goo blog サービス終了のお知らせ 

Olive☆。.:*:・'゜

つれづれなるままに・・・雑感を

「風に立つライオン」

2015-03-01 23:41:04 | 映画
友人が見事当選したお蔭で、試写会で一足早く観ることができました。

さだまさしの歌を下地に小説・映画化されたものなので、結末は違っていました。
そこがちょっと個人的には期待はずれでした。(2014-12-4の記事

予告編にも出てきますが、主人公が夜空に向かって「がんばれ~、がんばれ~」と
声が枯れるまで叫ぶシーン。挫けそうになる自分を必死に励ましている姿が印象的
でした。それから日の出や夕暮れ時の太陽。ラスト、太陽の光と主人公のシルエットに
さだまさしの歌が流れた時に、じわーっとあったかい気持ちが心の中に広がりました。
この手のストーリーは“泣ける”とか“感動”といった言葉で宣伝されがちですが、
そんな単純な、簡単なものじゃない、いろんなものが詰まった作品だと思います。

主人公が怪我が治った青年に「これからどう生きるかだよ」と送り出すと青年は手を振りながら
「スーダンに戻って、また戦うよ」と答える場面に映画「いのちのこども」を思い出しました。
余命を宣告されたガサの乳児の命を救おうとイスラエル人医師とジャーナリストが奔走する中、
パレスチナ人の自爆テロでイスラエル人が殺傷され、その報復の空爆にパレスチナ人が多数
亡くなっていく。一命を取り留めた息子が殉教しても構わないと言ったパレスチナ人の母親の
言葉にパレスチナ問題の深刻な状況を目の当たりにした気がしたものでした。
(こんな感じの映画です。⇒「いのちのこども」予告編)

元少年兵が徐々に周囲に心を開いて、成長していく姿だったり、あるいは国境近くにある
赤十字病院で過酷な状況で懸命に働く医療スタッフだったり、主人公の夢を叶えるために
ケニアに同行したい気持ちの一方で親の期待通りに故郷に残る恋人の葛藤だったり、
登場人物の誰に焦点を当たるかで、いろんな見方ができるのかなと思いました。
いずれにしても誰かが寄り添ってくれる、ひとりじゃないんだよというあったかいものが
奥の奥に隠されているような、そんな感じがしました。

公式サイト
「風に立つライオン」完成披露試写会の様子【2015/2/14】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「美女と野獣」

2014-12-04 23:30:00 | 映画
ディズニーアニメやミュージカルで親しみのある「美女と野獣」の実写版を観てきました。
映像の色使いや衣装も素敵でしたし、ロマンチックなおとぎ話を楽しめました。
原作はフランス語ですし、フランス映画の方がより元の話に近いのでしょうか。
元々の話を読んでみたいと思いましたし、ジャン・コクトーが監督をした「美女と野獣」も
観てみたいと思いました。

そういえば予告編でシンデレラの実写版が制作されるのを知りました。
監督はケネス・ブラナーでヘレナ・ボナム・カーター、ケイト・ブランシェットが出演するようで
興味があります。あと大沢たかお主演の「風に立つライオン」。さだまさしのあの歌がもとに
なっているのかなあ。公開されたら忘れずに観に行きたいと思います。

公式サイト
ベル・・・レア・セドゥ
野獣/王子・・・ヴァンサン・カッセル
商人・・・アンドレ・デュソリエ
ペルデュカス・・・エドゥアルド・ノリエガ
アストリッド・・・ミリアム・シャルラン
アンヌ・・・オードレイ・ラミー
クロチルド・・・サラ・ジロドー
ジャン=バチスト・・・ジョナサン・ドゥマルジェ
マキシム・・・ニコラス・ゴブ
トリスタン・・・ルカ・メリエヴァ
プリンセス・・・イヴォンヌ・カターフェルド
エティエンヌ・・・ミッキー・ハート
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「グレート・ビューティー/追憶のローマ」

