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あなろぐちっく

mintonのスナップと気まぐれつぶやきブログ。コメントは古い日記でもお気軽に。写真の無断利用は厳禁。

2006年03月05日 17時53分01秒 | NOKTON35mmF1.2
きょうはいつになく温かく、日差しも緩んだ。
最近は週末は近くの温泉巡りをすることが多いぼくと妻だが、きょうは昨日帰省した息子も連れてお気に入りの温泉に出かけた。
そこに行く途中に湧き水が出る場所があるのだが、ここの水が実に美味しい。
地元の人はあまり気付かない場所なのだが、県外ナンバーの車に乗った人たちが大きなポリタンクをいくつも用意して水を汲んでいく。

ぼくはここを通るときは500mlのペットボトルに1本だけ汲むことにしてる。

きょうもここで水を調達してから温泉に入り、風呂上りにこの水を飲んだ。
美味い!

しあわせってこんなところで感じるもんなんだなあ。


きょうの写真はその水を飲んだ温泉。客がいなかったので脱衣所で撮影。
露天風呂は大きなひょうたんの形をしていた。
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パットマルティーノ まことしやかな話

2006年03月04日 10時19分39秒 | HEXANON35mmF2 1st
今日の通勤の車の中で聴いてたパットマルティーノについて話そう。

パットマルティーノは白人ジャズギタリスト。先日話題に出たタルファーローが陽気で男っぽいとすると、パットマルティーノは陰湿で冷徹ささえ感じさせる精密機械のようなギタリストだ。

この人のレコードを聴いたのは大学時代だったが、通常のギタースタイルとは一線を画するプレイに驚いた。
JAZZはシンコペーションといってリズムの強弱があるものだけれど、彼のプレイスタイルは基本的に16分音符で埋め尽くすようなプレイスタイル。トーンはジムホールに近く、ハイトーンを落とした篭った音質。オクターブ奏法始めテクニックも多彩だ。競演のベースの音も深く重い。

小学校低学年の頃、父に連れられて上野動物園に連れて行ってもらったことがある。
そこに向かう途中の公園で綿菓子を売っていて、面白そうなので立ち止まった。
田舎の人間のぼくは、綿菓子を作るところを見るのが初めてだった。
綿菓子屋さんはぼくの姿を見るとおもむろに鳩をどこからか取り出した。
そしてその鳩を綿菓子の器械に放り込むと一瞬にして鳩は消えた。
そして割り箸を勢いよくまわして、あっという間に綿菓子が出来上がった。
その後何年も、綿菓子は鳩でできていると信じて止まなかった。

パットマルティーノにはぼくの綿菓子事件に似た逸話が付いて回っていて、
「神経が研ぎ澄まされすぎたので、前頭葉の除去手術をしてるよ」とか
「彼はプレイをしているときは恍惚感でヨダレを垂らしてるよ」などというまことしやかな話をよく耳にした。
「そんなばかな・・・」と思いながらも心のどこかで、この人ならそんなこともあるかもしれないと少し信じてた。
大学を出てからも友人たちとパットマルティーノの話になったことがあり、前頭葉を取ってからすっかり廃人になってもうプレイができないらしいという勝手な噂が流れた。
実はパットマルティーノはしばらく低迷していた時期があり、近年また活動を再開したのだけれど、その新作CDやまともに答えているインタビュー記事を読んでびっくりした。
「おいおい、言葉がしゃべれるじゃないか!!」

だいの大人がと笑われるかもしれないが、こんな話を3割くらいは本気で信じていたのだ。

パットマルティーノの演奏の中で、ぼくの好きな曲は「アイ リメンバー クリフォード」。クリフォードブラウンに捧げたベニーゴルソンの名曲を早弾きのパットマルティーノがめいっぱい溜めて、深く静かに情念を閉じ込めるように演奏している。

きょうの写真は会社近くの床屋の壁。春の強めの日差しに写る影が色濃くて美しかった。
コメント (2)
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寒椿

2006年03月03日 18時36分30秒 | SUMMARIT5cmF1.5
のあさんのブログの写真を拝見して、少しは外を歩いてみようと思い立ち、ついさっき会社の近くを歩いてみた。きょうは少し冷え込んでいて、雪がちらちら舞ってる。

のあさんの住む九州は既に梅が咲き始めているのかと少し羨ましく思った。

近くの畦道を抜けると小さな竹林があり、1本の寒椿が生えている。
首から落ちた花が踏み石のように地面に落ちていた。

もうすぐ春なんだね。花が教えてくれた。


きょうの写真はその時に撮影した寒椿。
家に帰ってから絵を追加します。
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矢沢永吉

2006年03月02日 18時23分34秒 | Summilux35mmF1.4
昨日矢沢永吉がNHKに出ていた。
ここ10数年矢沢を聴かなくなってた。理由はあまりない。
でもずっと好きなアーチスト。普段はJAZZとCLASSICが好きと言いながらも矢沢は大好き。

その番組の中でとても勇気付けられる言葉があった。
その言葉はぼくの胸にしまっておくけど、とてもパワーをもらった。

番組が終わってから矢沢永吉のCDを探した。
今から15年前に買ったCDが出てきた。
働いても働いても儲からず、従業員に給料を払うと自分の給料がない時期だった。
夜布団に入ると先の見えない不安と給料を入れられない申し訳なさで涙が出た。家族にわからないように布団にもぐって泣いた。
一人の従業員が休みを申し出た。「ぼくは家で待機します。だから給料はこんなに要りません」って言ってくれた。その気持ちが嬉しかった。

サムバディーズ・ナイト・・・
永ちゃんがコンサートで歌ってるのをその頃テレビで見た。
あそこまでじゃなくてもいいけど、まだ頑張れるだろうって思った。
矢沢のCDを買った。それがこのCD。
その彼には翌日から来てもらった。彼はぼくの会社にいないけど、今も友達として付き合ってる。

深夜、テレビを消してそのCDをヘッドフォンで聴いた。
久しぶりに泣いてしまった。あの頃はもっと辛かったでしょって、もう一人の自分が言ってた。こんちくしょうって言いながら頑張ってたじゃないかって言ってた。
ピンチはチャンス。いいときも来る。矢沢永ちゃんが頑張ってるんだから、ぼくだってまだまだ頑張れるって思った。
会社、地域、家族、自分・・・もっと愛してみよう。
急には無理でも少しずつだけど前を向いて頑張ろう。
ここ数ヶ月蓄積した感情が少し晴れた気がした。
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白い空

2006年03月01日 22時05分33秒 | GR28mmF2.8
霧雨の降る中、きょうは打ち合わせ場所から歩いて帰った。
きょうは月がいるのか、空が明るかった。
カーテンの向うに明るい照明。その前には風にゆれる木々。
まるで影絵のように手前の木々が揺れた。

きょうの写真は貯水池に写る太陽。R-D1+GR28
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