ヴェルソワ便り

スイスはジュネーヴのはずれヴェルソワ発、みんみん一家のつづる手紙。

枝を見ると、思い出す

2009-02-13 18:33:10 | カメレオン
お天気の変わりやすい日が続く、今週のジュネーヴ地方。
火曜は、ものすごい風の嵐→晴れ、水・木曜は二日とも、朝大雪→午後晴天、そして今日は朝から一日大晴天でした。それにしてもお天気雪って今まで経験がなかったのですが、ここのところ結構よく見るな~。

ところで嵐の後の家の周りには、苔むした、よさげな枝がたくさん落ちていました。
以前の私だったら、いけばなに使えそうな枝はないかしら、という目で枝振りを観察したものでしたが、今はカメレオンのとまり易そうな枝をつい物色してしまう。
キンシャサとジュネーヴ、あまりにも環境が違うんだけれど、やっぱり消えないカメレオンへの思いです。

というわけで、今日はレオ君とお別れの日の話。

別れの朝、いつものプールサイドで。

芝生の上を歩き回って、ピョンと跳ねて出てきたバッタを捕まえる作業に従事している二人。

警備員にも手伝ってもらう。

右下のほうの植木鉢の枝にレオ君がとまっています。


捕まえたバッタをあげます。ハイ、アーン。


何匹も何匹も、レオ君は食べてくれました。
これからは、がんばって自力でえさを探すんだよ~。

いつも遊びに来ていたマメ科の木は、乾季の後で葉っぱが落ちてしまって枝が丸見えのため、レオ君と色も近くて茂っていた竹やぶに放つ事に。



”んじゃ、そういうことで”
って感じのこのしぐさとも、これでお別れです。

雨季が始まり毎日べランダから脱走するワイルドさを取り戻していたレオ君なら、きっと生き延びてくれるはず。

くれぐれもカラスとサギには気をつけてね。短い間だったけど、飼い主の知識不足で色々大変な目にあわせちゃったけど、毎日毎日楽しかったよ!レオ君、本当にありがとう!!!



・・・そして夕方。親しい人たちに送られ涙涙のお別れをし、ンジリ空港からAF機に乗り込み機内誌を開くとそこにはなんと!


アニマルジュエリー特集!

そこにカメレオンブローチ発見!(しかも指や尻尾が結構リアル←ポイント高し)

これは運命の出会いだわ!

私 ”お願いだからコンゴ卒業の記念にこれ買って!”
夫 ”・・・・いくらなの?”
私 ”いいの?!わ~い、んっとね、16800ユーロだって!・・・え?いちまんろくせん・・ゆーろって・・・・。やっぱいいです。”

今でこそ円高になっているけれど、この時期ユーロ円は史上最高値時代。16800ユーロは円価に直すと約270万円・・・運命の出会いじゃなかったね。

だってそんなお金があったら、本物のカメレオンをすごい設備で何匹も飼えるじゃないの!温室にして、自動的に雨を降らせる装置やら排水装置も入れて、下には熱帯魚も飼って、本物の木を植えて、そこに美しい色のパンサーカメレオンのつがいを入れて繁殖させるとか。もうちょっとコンパクトなアクアテラリウムもいいわね・・・きゃ~楽しそう♪

・・・そんな妄想ふくらませ乗り込んだジュネーヴ。さて現在、いったい何を飼っているのでしょう?