2014-04-29 21:55:18 | 映画
私の両サイドの方はこっくりこっくりと舟をこいでいました。
映像も音楽も素晴らしいのですが、観る人を選ぶのかも
知れません。冒頭に出てくる日本人らしき観光客の一人が
いきなり倒れてしまうシーンの意味は?とかマザー・テレサ
のような修道女の登場と階段を膝で上っていく修行のような、
あの場面の意味は?とか、頭の中が?マークになったところ
がありました。

ローマに住む作家ジェップは65歳の誕生日を機に、自分の
生き方を見つめ直します。
昔に出版した小説が当たり、それ以降は執筆もせず、派手な
生活を楽しんできたものの、狂騒的なパーティーにむなしさ
を感じるようになります。そして初恋の人や友人の娘、自分
の息子の死に直面し、人生について考え始めます。
時間を無駄に出来ないと。

ジェップが自分の半生を振り返り、生き方を考え直しながら彷徨い歩くローマの街は正に
絵になるような美しいものばかり。歴史を感じさせる建造物の重厚感、装飾品の美しさ
長い歳月を経て出来上がった自然の素晴らしさ。それに対比するように主人公をはじめと
する、登場人物たちの上辺だけの薄っぺらさというのか、空っぽな感じが印象的でした。

マザー・テレサのような修道女を家に招いて食事会を開く際に呼ばれた没落貴族の奥さんが
帰宅後に昔の住居跡を博物館のような感じのところで涙する場面など、理解しきれなかった
ところが気になっています。秋に公開されたら、また観たいなと思います。
優雅で頽廃的な生活を送るジェップを演じたトニ・セルビッロも素敵だったし、
ちらっとしか出てこないファニー・アルダンも良かったし、繰り返し観ると意図が分からず
気になっているシーンもだんだん分かってくるのかなと思ったりしています。
最後に出てくるサンタンジェロ城と橋も雰囲気があって良かったです。
ローマの街の美しさも存分に見れて、行ってみたくなりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」

2014-04-27 23:28:34 | 映画
ローマを囲む全長70㎞の高速道路GRA。
事故や病人の対応をする救急隊員、放牧されている羊たち、
幹の中の音を聞き分けて害虫から植物を守る植物学者、
キャンピングカーで生活を送る車上生活者、川でウナギを
取る男性、アパートの住民の会話、カトリック関係の集まり、
没落貴族を装う城の持ち主、そしてその城でロケをする俳優
など、環状高速道路沿いの人々を淡々と映したもの。
ナレーションもなければ音楽もなく、高速道路を走る車や
アパートの上を通る飛行機の音くらい。
被写体となった人もカメラを意識することなく自然体な感じ
で、見ている方がフィクションなのかノンフィクションなのか
分からなくなるくらい、普通に暮らす人々の生活を切り取って
繋げたような印象を受けました。かなり用意周到な計画の上で
撮った映像だからこそ、昨年のべネチア国際映画祭で史上初
めてドキュメンタリーでの金獅子賞受賞となったのでしょう。

ジャンフランコ・ロージ監督の話によれば、初めて発注を受けて撮った作品で撮影に2年
掛かったそうです。1年半ほどはフイルムを回すことなく、高速道路を見て廻ることに時間を
割いて、その中で撮影する相手と信頼関係が出来ていったとのこと。 
木の中の「音」の世界を研究する植物学者については、どこをどう撮ったらいいのか分からず、
2年の月日が経ってしまったそうです。

「無用のエルネスト」でゲスト出演されたアベル氏が“壁の穴から覗き込んだような世界”と
感想を述べられていました。1階でエレベーターを待っている時にユニクロの紙袋を下げた
アベル氏とそれからパパレオ監督らしき人を見かけ、天気もいいし銀座散策しているんだな
と思っていたら、手を挙げて質問されていて驚きました。

8/16から全国で順次公開。
公式サイト
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「無用のエルネスト」

