皇太子さま無事退院、ポリープ切除し順調に回復
十二指腸のポリープ切除手術のため東大病院(東京)に入院していた皇太子さまは12日、退院された。
皇太子さまは今月6日に手術を受けられてから順調に快復。内視鏡検査では患部の出血はなく、10日からはおかゆなどを食べられたという。切除したポリープは、病理学的な検査で改めて良性と確認された。
退院に際し、皇太子さまは「短い入院ではありましたが、改めて健康の大切さを実感いたしました」との感想を寄せられた。
皇太子さまは胃酸を抑える薬を服用しながら、東宮御所で1週間ほど静養される。その後は通常の食事や軽めのジョギングなどもできるようになるという。
(2007年6月12日19時13分 読売新聞)
皇太子殿下のご退院について
皇太子殿下には,6月6日(水)に十二指腸ポリープ切除を受けていただき,その後,順調に経過され,6月12日(火)午後,東京大学医学部附属病院をご退院になりました。
切除されたポリープを病理学的に検査した結果,悪性所見はなく,「腺腫」の診断でした。また,腺腫は完全に摘出されておりました。皇太子殿下には,ご退院後約一週間,ご快復状況を見ながらご静養を中心にお過ごしいただきたいと考えています。
平成19年6月12日
宮内庁皇室医務主管
皇太子殿下には,ご退院に際し,次のようにお気持ちをお示しになりました。
「今回の入院・手術に際し,名川弘一教授を始めとして日夜献身的に治療に当たってくださった東京大学医学部附属病院のスタッフの皆さんに深く感謝いたします。
短い入院ではありましたが,改めて健康の大切さを実感いたしました。それとともに,病気やけがで長期にわたり入院生活を送ったり,治療を受けておられる多くの方々のご苦労を思いました。こうして無事に退院できましたことを有り難く思っています。
入院中,天皇皇后両陛下にお見舞いを頂きましたことに感謝申し上げております。また,雅子には毎日病院に見舞いに来てくれたこともはげみになりました。
今回の入院に当たり,心を寄せていただいた国民の皆さんに,心より御礼を申し上げます。」
皇太子殿下のご退院をお喜び致します。
公務がお忙しいでしょうが、無理をされずに体調を治されていただきたいと思います。