夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』

2018年07月09日 | 映画(あ行)
『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』(原題:Winchester)
監督:ピーター・スピエリッグ,マイケル・スピエリッグ
出演:ヘレン・ミレン,ジェイソン・クラーク,セーラ・スヌーク,
   エイモン・ファーレン,フィン・シクルーナ=オプレイ他

TOHOシネマズ西宮で3本ハシゴの2本目。

このタイトルですもの、ホラー苦手な私には無理でしょう。
だから、内容もまったく知らずにまったくスルーしていました。
しかし、ふとキャストを見てみたら、ヘレン・ミレンとある。
え~っ、こんないかにもB級っぽいタイトルなのに、A級なの?

実在の幽霊屋敷というのにも興味を惹かれて調べました。
ウィンチェスター・ミステリー・ハウス、カリフォルニア州にある屋敷。
ウィンチェスター銃を開発した実業家の未亡人サラ・ウィンチェスター。
銃の製造販売で巨万の富を得る一方、夫に先立たれ、娘も亡くした彼女は、
彼女が死亡する1922年まで38年間、1年365日24時間ずっと、増改築を続けていたそうです。
それだけでじゅうぶん怖いけど面白そう。
ネットで見かけた「ハッピーエンド」というレビューに安心して観に行きました。

本作で描かれているのは1906年当時という設定。

「あなたの不幸はウィンチェスター銃のせいで死んだ亡霊の仕業だ」と
高名な霊媒師から告げられたサラ・ウィンチェスター。
亡霊たちを閉じ込めるため、屋敷の建築を止めてはならぬと言われ、
1日24時間、大勢の職人を雇って増改築を続けるように。

霊媒師の言うことを鵜呑みにするなんて、彼女はアタマがおかしいのではないか。
そう考えたウィンチェスター社の経営陣は、精神科医のエリック・プライスに相談。
エリックはサラの精神鑑定を依頼され、ウィンチェスター家に滞在する。

屋敷に足を踏み入れたエリックは唖然。
夜通し、灯りのもとでトントンカチカチやっている職人たち。
数々の部屋の扉には13本の釘が打ち込まれ、出入りできないようになっている。
広大な屋敷に同居するサラの姪マリオンは不穏な空気に怯え、
その息子ヘンリーは夢遊病に罹っているようで、夜中に奇行に出る。

最初はサラの精神異常を疑っていたエリックだが、
やがて彼の目に亡霊が見えるようになり……。

告白します。だいぶん寝ました。というのもつまらなかったからではなく、
ひとりランチでグラスワインを飲んだから。
前日も高校の同級生女子たちと西天満のお店で宴会していたため、
帰宅は当然終電近く、翌朝もへろへろで起きたのに、昼にグラスワイン。
もう眠くて眠くて、すぐに夢見心地に。

しかし結果的にはそれでよかった。怖かったですから(笑)。
私がピシッと目が覚めるきっかけになったのは、
隣席の男子中学生二人連れ。特に私の隣だった男の子は、ビビるビビる。
何度も座席の上で飛び上がり、「怖っ。怖すぎるっちゅうねん。もうやめて〜」。
あまりの怖さに二人で抱き合いそうな勢いです。
おかげで目が覚めた後も怖い場面のたびに可笑しくて、ワロてしまいました。

今は観光地としてツアーなども組まれているそうで、
すごく行ってみたいけど、実際に行ったらビビるかも。

ところで誰ですか、「ハッピーエンド」だと言った人。
一件落着と思いきや、スーッと釘が1本抜ける映像で終わります。
思わせぶりな終わり方が怖すぎる。(^^;

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『パンク侍、斬られて候』 | トップ | 『アメリカン・アサシン』 »

映画(あ行)」カテゴリの最新記事