2014-04-26 19:12:54 | 映画
イタリア映画祭2014で「イタリア的、恋愛マニュアル」の
ジョバンニ・ベロネージ監督の作品を観てきました。
1960年代以降のイタリア社会で実際に起こった出来事も
盛り込みながら、純粋で正直者のエルネストが家族のために
奮闘する姿をハートウォーミングに描いた話。
こんな感じの映画です⇒L'ultima ruota del carro
制作プロダクションの運転手エルネストさんをモデルに
90%は本当のこと?らしいです。
激動の時代、悲喜こもごもある中で常に家族や友人を
大切に思い、相手を疑ったり貶めたりすることなく、
平凡だけれど満ち足りた生活を送っているエルネスト。
日々の生活の充実を考えました。

どの映画を観ようかとチラシで作品紹介を見た時に
ウディ・アレン監督の「ローマでアモーレ」に出演した
アレッサンドラ・マストロナルディが出ているのと
あと「イタリア的、恋愛マニュアル」の監督ということで選んでみました。
赤い旅団という組織に誘拐、殺害されてしまったモーロ首相の事件やベルルスコーニが
政界へ進出し台頭していった頃など、当時の雰囲気を感じられたような気もします。

エルネストの友人で父親のような存在でもある芸術家を演じたアレクサンドロ・アベルが
上映前に「今のイタリアの政治は文化をないがしろにしているところがある。フランスや
スペインなどの国は映画を支援していたりするけれども。イタリアの政治家に今この会場
を見せてやりたい。どんなにか海外からイタリアの文化や映画などが注目されているか」
というような挨拶がありました。
また上映後には質疑応答があり、明後日に上映される「南部のささやかな商売」のロッコ・
パパレオ監督も質問に加わったりして、なかなか面白いひとときでした。
アレクサンドロ・アベルが演じた芸術家には特に名前はなく『マエストロ』となっていますが、
監督がインスプレーションを受けたのはマリオ・スキファーノというイタリアでは有名はポップ
アーティストで、劇中の作品の数々はミンモ・パラディーノの作だそうです。
若い頃から老いる手前までのエルネスト演じたエリオ・ジェルマーノは素晴らしい若手俳優で、
これから彼の出演作品を見ることもあるのでは、と仰っていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イタリア映画祭2014

2014-04-07 22:23:29 | 映画
特別上映「グレート・ビューティー/追憶のローマ」と「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」
それから「無用のエルネスト」の前売り券を買いました。

チケットぴあで発券してもらってから失敗したなと思ったのは、特別上映作品はまだ先だけれど
今年の夏や秋に公開されるから「ミエーレ」と「マフィアは夏にしか殺(や)らない」とにすれば
よかったかなと。「ようこそ、大統領!」や「自由に乾杯」も面白そうだし、どれを観ようかと
かなり迷いました。

(関連記事:2010-05-012010-05-042011-04-26


公式サイト
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナショナル・シアター・ライヴ「フランケンシュタイン」

2014-03-29 19:24:59 | 映画
日本橋室町に出来たTOHOシネマズへ出かけてきました。

イギリスの劇場で上演された演目を世界各地の映画館で上映
というロイヤル・ナショナル・シアターのプロジェクトの一環で、
撮影された2011年の舞台「「フランケンシュタイン」。

ダブル主演のベネディクト・カンバーバッチとジョニー・リー・
ミラーはフランケンシュタイン博士役とクリーチャー(怪物)役
を交互に演じ、その演技が評価され、2012年ローレンス・
オリビエ賞の主演男優賞を受賞したそうです。

「エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY」のジョニー・リー・
ミラーと「SHERLOCK」のベネディクト・カンバーバッチ。
どっちがどの役のバージョンを見ようか迷いますよね。
ベネディクト・カンバーバッチのフランケンシュタイン博士役は
まさに「SHERLOCK」のイメージって感じでした。
演じがいがあるのはクリーチャーの方かと思うし、配役を入れ替えたもう一方のバージョンも
見てみたい気もします。ただストーリーがストーリーなだけに何度も見るのは辛いしな。。。

批評家から絶賛されたという主演らの熱演を見ることができるのは嬉しいことです。
もちろん劇場で観劇できるのが一番ですが、なかなか足を運ぶことはできませんしね。
今年の秋にはロンドンの舞台でカンバーバッチはハムレットを演じるという記事をネットで
見ました。うーん、ハムレット役も見てみたい。

そういえば「SHERLOK」のシーズン 3がやっと5月に放送されるようですね。
シーズン 2のラストからどういう風に話が展開していくのか興味があるし、今回シャーロックの
両親役にカンバーバッチの両親も出演するそうで、親子共演も楽しみです。

<配役>
3/28~3/30
フランケンシュタイン博士:ベネディクト・カンバーバッチ
クリーチャー(怪物):ジョニー・リー・ミラー
4/4~4/6
フランケンシュタイン博士:ジョニー・リー・ミラー
クリーチャー(怪物):ベネディクト・カンバーバッチ

上映時間:135分
原作:メアリー・シェリー
脚本:ニック・ディアー
演出:ダニー・ボイル
音楽:アンダーワールド


ナショナル・シアター・ライヴ
(上映スケジュール)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「シュガーマン 奇跡に愛された男」

2014-02-17 22:38:33 | 映画
先週日曜日にWOWOWで「シュガーマン」が放送されました。
昨年11月にギンレイホールで「ビル・カニンガム&ニューヨーク」と一緒に観ましたが、
何度観ても心を揺さぶられる良く出来たドキュメンタリーなのでないかと思います。

1970年に著名な音楽プロデューサーに見出されてメジャーデビューしたロドリゲス。
2枚のアルバムをリリースしたものの全く売れず、そのままアメリカの音楽シーンから
姿を消します。一部で高い評価を得てもアルバムは全然売れず、商業的に失敗として
淘汰されていってしまうことは、まあよく聞く話です。
が、ロドリゲスのアルバムは70年代後半に地球の反対側の南アフリカで大ヒット。
反アパルトヘイト運動のシンボルソングとして爆発的なヒットを飛ばし、社会現象を
巻き起こしたそうです。南アフリカでロドリゲスの名前はエルヴィス・プレスリーや
ザ・ローリング・ストーンズよりも有名で、ライブ中に自殺したなんていう死亡説も
流れていたりしていました。

ファンだった人たちがロドリゲスについて調べて始めます。
“この人知りませんか?”とインターネットに広告を出し、彼の消息を突き止めていく
その熱意に心を打たれるし、ロドリゲス本人の清貧な生き方にも驚かされました。
南アフリカでコンサートを開くのですが、連日超満員の大人気、再ブレーク。
でもロドリゲスはそこで得たお金は子供たちや友人に分けて、自分はひっそりと淡々と
生活を送る。仙人みたいなロドリゲスの人間性というのでしょうか、お金とか物に執着しない
生き方に、映画を観終わった後に自分の生活を振り返って考え込んでしまいました。

昨年12月5日にマンデラ氏が亡くなられました。
アパルトヘイト廃止からまだ20年あまりしか経ってないんですよね。

公式サイト

☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:☆。.:*:・'゜

マンデラ氏死去、95歳=アパルトヘイト撤廃に尽力―ノーベル平和賞・南ア(時事通信)

南アフリカで白人が黒人を差別したアパルトヘイト(人種隔離)政策と闘い、27年もの獄中生活を経て、人種間の融和に尽くしたノーベル平和賞受賞者ネルソン・マンデラ元大統領が5日夜、ヨハネスブルクの自宅で死去した。95歳だった。

 成人後は、武装闘争に従事し逮捕され、刑務所内でも反アパルトヘイト闘争を指導する戦いの年月。釈放後の晩年は一転して政治家として国家を率い、民族和解を推進した。起伏と波乱に満ちた一生だった。

