皇室典範改悪阻止関西集会が西宮でありましたので行ってきました。 会場は満員で座れない人もいてました。
「女系天皇」容認は天皇制度の“終わりの始まり”!としての題で八木秀次氏の講演がありました。自民党新人議員の勉強会で使用されたレジメを持ってこられていたので、掲載します。
勉強会の時、反対の意見もかなり出たようです。
女系・女性・男系の意味が分からないのに、何となく賛成するのは亡国の民です。
最後に決議文を採択しましたのでこれも掲載します。
皇室典範改悪に対抗するには国民一人一人が天皇の歴史を知って、女系・男系についての認識を持たなければなりません。 今は国民が和気清麻呂に成るときでしょう。
皇室典範を考える関西有識者会議
皇室典範改悪阻止関西集会次第
一、国歌斉唱
一、開会の挨拶
関西防衛を支える会会長 高橋季義
一、メツセージ披露
衆議院議員 平沼赴夫先生
衆議院議員 高市早苗先生
参議院議員 北川イッセイ先生
衆議院議員 西村真悟先生
一、議員挨拶
兵庫県会議員 田中章博先生
大阪府会議員 吉田利幸先生
杉並区会議員 松浦芳子先生
一、議員紹介
一、基調講演
高崎経済大学助教授 八木秀次
一、アピール
新しい歴史教科書をつくる会大阪会長 濱野晃吉
アピール
創造文化研究所所長 中島剛
アピール
関西戦中派の会代表 津村專臣
アピール
靖国応援団大阪代表 南木隆治
アピール
大阪ビジョンの会代表 吉田康彦
アピール
漫画家 畠奈津子
一、決議文採択
兵庫ビジョンの会代表 岩崎守秀
一、閉会の挨拶
大阪の教育を正す府民の会会長代理 西尾良彦
「女系天皇」容認は天皇制度の“終わりの始まり”!としての題で八木秀次氏の講演がありました。自民党新人議員の勉強会で使用されたレジメを持ってこられていたので、掲載します。
勉強会の時、反対の意見もかなり出たようです。
女系・女性・男系の意味が分からないのに、何となく賛成するのは亡国の民です。
「女系天皇」容認は天皇制度の"終わりの始まり"
高崎経済大学助教授八木秀次
1)官内庁・「有識者会議」報告書への疑問
宮内庁主導の皇室典範改定作業
宮内庁は朝敵か皇族方の意見を封じる宮内庁幹部
なぜそんなに結論を急ぐのか強引な手法
「女系」容認が如何なる事態をもたらすのか本当に理解しているのか
皇位継承の歴史と伝統と踏まえない「有識者会議」報告書
歴史観・哲学なき「制度設計」
「設計主義」の陥穽
「女系」容認は本来、天皇・皇族になれない方を「天皇・皇族」とする
皇族と結婚すれば誰でも「皇族」となれる女性宮家⇒女系皇族
正統性をめぐって「南北朝」状態に
女系は皇室祭祀の主宰者たり得るか
ゼロベースにし、歴史・伝統から切り離された、新たに誕生する「天皇」なる存在
皇室を憲法の原理(世襲と男女平等)に閉じ込める
政府による「国体」変革!『女系天皇』の誕生を望んでいるのは誰なのか
「構造改革」の一環としての皇室典範改正?
2)なぜ「女系」を認めてはならないのか
・今上天皇までの125代の皇統は純粋に「男系」だけで継承されてきた
「万世一系」の意味
皇位継承は"原理主義"に基づいている
124回も同じことをもはや確立している原理
誰も変える権限を持たない天皇陛下のご意向という"噂"
天皇制度の「制度設計」原理
過去の女性天皇(8人10代)は『男系の女子』
そのお子様は男女に関わらず「女系」(女系の男子、女系の女子〉
女系は皇位継承資格者からは排除
・女性は「皇位」の継承者たり得ても「皇統」の継承者たり得ない
女性差別ではない血統をはっきりさせるための措置
・天皇・皇族(皇后陛下・妃殿下を除く)の正統性の根拠は
初代からの男系の血を純粋に継承していることにある
天皇・皇族はなぜ天皇・皇族たり得るのか
純粋な男系継承は細い細い道筋 選択肢を狭める措置
徹底した血統原理に基づく
一般国民との血統上の差はそこにある
「Y染色体の刻印」
・皇位は純粋に直系で継承されてきたわけではない
一般の家の継承とは異なる原理に基づく
息子がいないから娘に婿を迎えて、というわけにはいかない
・「皇統」にはいくつかの系統がある 現在の皇室は「閑院宮家」の系統別に「伏見宮家」の系統が存在
・ある系統の男系(庶系を含む)が絶えた場合には別系統の男系で継承する
現在の皇室も傍系から
皇位は歴代天皇からの預かり物という認識
皇位は公のものその時々のロイヤルファミリーの私有物ではない
