一燈照隅

日本が好きな日本人です

桂・ハリマン協定のような。

2010年05月04日 | 時事問題

日露戦争後桂首相が来日した米国のハリマンと会談し、南満州鉄道の共同経営と覚書を交わしました。
ところがロシアとの講和条約交渉でポーツマスに行っていた小村寿太郎が帰国し、桂ハリマン協定を知ると激怒してこの協定を破棄させました。

日露戦争の勝利は日英同盟が大きく寄与していたことを知る人はいます。
しかしそれと同じくらい勝利に貢献したのが、戦費調達の日本国債を買ってくれた米国です。しかも行司役もかってくれました。

太平洋に一大海軍国が誕生したことは米国にとって驚異でありますが、
これ以後日米関係が悪化していったのは歴史を見れば分かります。
戦争中は何かと助けてやったのに、首相と交わした覚え書きが無効になる。相手の國はどう思うだろうか。


今の民主党による普天間問題はどうでしょうか。
自民党時代に決まっていたものを、政権が代わったからと言ってすべて引っ繰り返す。
しかも全く思いつきのような発言によって。
戦後、我が国が攻撃を受けないでいられたのは日米安保条約が有るからです。
我が国の後ろに核を持った米国が有ったからです。

しかし、民主党のような態度をとれば米国はどう思うでしょうか。
私も、戦後いつまでたっても日本に米軍がいることは反対です。
我が国を自分たちの手で守ることができれば一番です。
そのためには自衛隊の兵力兵員共増強する必要がありますが、国内国外的要因で不可能に近いでしょう。
それに憲法改正も必要です。

沖縄は戦略的地点として最も重要な位置にあります。
沖縄の負担軽減と言うのは簡単ですが、国防上軍事基地が絶対に必要な場所です。

このような状態を支那はほくそ笑みながら眺めているのだろう。




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