 ズマ大統領はテレビを通じてマンデラ氏の死去を発表し、「わが国は偉大な父を失った」と述べた。家族に見守られながら穏やかに息を引き取ったという。

 1918年、南ア東部のトランスカイで有力民族テンブ人の名門に生まれた。60年、黒人解放組織「アフリカ民族会議」(ANC)非合法化を受け、ANC軍事部門「民族のやり」を創設し武装闘争を開始。64年、終身刑を宣告された。ケープタウン沖の監獄島ロベン島刑務所で服役中も、ANC合法化などを訴え続けた。

 90年に当時のデクラーク大統領の黒人融和政策で釈放。黒人支援と南ア民主化を訴え各国を歴訪、この年秋に訪日も果たした。91年にアパルトヘイト終結が宣言されると、ANC議長に就任。黒人と白人の共存を図る交渉をデクラーク大統領と進め、その功績で93年、同大統領と共にノーベル平和賞を受賞した。

 94年、初の全人種参加の制憲議会選挙でANCが勝利。大統領に選ばれ、99年まで務めた。 


「新生南ア」建国の父=不屈の闘士、強いカリスマ―ネルソン・マンデラ氏(時事通信)

「ある人種が別の人種を差別することが二度とあってはならない」。南アフリカが少数派白人による約300年の支配から抜け出し、黒人主導政権が誕生した1994年5月、大統領となったネルソン・マンデラ氏は就任演説で国民と世界から集まった政治家を前に誓った。新生南アの「建国の父」として人種差別との決別を世界の記憶に刻み込んだ。

 名門の血を引きながら地位に安住せず、差別に苦しむ弱者の救済に弁護士として取り組み、アパルトヘイト(人種隔離)政策への批判を強めていったマンデラ氏。その行動は晩年の好々爺(こうこうや)然とした風貌からは想像できないほど戦闘的だった。

 フォートヘア大などで学んだマンデラ氏は、故オリバー・タンボ氏ら同志と共に44年、黒人解放組織「アフリカ民族会議(ANC)」で青年同盟創設に加わり、それまでの穏健な反差別運動を実力行使も辞さない強力な闘争へと質的に変化させた。

 マンデラ氏の強い指導力は闘争の中で培われた。しかし、さらにカリスマ性を高めたのが、27年にわたる刑務所暮らしでも信念、主張を変えず一貫して黒人解放を要求し続けたことだった。

 90年2月、マンデラ氏が自由の身となった際には、多数の黒人がケープタウン郊外の刑務所前に詰め掛けて祝福。新生南アの指導者としての地位は不動のものだった。

 釈放後も「不屈の闘士」としての神髄は遺憾なく発揮され、世界各地を行脚してアパルトヘイト撤廃のため白人政権への圧力として対南ア経済制裁強化の必要性を訴えた。93年のノーベル平和賞受賞は、一生を反アパルトヘイト闘争にささげたマンデラ氏にふさわしい勲章だ。94年、大統領に選ばれると、ANCのかつての敵だった白人政党の国民党を最初の約2年間政権に迎え入れ、民族融和に心を砕いた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「シェフ!」&「テッド」

2013-08-17 21:04:39 | 映画
6月に「レ・ミゼラブル」と「塀の中のジュリアス・シーザー」を観に行った以来、
久しぶりに朝から飯田橋にあるギンレイホールへ行ってきました。
空いているのかなあと思いきや満席で立ち見の人もいるくらい混んでいました
公式サイト
「シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ(原題:Comme un chef)」は予想通りの
ほんわかした楽しい作品でした。
アレクサンドル・ラガルド(ジャン・レノ)とジャッキー・ボノ(ミカエル・ユーン)の掛け合いが
面白いんですが、ただ偵察のため、日本人夫婦に変装したシーンはいただけませんでした。
見ていてすごく嫌でした。大勢のスタッフがきびきび働く厨房シーンやブノワ・ボルディエが担当
したという美味しそうな料理など、楽しめた部分も多かっただけに残念でした。
分子料理の場面では、「エル・ブリの秘密」が頭に浮かびました。

