムに行ったり、買い物に行った時に荷物を放り込めるざっくりしたデザインを
選んでみました。ちょうど丸の内カードのポイント5倍キャンペーン中で、7月末で無効を迎える
中途半端なポイントを1000円のお買い物券に交換出来るので良かった～。

8月の公演チケット

まだまだ遠い先のことのように感じていた6月のコンサートもあと15日となりました。
そしてミュージカル「エリザベート」の8月公演分について、今週から先行予約受付が
始まりました。(3/13の記事）

「エリザベート」ホームページを見るとトートに扮した石丸幹ニが出ていて、
どんな舞台になるのか、期待が高まります。

もう随分前に一路真輝と内野聖陽、ルドルフ役に井上芳雄で上演されたのを観たことがあります。
アン・デア・ウィーン劇場でドイツ語で観たのも約7年程前のことになるので、「エリザベート」を
観るのは本当に久しぶりです。チケットを押さえた日のキャストは瀬奈じゅん×石丸幹二で、10月
分の予約が始まったら 朝海ひかる×石丸幹二の公演のチケットを取りたいなあと思っています。

山椒の佃煮に挑戦

3月にちっちゃな新芽が出て喜んでいたのも束の間、
葉でぼうぼうになってしまいました。
このまま放置するのももったいないので、
葉を摘んで佃煮を作ってみました。
新芽はそのまま使い、大きな葉の硬い茎は取り除いて
葉っぱだけにして、アク抜きをした後に醤油と酒、
みりんで煮詰めました。

茎から葉を取る時に何度も棘が指に刺さって
痛かったけれど、無事に出来上がりました。

出来上がりの量はほんのちょびっとですが、
春の香りがぎゅーっと詰まった佃煮になりました。
何度も手を洗っているにも関わらず、手には山椒の
いい香りがまだ残っています。

「オー！マイ レディー」16話

見逃した最終回をさっき見ました。

15話の終わりに出てきたミヌがケファに「ウリチベになんとかでイェウンにオンマ・・・」と
話しているシーンはプロポーズしていたんですね。「家に戻ってきてくれ。」はともかく、
「イェウンの本当のお母さんになってくれ」というプロポーズの言葉はどうなのかなあ？
言われたら、ちょっと複雑な気分かも。

オフィスに真っ赤なバラの花かごが届けられ、「花を贈られるのなんて久しぶりだなあ」と
にんまりしたケファの顔は一瞬、母親ではなくひとりの女性としての笑顔だったように感じました。


最初からこの2人がハッピーエンドで終わることが
分かっているドラマではあるのもの、ケファの元夫
の謝罪やユラとの和解、ミヌを追い掛け回していた
芸能記者の好意的な記事など、最後はみんな暖かい
話で終わりました。

ストーリーは淡々としているけれど、ケファがミヌ
に用意した人生計画書をまねて、丹念に準備した
‘ユン・ゲファのための人生計画書'のようなところ
は、韓国ドラマの公式に則っているといいますか、
やっぱり韓国ドラマだなあと感じる部分でした。

ドラマ挿入歌の雰囲気が「オンエアー」の時と感じが似ていて、チェ・シウォン-チェリムが
映っているのにパク・ヨンハ-ソン・ユナが頭をよぎってしまうことが度々ありました。
気に入ったドラマは大抵OSTも気に入っているような気がします。
まあ何はともあれ、このドラマも終わったので普段の月曜日と火曜日に戻れそうです。

15話でデパートの中を必死に探すミヌがどういう形でイェウンと会うかを伏せてましたが、
関連記事があったのでご参考までに載せておきます。⇒画像付きです

そういえば映画「ゴースト」のリメイクを松嶋奈々子とソン・スンホンで撮るそうですね。
どんな感じになるんでしょうか。。。

ソン・スンホン、トップ女俳優とドラマ・スクリーン同時攻略

「孤高のメス」

公式サイト

試写会に当たった友人に誘われて、封切前に一足先に観て来ました。
臓器移植や地域医療など、医療現場で直面している様々な問題が描かれている、重たい内容と
数々の手術シーンに、2時間余りスクリーンを見ていられるか、少々不安でした。

看護師・浪子が遺した日記を息子が読み進める形で回想されていくのですが、最初の「今日も
後味の悪い手術だった」にまつわるエピソードで出てくる血しぶきは思わず目をつぶってしまい
ましたが、その他の臓器の露出シーンなどは大丈夫でした。
そして何よりも当麻医師を演じる堤真一の無駄のない手の動きは、手術シーンをリアルに見せて
くれました。浪子役の夏川結衣も上手かったし、また余貴美子の涙の演技に思わず私もじーんと
涙ぐんでしまいました。出演者の配役もバランスが取れていて、違和感なく観れました。
命の価値や生について、深く考えさせられる映画でした。
今年まだ17作品しか観ていないんですが、今のところダントツ1番です。

勉強は出来て賢くても技術が伴ってない、生瀬勝久演じるプライドの高い医師。
こういう下手な先生に当たると血管を傷つけられ出血多量、本来必要のなかった輸血により
更にややこしくなってしまったり。医療ミスにより亡くなった人を身近に知っているだけに
当麻医師のような腕が確かで患者のために最善を尽くす、そういう人に診てもらいものだなと
思いました。