・女系は天皇・皇族ではない
例=黒田清子さんのお子様、池田厚子さん・島津貴子さんのお子様、昭和天皇の
ご姉妹のご子孫、大正天皇のご姉妹のご子孫、明治天皇のご姉妹のご子孫……
女系の範囲は広く、対象者は広がる一般国民の多くも女系に含まれる
それゆえ女系は皇位継承から厳しく排除された「君臣の別」
一般国民は過去に臣籍降下した旧皇族(男系〉の子孫である可能性もある (例:清和源氏、桓武平氏〉
しかし、武家も商家も農家も養子・夫婦養子を繰り返し、必ずしも血統を重んじた わけではない
・「女系天皇」には天皇としての正統性がない
少なくとも歴史から読み取る原理としては
そのような存在を国民は尊崇の念をもって戴くことができるか
やがて天皇制度の廃止、共和制への移行に
天皇制廃絶論者は女系容認を歓迎
「女系天皇」は宮中祭祀(皇室の祖先祭祀〉の主宰者たり得るか
・女系容認によって「南北朝」状態に
政府・法律による正統性か、歴史的な正統性か
・女系容認によって建国以来の「国体」は変更する
正真正銘の「革命」
・皇位継承の"原理"には手を付けてはならない
歴史上、誰も手を付けていない
・原理に手を付けなくても皇統断絶は回避できる
3》解決策
・旧宮家(伏見宮家の系統、昭和22年10月に臣籍降下〉の皇籍復帰、宮家復活
臣籍降下から僅か60年皇位継承の"血のスペア"としての世襲親王家
現在の皇室とも親戚付き合い様々な名誉職
その男系男子と現皇室の内親王・女王殿下との婚姻の可能性は
そこにお生まれになった男子のお子様が皇太子殿下の次の皇位継承者に
男系であり、現在の皇室とも近い血縁
・現在の皇室の直接のご祖先である光格天皇(先代の後桃園天皇とは7親等の隔たり、
閑院宮家の第6男〉の皇后は先代の遺児・欣子内親王
ただし、仁孝天皇は側室とのお子様
閑院宮家の創設は新井白石の提書70年後の皇位継承に役立つ
「平成の新井白石」出よ!
・なぜこのような解決策を排除するのか
なぜ歴史の重みを感じ、歴史を踏まえた議論ができないのか
有識者会議は旧宮家の皇籍復帰を否定する一方で現皇族の「永世皇族制」を主張
・皇籍復帰の方法をこそ議論すべき意志さえあれば方法はいくらでもある
養子の容認「皇族」の範囲を広げる特別立法等々
今、着手すべきは将来の皇位継承基盤の充実
壊すのは簡単守るのは相応の努力が必要先人の努力に学ぶべき
最後に決議文を採択しましたのでこれも掲載します。
決議文(案)
今国会において、政府は小泉総理の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」の報告に沿って改正案を提出するという。
しかしながら、有識者会議の報告は女性・女系天皇を容認し、長子優先を決定づけるものであり、我が国の皇室の「男系継承」の伝統を破壊するものである。
はたして二千数百年にわたる伝統を我々の世代で断絶してもいいのか。これは歴史と先人に対する冒涜であり、我々は決してこの暴挙を看過するわけにはいかない。これでは「国体の護持」を願って散華していった護国の英霊に顔向けできないではないか。
また、有識者会議の報告は、目的に掲げた「皇位の安定的継承」にまったく役立たないばかりか、「最初から女性天皇ありき」の国民だましにすぎない。なぜなら、女性天皇が即位したあとの次の皇位継承方法について、具体策をまったく示しておらず、成り行 きに任せる稚拙さを含んでいるからである。
さらに当事者である皇族のご意見をお聞きしようとせず、一方的に法案作成の作業が進められてきた。また、法案の提出には国民の合意が十分でないのも事実である。国民の多くは未だに、女性天皇と女系天皇との区別もついておらず、不十分な理解の下の アンケート調査はまったく無意味と言っても過言ではない。
以上の理由から、皇室典範の改正案を国会に提出することは、きわめて拙速であり、真の有識者による十分な審議を要望するものである。
我々は、法案の今国会の提出に断固反対し、法案提出の見送りが決定するまで、全国の同志と連動して断固闘うことをここに決議する。
平成十八年一月二十九日
「皇室典範の改悪阻止」関西集会
皇室典範を考える関西有識者会議
皇室典範改悪に対抗するには国民一人一人が天皇の歴史を知って、女系・男系についての認識を持たなければなりません。 今は国民が和気清麻呂に成るときでしょう。
皇室典範を考える関西有識者会議