公式サイト
「テッド」も思っていた通りの何も考えずに見れる映画でした。
ただついていけない下ネタや下品なシーンには閉口しましたが。。。
90年代のアメリカをよく知っていれば、より楽しめたのかなと思いました。
ベリンダ・カーライルは分かるけれど、主人公たちが盛り上がっている「フラッシュ・ゴードン」が
分からないので笑えませんでした。他にも「トップガン」、「ET」、「ブリジット・ジョーズの日記」
など細かい映画ネタも出てきて、知っているとより面白いのかも。
ノラ・ジョーンズ、トム・スケリット、テッド・ダンソン、ライアン・レイノルズがカメオ出演していたり
と、映画ネタ以外にもいろんな見方ができるのかも知れません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大英雄(広東語版)」

2013-08-04 22:02:50 | 映画
「射英雄傳之東成西就(邦題:大英雄)」を観てきました。
週末かつ初回上映とあってか、この間「楽園の瑕 終極版」を観に行った時よりも
かなり混んでいました。

「東邪西毒(邦題:楽園の瑕)」の撮影が長引いてしまい、公開日に公開する見通しが立た
なかったために、プロデューサーの劉鎮偉(ジェフ・ラウ)が急遽同じスタッフ・キャストに
鍾鎭濤(ケニー・ビー)を加えて、わずか8日間で撮影したセルフ・パロディ映画。
映画のストーリーは馬鹿げていて、とんでもない内容なんですけれど、お正月映画としては
この脱力ぶりといい、豪華キャストが揃いも揃っておバカ演技を競い合っているところが
可笑しくって、ウケたのでしょうか。結果的には大成功を収めたようです。
「楽園の瑕」の制作が遅々として進まず、溜めていたストレスを一気に発散するような
現場だったのかも知れませんね。出演者たちのハイテンションな演技や弾けっぷり、そして
少々やけっぱちな感じにも見え、その突き抜けた演技が面白かったです。

恋に破れた北丐(張學友)が西毒(梁朝偉)に「殺してくれ」と一騎打ちを懇願するところとか、
長期にわたる撮影のため「楽園の瑕」を降板することになる王祖賢(ジョイ・ウォン)と
張國榮(レスリー・チャン)の流し目剣法がもう可笑しくて、お腹抱えて大笑いでした。
終始笑わせてくれた梁朝偉(トニー・レオン)もそうですが、男役を演じた劉嘉玲(カリーナ・ラウ)
も自分を捨てて、おバカ演技に徹底しているところが流石だなあと思いました。

意外や大ヒットとなってめでたしめでたし、でもその1年半後に公開された「楽園の瑕」の方は
振るわず興行的に大失敗だったとか

こんな豪華キャストで、とんでもないバカバカしい話の映画。
張國榮を抜きにしても、このメンバーを揃えた映画なんて見れないんだろうな~と思うと、
急に寂しくなってしまいました。
あんなに大笑いして観ていたたのに、張学友が歌うエンディングの曲が流れる頃には
しんみりしちゃいました。そういえば、監督の劉鎮偉が周星馳(チャウ・シンチー)と組んだ
「オール・フォア・ウィナー-賭聖」も面白かったよなあ。(2009-04-19の記事


南帝/段智興 -梁家輝(レオン・カーフェイ)
西毒/欧陽鋒 -梁朝偉(トニー・レオン)
東邪/黄薬師 -張國榮(レスリー・チャン)
北丐/洪七公 -張学友 ジャッキー・チュン
第三王女 - 林青霞(ブリジット・リン)
東邪の妹弟子 -王祖賢(ジョイ・ウォン)
占い師 -張曼玉(マギー・チャン)
王重陽の弟弟子/周伯通 -劉嘉玲(カリーナ・ラウ)
王妃 - 葉玉卿(ヴェロニカ・イップ)
王重陽 -鍾鎭濤(ケニー・ビー)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする