夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『エルダリー/覚醒』

2024年09月22日 | 映画(あ行)
『エルダリー/覚醒』(原題:Viejos)
監督:ラウル・セレソ,フェルナンド・ゴンサレス・ゴメス
出演:ソリオン・エギレオル,グスタボ・サルメロン,パウラ・ガジェゴ,イレネ・アヌラ,
   フアン・アセド,アンジェラ・ロペス・ガモナル,マヌエル・デ・ブラス他
 
イオンシネマ茨木にて。
前述の『夏目アラタの結婚』を観てから1時間以上空いていたので、
観なくてもいいかなぁと思いつつ、この日で上映終了だし、まぁ観ておくかと留まったのでした。
でも、観なくてもよかったというのか、観ないほうがよかったかも。(^^;
 
気温39度超え、猛暑のスペイン・マドリード
老人マヌエルは妻のロサとふたり暮らしだったが、ある日、ロサが飛び降り自殺。
 
息子のマリオと孫娘のナイアはマヌエルのことを心配し、同居を持ちかける。
しかし、マリオも妻と死別しており、今は再婚した妻レナが妊娠中。
息子の新妻に良い印象を持っていないマヌエルは、レナをほとんど無視。
 
マヌエルの言動には奇怪な点が見られ、レナは彼を老人ホームに入れることを主張。
躊躇するマリオを説得し、老人ホームに即入所希望を伝えに行くと、今は満室で無理だと言われる。
それとなくホーム内を見て回ったナイアは、入所者の老人たちが一様におかしいことに気づき……。
 
猛暑が老人たちを狂わせるという設定のホラーなのですが、
39度から始まって50度に至っても、その暑さは画面から全然伝わってきません。
灼熱の描写もなければ、滲み出るような汗もない。
言われなきゃ猛暑だとわからない、いや、言われても猛暑だとわからない。
 
ただ、結構怖いんです。揃って不気味な行動を見せる爺婆たちが。
背後にいきなり現れる爺さんや婆さんのドアップほど恐ろしいものはない。
ラストは爺婆が大挙して若年中年赤ん坊まで殺しにかかりますからね。
 
ナイアとイケメンの彼ホタぐらいは生き残るのかと思ったら、ナイアだけですか。
アタマおかしい、性格も悪い、顔もしわくちゃの年寄りばっかりの映画を観ても気分よくないだけ。
しかも無修正で老人の短小なアソコを見せられるという酷さ。
 
観なきゃよかったなぁ。酷すぎて笑いましたけど。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする