三笠宮寛仁さま、女性天皇容認に疑問…会報にエッセー
2005年11月 3日 (木) 03:00 YOMIURI ONLINE
寛仁さまはまず、「万世一系、一二五代の天子様の皇統が貴重な理由は、神話の時代の初代・神武天皇から連綿として一度の例外も無く、『男系』で続いて来ているという厳然たる事実」と強調。〈1〉皇籍離脱した元皇族の皇統復帰〈2〉女性皇族(内親王)に元皇族(男系)から養子を取れるようにし、その方に皇位継承権を与える〈3〉廃絶になった秩父宮や高松宮の祭祀(さいし)を元皇族に継承してもらい、宮家を再興する――などの方法を挙げられている。
その上で、「陛下や皇太子様は、御自分達の家系の事ですから御自身で、発言される事はお出来になりません」とし、「国民一人一人が、我が国を形成する『民草』の一員として、二六六五年の歴史と伝統に対しきちんと意見を持ち発言をして戴(いただ)かなければ、いつの日か、『天皇』はいらないという議論に迄(まで)発展するでしょう」と結ばれている。
天皇や皇族は憲法上、政治的な権能を有しておらず、有識者会議はその意見聴取をしていない。
皇室のことを決めるのに、当事者で有られる天皇陛下や皇太子殿下に発言権がないと言うのは一般人からすると不思議な感じですが、三笠宮寛仁殿下がご発言されたことは大変重たいことです。有識者会議はこのご発言の意味を重大に受け止めるべきです。
有識者会議の吉川座長は記者会見で、皇族の意見聴取は念頭にないと表明しており、仮に意見が明らかになったとしても「議論に影響はない」としていた。
11月3日 asahi net
吉川座長のこの発言はどういう事です。皇室を物としか考えていないのかと思える。
しかも会議には委員全員出席して行われたことがほとんど無いではないか。欠席が多すぎる。素人の集まりでしかも欠席が多いような会議に、日本の歴史を壊すようなことを決めさせるわけにはいきません。
男女共同参画推進論者も入っている。
マスコミが世論調査を発表するが、国民の中でも「女性天皇・女系天皇」の意味が分かっている人がどれぐらいいるのです。ほとんどの国民が知らないうちにイメージだけで決めようとしています。最初に結論有りきです。
天皇陛下存続のまったく手段がないのと違います。方法があるのに無視しようとしています。この上、三笠宮殿下の御意見を無視すれば有識者会議は国賊です。
メルマガ甦れ美しい日本より転載
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ゲストコーナー 3.三村 文男 女帝容認は万世一系の危機
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昨年末に政府が設置を決定し、本年1月25日から月1回のぺ-スで開催されている、小泉首相 の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」に、胡散臭いものを感じたので、私はメルマガ NO17(05,6、11、)で「遺伝学が証明する男系天皇の万世一系」を発表した。その時の危惧が ますますあらわになつて来たので、「万世一系かジエンダーフリーか」と題する一文を草し、掲 載のため推敲を重ねていたところ、10月26日読売朝刊一面に大見出しで「女性女系天皇を容 認」とある記事を見て、新しく稿を起こさねばならなくなつた。皇室典範第一条は「皇位は皇統 では、これを改定して、女帝と女帝の子孫の即位を容認する条文にすることで、全員(10名) が一致したという。予想されない事ではなかつたが、その性急さに驚くと共に、一人の反対も無 かつたという発表に、唖然とするばかりであつた。
前にも述べたように、性染色体は男系XY,女系XXであつて、Yの遺伝子DNAは男性の子孫の みに伝えられるのである。旧憲法第一条「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇コレヲ統治ス」の万世一 系皇位と共に、神話時代の神武天皇からYのDNAが男系天皇によつて継承されて来たのであ る。古代人の英知がはからずもそういう伝統をうみ、歴史をつくつて、近代遺伝学が身体的にそ れを裏付けた。これは世界の奇蹟である。皇統を軌範とした将軍家でも男系継承が行われ、足利、 徳川両氏とも15代を数えた。
外国では男系の継承は減少するのみで、最後にスエ-デン、ノル ウエー、ベルギーが残つたが、1979年スエ-デンで女性の継承が議会で可決されて以来、消 滅した。女帝の出現があれば、母方のX染色体DNAは存続できるが、125代続いたY染色 体DNAは永久に断絶してしまうのである。そうなれば万世一系は名目上の皇統賭しては成り立 つが、身体的には永久に消滅し、西欧の王国なみになつてしまうのだ。
敗戦前後の日本は、外圧による国体の危機に直面し、かろうじて回避された。その後平和な60 年を経て、あるいは平和な60年の故に、内部から万世一系の危機を生じてしまつた。日本人の 誇りを取り去ろうとする占領軍の教育方針の傷痕を残す世代が、今や日本を動かす時代である。
ポピュリズム選挙の結果、近衛首相が大政翼賛会をつくつた時のような政治状況が出来ている。 哲学なき小泉首相が暴走すれば、すぐにでも皇室典範が改定されそうな気配である。昭和53年 10月17日福田内閣は閣議で元号の法制化を決定し、翌年6月12日太平内閣が元号法を公布 して施行となつた。その間昭和の次の元号を作るか、元号を廃止して西暦を採用するかで論争が 続けられた。これを憂えた大東塾の影山正治塾長は自害された。憤死である。だが二千年来の男 系皇統が断絶するか否かの危機は、元号存続の時とは比較にならない。若し影山氏がご存命であ られたら、やはり憤死されたであろうと思うと、焦燥の念に駆られるのである。
三村文男: 神戸市出身 満州帝国建国大学中退 一高を経て東京帝国大学医学部卒業 開業医の傍ら著作、評論多数 米内光政と山本五十六は愚将だった (テーミス)神なき神風ー特攻50年目の鎮魂ー(テーミス)など
☆ー亡国の女系天皇論を粉砕せよー国家破壊に繋がる軽佻浮薄な安易な女系天皇論 を断じて許してはならないー 素人集団私的懇談会の暴走を絶対許してはならない。
立法権まで自分たちにあるがの ごとく振舞う傲慢なる吉川弘之座長以下古川貞二郎君、園部逸夫君の面々よ!君達を選んだのは 断じて国民ではない!君達に立法権などあるはずもない!君達の浅薄な判断で、先人の偉大な 知恵で維持してきた2600余年の皇室の男系天皇の歴史を変える権利などないのだ!
現に三笠宮寛仁さまが会長を務める福祉団体の会報の中で「女性天皇」に触れ、「歴史と伝統を 平成の御世(みよ)でいとも簡単に変更して良いのか」と、疑問を投げかけられ,皇籍を離脱 した元皇族の復帰や、元皇族を女性皇族の養子として皇位継承権を与えるなどの方法により、 男系継承を守るべきだとの考えを示されている。
小堀桂一郎先生の緊急声明をよく聴け!
素人の集団にすぎない「有識者会議」がわづか一年足らずの勉強会の挙句に、早く も皇室典範改正の基本線についての結論を出さうとはあまりにも性急であり、文字 通りの拙速といふ他はない。民間の学識者の意見を顧みる余裕もなく、現皇族の御 意向を聴かうともせず、然るべき政治家の意見にも敢へて耳を藉さうともしない、 その頑なな姿勢を見ては、この会議にはかかる重大問題を議する資格は無いと断ぜ ざるを得ない。
平成十七年十月二十五日 皇室典範問題研究会代表 小堀桂一郎 ☆
聞くところによると、その顔ぶれには問題があるそうです。
自分達の方が皇族方より偉いと思っている。