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つれづれなるままに・・・雑感を

「RENT」

2008-09-10 19:25:47 | 映画
家賃も払えない若者たちが貧しいながらも
“夢に向かって懸命に生きよう”という
青春ドラマかとずーっと思っていました。
一度は舞台を観てみたいなあと思いつつも
ニューヨークに行く機会もなく、今度
シアタークリエで公演が決まっている
日本語版でもいいかなあ。。。と
考えていました。が、映画はオリジナル
メンバーが8人中6人出演しているという
ことだったので、レンタルしてきました。


自分が想像していたような、爽やかな話ではありませんでした。
「自分を信じて生き抜くだけ」
「後悔していると人生を逃してしまう
 ほかに道はない 方法もない
 あるのは今日という日だけ」
といったところには共感は覚えましたが、あとは“身勝手なことをやっていたんだから
仕方ないんじゃない”と思うことが多かったです。

原作・作詞・作曲・脚本を手がけたジョナサン・ラーソンの個人的な思い出や経験が
数多く織り込まれていて、高校時代からの大親友がゲイでHIV陽性だったり、エイズで
何人かの友人を失ったり、付き合っていた恋人の女性をレズビアンに奪われるなどの
体験を実際にしていたのですね。作品の背景を知れば知るほどに、主人公たちと
自分が置かれている境遇とを重ね合わせて見ることが出来、熱烈なファンがたくさん
いたことも頷けました。しかも「お金に余裕がない学生やブロードウェイにあまり
縁がない若い人たちにも楽しんでもらいたい」と口にしていたジョナサン・ラーソンの
意志を継いで、最前列の二列は特別に20ドルの当日券に設定されていたそうで、
なおのことでしょうね。

「いい友達がいてラッキー」と言えるような いい友達に巡り合いたいと思いました。
歌詞のほとんどが韻を踏んでいるため 英語が分かっていると更に楽しいのかも。

ジョアン役のトレイシー・トムズ、迫力ある歌が良かったです。どこで見かけたのか、
ずーっと考えてました。「プラダを着た悪魔」だった、思い出してスッキリしました。
コメント
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